2011年12月3日土曜日
飛び散った放射能は東電の物ではない。
11月24日に掲載された朝日新聞の記事です。
記事は写真をクリックすると大きくなります。
福島原発の水素爆発で飛びちった放射能は、
誰の物かと言う裁判が行われた。
原告は二本松市の「サンフィルード二本松ゴルフ倶楽部」で、
東京電力に汚染の除去を求めて、
仮処分を東京地裁に申し立てた。
事故後のゴルフコースからは、
毎時2~3μシーベルト高い放射能線量が出ているので、
営業に障害が出ているので、
東電が責任を持って除染しろと言う極めて真っ当な言い分だ。
そして東電の言い分が、
放射能は無主物で霧や海で泳ぐ魚の様な物で、
誰の物でもないという言い分が通り10/30日に、
裁判所は東電の除染を求めたゴルフ場の訴えを退けた。
もっともとずいぶん前から飛散した放射能瓦礫は、
東電に返そうと言う様な話はネット上では沢山あった。
でも、そうゆう意見に対して、
僕自身は荒唐無稽の様な印象を持っていた。
でもこの記事を読んでいると、
原告の言い分の方が極めて妥当の様な気がしてくる。
それは今までは放射能汚染の範囲が、
膨大でキチンとモノを筋道をつけて考えることが、
できなかったのだと思う。
範囲を限定して小さな所で考えると、
今回の放射能汚染の本質が見えてくる様な気がする。
飛散した放射能は霧や空気の様な無主物では断じてないと思う。
この放射能は原子力発電で彼らが利益を得る為に、
自分達で作り出していた物なんだから、
あくまでも東京電力の所有物だと言う解釈が正しいと思う。
昔の公害の裁判の判例はどうなっているのだろう。
仮に今まで原発のコストの中で、
爆発が起きた時の放射能の所有者を法律で明記されていないなら、
以後は原子炉を管理をしている、
事業者の所有物であると明確に定めて欲しい。
そして地震や津波やありとあらゆる安全基準を入れた上で、
火力や他の電力と比べて原発のコストは、
本当に安いエネルギーなのかを議論して欲しいと思う。
爆発時にまき散らした汚染物を回収できないなら、
そんな企業が原発を管理する事自体が間違っていると思う。
まして除染に対して東電が除染事業で利益を得るなんて、
絶対におかしい事だと国民全員が改めて認識するべきだと思う。
自分がまき散らしたゴミを片付けるのにお金を獲るなんて、
まるで子供の理屈の様にしか聞こえない。
除染事業に参入しない矜持は最低限持つべきだと思う。
自分が責任を持って管理していた所有物から、
天災にしろ飛散した汚染物を自分で片付ける事に、
報酬をもらう企業があるとしたら国民全員を敵に回す事になる。
現在、東電の行なおうとしている事故処理の矛盾に、
僕達は早く気づくべきだと思う。
そして今回起きた事故に対する東電の責任を、
もっと明確にするべきだと思う。
間違っても税金で肩代わりしたり、
電気代に上乗せする事を安易に認めたら、
この様な原発事故は必ずまた起きる。
(FBフレンドより抜粋転載)
2011年12月2日金曜日
原発 安全チエックの塗固めた嘘。
つくづくこの国の官僚は狂っているのか。
いや、政治家が狂っているのか。
もう、こんな基準で原発の安全性が審査されると思うと、
恐ろしくってたまらない。
もともと経産省で、
原発の推進と規制をやっていた反省から、
環境省の外局として原子力安全庁を作り、
原発の安全に関しては経産省からの干渉を受けない、
仕組みづくりを目指したはずが、
実際に現場でチエックを行なう、
独立行政法人 原子力安全基盤機構の人事がでたらめだ。
理事3人は経産省出身で、
一人はOB、後の二人は経産省からの現役出向、
職員500人の内125人が電力会社の出身者というから、
開いた口が塞がらない。
なんのための経産省が権限を委譲したのかが分からない。
この関係を何の疑問も持たない、
民主党の北神圭朗 経済産業政務官に対しては、
ミイラ穫りがミイラになったとしか思えない。
日本語が通じているのかを確認したくなる。
今度、野党になったらなんて言うのだろう。
本当に何の為の政権交代だったのかと心の底から腹が立つ。
これじゃ「笑い飯」よろしく民主党と自民党の、
W突っ込み、Wボケ、? 本当に何をやっているのか分からない。
河野太郎議員の活躍はいつも注目していますが、
氏もこのズブズブの答弁に何を思うんだろう。
2011年11月30日水曜日
暴走自転車の恐怖!
増える自転車の事故。
交通ルールを守らなかった大阪でタンクローリー事件で、
60歳男性に実刑が下った。
この判決の直後、加害者男性が裁判官に抗議した一言は、
「俺が悪いんですか。 向こうは車で殺したんですよ!」
という言葉だった。
この言葉は自転車側で事故を起こす人の意識を象徴している。
自転車はこれからの時代、絶対に必要な乗り物だからこそ、
その社会的な地位を確立する為に行政も乗る側も、
自転車に対する意識を変えてもらいたい。
自転車で一生を棒に振る事もあるのだ。
今度の事件はリアルにその事を伝えている。
上の動画は2007/08/02にアップされたもので、
今年度からは更に警察は自転車に対する取り締まりを、
強化して行くと言う。
過去の判例からは1000万以上の賠償請求の例もあるという。
自転車は車両であり車道の左側通行の厳格化が求められる。
自転車事故の典型的な事故原因は自転車の右側通行だ。
自転車が右側を走ると左側を走る、
クルマからは完全に死角になり事故に至るケースが多い。
上の動画の自称被害者の男性も、
被害者だと言っているが自分が右側通行していて、
交通ルールーを守っていない。
果たして自称被害者がクルマを運転している時に、
同じ様な走行をしたのだろうか。
クルマで言えば逆走なんだから明らかに、
自称被害者にも過失があると思う。
携帯、傘さし、交差点の進入などは論外だけど、
行政の方も自転車の通行帯を確保していない場所が多く、
自転車の通行帯の整備も急いでもらいたい。
実際、中高生の通学時に交通量の多い場所で、
車道を走行する事が実際に可能なんだろうか。
その場合どこまで彼らに責任を背負わせるつもりなんだろう。
そうゆう事もハッキリさせないと、
親は自賠責に入るなどの事故に対する防衛もできない。
免許も必要もない。自賠責も必要ない。
でもそんな意識で自転車に乗れる時代は、
もう終わったと自覚するべきだと思うが、
どこまでリアルに自転車の責任が伝わっているんだろう。
2011年11月24日木曜日
あえてTPP賛成と突っ込んでみる。
上杉隆のニュースの深層に双日総合研究所副所長
吉崎達彦さんがゲストで出演してTPPを解説してくれた。
TPP問題反対派の中野剛士さんや三橋貴明さんの話を聞いても、
TPP問題だけはどうもスト〜ンと落ちて行かない。
TPP反対派の主な意見は日本は失う物があっても得る物がない。
輸出は関税を撤廃しても為替の問題が大きく、
企業の海外移転も含め、これ以上輸出をのばす事が難しい。
日本の農業は壊滅的な打撃を受け、
国の基本となる軍事、食料自給、エネルギーの3つの分野のうち、
2つをアメリカに押さえられ国として成り立たない。
ISD条項の行使で日本の国益は致命的な痛手を受ける。
国民皆保険は崩壊し医薬品の価格はどんどん上がるなど、
不利益を上げればきりがない。
でも、それでもTPPに参加しない事は、
日本にとって本当に良い事なんだろうかって考えてしまう。
民主党政権が外交を行なうのが心配だ。
これは誰がどう考えても正論だと思う。正論に1票!
でも吉崎さんの話を聞いて気がついた事は、
交渉するのは官僚で、官僚は決してヤワじゃない。
これまでも難しい外交交渉をこなして来て、
アメリカにさえ一目置かれていると吉崎さんは言う。
もっともだ!確かに野田総理は既に官僚の操る、
鉄人28号位にしか見えない。
そこで僕がTPPに対して思うのは、
JAとか大手マスコミとか電通などの既得権益で、
超えて太って来た日本の仕組みに風穴を開ける事が、
できる唯一の方ほじゃないだろうか。
戦後日本は外圧でしか国内を変える事ができない、
慢性疾患に陥っている様に思える。
むしろこのような既得権益を壊して行く事が、
いまの若い人の働く場所や日本の閉塞状態を、
変える事ができるかもしれないと本気で考えてしまう。
僕がいた広告代理店業界も本来なら、
1業種1社という国際的なルールがありそのルールの基で、
海外の広告代理店は競争している。
何故!1業種1社制が良いかと言うと、
現状は4媒体という大手マスメディアを事実上、
電通がコントロールできる状態にあり、
メディアの価格競争で既に他のエージェンシーは勝てない。
本来であれば広告会社の売り物は広告に対する費用対効果で、
フェアーな媒体価格の上で、
それを実現する為の全てのアイデアが、
1業種1社制のもとで競われなければならないと思う。
その原因を作っているのが、
1業種1社というルールを無視した電通の既得権益で、
日本ではクリエイティブに特化した、
クリエイティブエージェンシーの誕生を阻害しているのも事実だ。
こんな事が日本中にある様な気がしてならない。
吉崎さんの言う所のTPPをテコにして、
日本を改革すると言う事がリアリティを持ってくる。
グローバリズムは確かに恐ろしい。
しかし今回驚いたのは日本がTPPに参加するという表明で、
世界が動き始めた事だ、
カナダやメキシコや中国までもTPPに参加してくる可能性がある。
いずれにしろ「賽は投げられた」!
日本はルビコン川を渡ってしまったのだと思う。
2011年11月21日月曜日
あなたの1票で福島の子供を救って下さい。
山本太郎さんが熱く語るのは、
もうすぐ判決が出されようとしている、
「ふくしま集団疎開裁判」の話です。
このブログには賛同表明を表す事ができる、
チエックボックスがついています。
そこに賛同表明を入れる事で、
あなたの意思を伝えることができます。
日本中から、世界から、この裁判に対する、
意思を表す事でいまの現状を変える事ができるかも知れません。
裁判の内容は上の「ふくしま集団疎開裁判」に、
リンクを貼っています。
僕はこの裁判には福島の子供だけではなく、
日本中の子供の命がかかっていると思っています。
この裁判のもっとも重要な部分は、
国債基準である旧ソ連(ベラルーシ ウクライナ ロシア)の、
年間5ミリシーベルトで移住地域、
年間1ミリシーベルトでも避難を受ける権利があるという、
基準に日本も合わせて子供を疎開させろと言う訴えです。
福島で子供が被ばくを続けている原因になっていいるのは、
国が決めた年間20ミリシーベルトという基準があるからです。
この基準は文部科学省が、
ICRP(国際放射線防護委員会)の考え方に基づいて、
生徒の安全の観点、合理的な観点から、
年間20ミリシーベルトに決めた。
という理由ですが、
福島県児童の「20ミリシーベルト/年」の薄弱な根拠
というブログを読んでも分かる様に、
その合理性は非常に疑わしいです。
そしてもっと不思議なのが、
大手マスコミがほとんどこの件について報道していない事です。
「僕らの福島」のブログを読んで見て下さい。
東京新聞と地元新聞が扱っているに過ぎません。
こうゆう問題こそ大手メデイアが先頭に立って、
国が決めた年間20ミリーシーベルトに対する根拠や、
安全性について喧々諤々の議論をするべきだと思います。
ぼくは実際この裁判について昨日まで知りませんでした。
いまからでも遅くありません。
是非上のリンクから「ふくしま集団疎開裁判」に行って、
あなたの意思表明をして下さい。
2011年11月20日日曜日
子供を守れ!福島のお母さんの叫びです。
「いのちを守るお母さんの全国ネット」と、
題されたこの動画には福島の、お母さんや、お父さんの、
政治や、東電に対する、不安と、怒り、の声が納められています。
その怒りの声は、みんな子供を守りたい一心で、
子供の集団疎開を望んでいます。
みんなが3.11以前の静かな暮らしを、
できることなら取り戻したい、
でも、もしそれが叶わないなら、
せめて本当の事を行って下さい。と、願っています。
そしてこの行政の「ほったらかしに」怒っているのです。
空や森や川や自然はいつもと同じなのに、
ガイガーカウンターで計るともの凄い線量があると言います。
子供を自然の中で自由に遊ばせてやりたい。
国会議員の偉い先生や大学教授の方々が、
もし安全だと言うなら、
自分の子供を福島に連れて来ていっしょに住んで、
いっしょに福島の事を考えて下さい。
と言うコメントがとても強烈に胸に突き刺さります。
この動画の巻末で福島の方々が現実を踏まえた要望を出しています。
調査対象の小中学校の75.9%が「管理区域」基準を超えていて、
全体の20.4%が職業人の「個別被ばく管理」が必要な、
放射能を観測しているそうです。
要望書は「管理区域」相当する0.6μSV/h以上の、
小中学校の授業の中止と子供の疎開。
そして除染が終わり安全を確認してからの、
授業の再開を進言しています。
この動画がアップされた6月時点でも、
鼻血を出す子供たちが増えているそうです。
もう既に5月以上の歳月が流れています。
僕には状況が好転しているとはとても思えません。
このビデオに出ているほとんどの福島の人達は、
国が支援してくれるなら他の場所に移る事を望んでいます。
地方には少子化と過疎化で限界聚落や、
使われいない廃校が沢山あるそうです。
またかんぽの宿などような施設、
など工夫すればいくらでも方策がある様な気がします。
今の福島の現状は、
福島原発の虚構の「冷温停止」と早期収束の、
形ばかりの演出の人柱にされている様にしか思えません。
一刻も早くこの福島の現状をなんとかしなければ、
いま福島では子供を守る為の、
「ふくしま集団疎開裁判」が始まっています。
この裁判がひとつの希望に成る事を心から祈っています。
2011年11月19日土曜日
メタンハイドレートを狙うアメリカ!
青山繁晴さんがアメリカがメタンハイドレートを狙っている。
と、指摘しています。
だろうな!って思う人もかなりいると思いますが、
先日の日本とアメリカの共同研究なるものが、
雄弁に語っているそうです。
日本はメタンハイドレートの採掘技術では世界最先端で、
なにもいまさらアメリカとメタンハイドレートの採掘を、
共同研究する必要は全くないそうです。
結局、TPPをはじめとする、
野田内閣のアメリカのへのすり寄り外交のの一つとして、
メタンハイドレートさえアメリカに献上しようとする、
勢いで対米追従をしているに過ぎないそうです。
なんとも情けない話ですがリアリテイがあり過ぎて笑えません。
2011年11月18日金曜日
100mSvは安全という国を刑事告発!
福島第一原発事故に関連し、
ジャーナリストの広瀬隆氏とルポライターの明石昇二郎氏が、
7月15日、東電幹部や高木義明 元文部科学大臣、
福島県放射線健康リスクアドバイザーの山下俊一氏など合計32名を、
刑事告発したと記者会見で発表した。
広瀬さんの主張は福島第一原発の事故後、
3月20日から山下氏らが、
100ミリシーベルトまでは安全であると繰り返し、
福島の人々に被ばくを強要させてきたと批判している。
広瀬さんはこの行為が、
「犯罪であるということをはっきりさせたい」と訴えている。
僕はこの裁判を通して、
広瀬さんが主張する所のECRRの見解を法廷で争う事によって、
今回被ばくを強制されている、
福島の人々の健康被害に対する保証が、
少しでも改善される事を願っています。
2011年11月17日木曜日
10年後、僕より先に死んで行く子供がいる。
福島原発で被ばくした子供たちが、
今の政府の政策で10年後生きて行く事ができるのだろうか。
この現実のリスクを、
どうか自分の想像力を総動員して考え行動して欲しい。
クリストファーバズビー氏は、
そう僕達に伝えたいのだと思う。
クリストファーバズビー氏の話を聞き終わった時、
しばらく体が凍りついて、
動くことができない程の衝撃を受けた。
いま日本の政府や東電はいったい、
この国の国民に対していかなる責任を、
取るつもりなのだろうか。
日本政府などが採用している、
ICRP(国際放射線防護委員会)と一線を画し、
内部被ばくや低量被ばくについて長年、
研究を重ねて来た欧州放射線リスク委員会(ECRR)の、
クリストファーバズビー氏が、
日本の汚染はどのような状況にあるのか。
そして、どのようなリスクがあるのかを、
解説してくれています。
そして福島から疎開できない子供たちにも、
今の健康被害をできるだけ軽減できる方法を、
クリストファーバズビー氏が、
別の動画でもアドバイスしてくれてるので参考にして下さい。
それは毎日カルシウム・マグネシウムを、
大人であれば1日1回カルシウム800mg マグネシウム350mg、
10歳の子供であれはほぼ半分の量を、
継続的に服用すればストロンチウム、ウラン、プルトニュムの、
DNAの結合を防止することができます。
そして、将来日本政府や東電に対して、
放射線による発病を被害者が原告として提訴する時に証拠として、
【ジップロック方式で自分や家族の髪の毛を保存し、
髪が伸びた期間の居住場所、日時を記載し、冷蔵保管する】
事を提案しています。
上記の内容をクリストファーバズビー氏が、
直接語りかけている動画もあるので、
見たい人はコチラからどうぞ!
クリストファーバズビー氏はこう話しています。
「科学者は嘘をつく」
僕たちは氏の話を含め全ての情報を、
まず疑い、自分で調べ、自分で考える必要がある。
いま僕達が正しい判断をする事ができれば、
10年後きっと君達の笑顔を見る事ができる。
2011年11月16日水曜日
福島の子供を守るバズビー博士の提言
ECRR(欧州放射線リスク委員会)の、
科学事務局長クリス・バズビー博士が7月17日に来日し、
21日に福島県会津若松市で放射線の調査を行いました。
そして私たちに貴重な提言をしてくれています。
まずECRR(European Committee on Radiation Risk)というは、
何なのかを説明する必要があると思います。
ECRRは公的な機関のように聞こえますが、
実は、これは市民団体でドイツ放射線防護委員会のようなものです。
日本ではICRP(国際放射線防護委員会)という、
大国、とりわけアメリカ主導の原子力推進派の、
意向に添っての発表ですから食品の安全基準も500ベクレルと、
普通では考えられない高い数字が基準になっています。
チエルノブイリの健康被害もICRPの報告は極めて低く、
日本ではこの報告に基づいて各種報道機関が報道しています。
ECRRは専門家が集まって、
ICRPのリスクモデルが本当にいいのかということで議論を始めて、
1997年にスタートしたものですから放射能被害に対しての、
考え方や認識がまるで違います。
日本でも琉球大学の矢ケ崎克馬教授や反原発派の広瀬隆さん、
山本太郎さんも放射能のリスクに対して、
ECRRのデーターを基準に抗議をされています。
今回クリス・バズビー博士が7月17日に来日した結果、
原発の100km圏内と千葉市内で車のエアフィルターを調べたところ、
相当量のセシウム134と137を確認しました。
他にも明らかに原子炉爆発からの放射性物質が見つかりました。
あるフィルターからはアルファ線の痕跡を確認しました。
アルフアー線は専門的な知見から考えると、
ウラン、プルトニウムである確率が高いと言う事です。
朝日新聞でもストロンチュムが福島で検出された事を報道しています。
そこでバズビー博士が、
今回被ばくの可能性のあるみなさんに提案しているのは、
福島在住の人はまず疎開して下さい。
と言う事が一点ですが。
どうしても疎開できないのであれば、
毎日カルシウム・マグネシウムを、
大人であれば1日1回カルシウム800mg マグネシウム350mg、
10歳の子供であれはほぼ半分の量を、
継続的に服用すればストロンチウム、ウラン、プルトニュムの、
DNAの結合を防止することができます。
それと、将来日本政府や東電に対して、
放射線による発病を被害者が原告として提訴する時に証拠として、
【ジップロック方式で自分や家族の髪の毛を保存し、
髪が伸びた期間の居住場所、日時を記載し、冷蔵保管する】
事を提案しています。
ホールボディ・カウンターでは計れない、
プルトニウム、ウラン、コバルトなども、
髪の毛からは計測可能で非常に重要な証拠になります。
是非保存しておいて下さい。という貴重なメッセージです。
2011年11月14日月曜日
浜岡原発は第2の福島になる。
昨日ブログにアップした「福島原発と健康被害の真実」も、
とても面白い内容だったのですが、その後編です。
広瀬氏はリニア計画は浜岡原発の再起動に繋がると、
警鐘を鳴らしています。
理由は、
山梨県立大学 伊東洋氏の試算では、
同じリニアのドイツのトランスラピッツ1輛あたりで試算すると、
10MW/50人の電力がかかるそうです。
これを現在の東海道新幹線並みに運行するとした場合、
544万KW=原発5基分の電力が必要だと伊東洋氏は試算しています。
この電力を補う為には、
新潟県の柏崎刈羽原原発や浜岡原発が、
どうしても必要にならざるおえないと言う主張です。
リニアに絡み福島原発の事故後にも即、
浜岡原発の再稼働に繋がる動きが始まっています。
JR東海会長 葛西敬之が5/24の産經新聞で、
「原発継続しか日本の活路はない」という主張を展開し、
その中で「原子力を使用する以上リスクを承知で覚悟しろ」、
と自説を主張展開しています。
JR東海会長がこんな事を平気で言う、
神経を疑いたくなります。
こんな会長では新幹線も大丈夫と言いたくなってしまいます。
更にこのJR東海会長 葛西敬之は5/24発足した、
政府閣議で東京電力の財務実態とリスクを監視する、
「東京電力に関する経営・財務調査委員会」に
委員として就任し東京電力を延命にさせていると広瀬氏は憤ります。
そして野田内閣の国土交通大臣 前田武志は、
その兄が関西電力の常務取締役 前田肇で、
核燃料を担当しているそうです。
何か原子力村が地下で蠢いているのを感じずに入られません。
とてもよくリニアの問題点、浜岡原発との繋がりが分かります。
そしてリニアと言う物が広瀬氏の説明で良く分かりました。
それはず〜っと名古屋まで、
トンネルの中を外の景色も見えない状態で、
運転手もいない車両を500km以上の猛スピードで、
電磁波を浴びながら走り続ける。
利権と原発が絡み合ったモンスターです。
そんな未来が、今の日本に必要なのかを、
僕なりに考える切っ掛けになりました。
広瀬氏は浜岡原発は現状の停止状態でも安心できないのに、
再稼働などしたら日本は致命的な打撃を受けると主張しています。
氏が指摘するのは東海・東南海・南海地震で、
浜岡原発の耐震性云々よりも、
浜岡原発が世界のプレートが集まるその真上にある事に、
深い懸念を持っていると説明しています。
広瀬氏の説明では耐震強度がどうだなんて言っている、
規模ではない「想定外」の地震が起きるそうです。
この広瀬氏の講演はリニアモーターカーの採算性の破綻や、
リニアモーターカーが致命的に持っている電磁波の健康被害。
そして発・送電分離で、
原発を廃止しても電力はまかなえると説いています。
2011年11月13日日曜日
福島原発と健康被害の真実。
反原発活動家で作家の広瀬隆さんの講演です。
広瀬さんは早稲田大学理工学部応用化学科卒業後、
メーカーの技術者を経て、医療関係の翻訳をしながら、
原発を通した医療問題を研究されて来た方です。
広瀬隆さんも欧州放射線リスク委員会(ECRR)の資料を、
ベースに説明されています。
福島原発の事故原因は津波ではなく地震だった、
という衝撃的なお話しから、
ECRRが発表している、
日本のこれからの健康被害の予測を、
分かり易く解説してくれています。
その内容は驚くべき事に、
今後10年間で100km圏では癌の発症率は10万人以上。
200km圏でも12万以上の癌の発祥が予測されています。
この数字は人口密度も考慮入れた数字なので、
200km圏の数字が若干高くなります。
しかしこの数字も内部被ばくを考慮に入れていないので、
数字はもっと跳ね上がるだろうと予測しています。
福島原発では77万テラベクレルという、
もの凄い数字の放射能が大気中に放出されました。
広瀬さんが特に強調しているのは内部被ばくの問題です。
日本ではICRP(国際放射線防護委員会)という、
大国、とりわけアメリカ主導の原子力推進派の、
意向に添っての発表ですから食品の安全基準も500ベクレルと、
普通では考えられない高い数字が基準になっています。
食品検査でもプルトニュム、ストロンチュウムの測定は、
除外されています。
食品の汚染牛肉の問題は正に氷山の一角だと指摘しています。
厚生労働省が発表した麦の汚染を示す数字では、
茨城や、千葉では汚染が計測されているのに、
福島ではまったく汚染が計測されていません。
広瀬さんはこんなバカな事が、
許されて言い訳が無いと憤ります。
この広瀬さんの講演は「リニア新幹線と原発」と、
題された講演会の中でのお話しですが、
YouTubeでは前・後編と別れていますので、
今日は前編だけの原発問題だけを掲載しました。
広瀬さんの講演は今まで点と点を、
結び合わるように推測してきた僕たちの情報を、
線として結びつけ、
素人にも分かる様に易しく解説してくれています。
いま起こっている原発問題は僕たちの生活に、
どの様な影響を与え、
今後、僕たちはどのように考えて、
生きて行かなければならないかを考える上で、
必見の価値があると思います。
2011年11月12日土曜日
小出助教授が語る福島原発の現状!
小出助教授は現在の福島原発の状態を、
こう分析されている。
現状、僕の知る限りでは、
小出助教授の話が一番信頼できるので、
9/11にアップされた、
神保哲生さんが小出助教授のインタビューを、
聞きながら福島原発の現状についての認識を、
整理したいと思います。
1号機についてはメルトスルーが確認され、
現在、国が発表し目指そうと言う冷温停止と言う、
考え方には何の根拠も意味も無く不誠実な態度だ。
2号機、3号機に関しては全く分からない状態で、
全く見通しがたっていない。
2号機、3号機に関しては、
また水蒸気爆発が起こる可能性がある。
緊急時避難準備区域の解除は違法である。
緊急時避難準備区域の解除の基準である、
年間20ミリシーベルトの被ばくの容認は非合法でしかない。
本来日本の法律では、
年間1ミリシーベルト以上被ばくする可能性のある、
場所に人を住まわせ事ができない。
緊急時避難準備区域の解除は、
国民に被ばくを強制している。
東電や国の発表にはあまりにも矛盾や嘘が多く、
何を基準に考えて行ったら良いか分からなくなる中で、
小出助教授の話は貴重だと思います。
2011年11月11日金曜日
福島原発内部の真実!カメラが入った。
この写真が福島原発の内部の真実です。
東電の発表して来た写真とまったく違う。
福島原発の内部を今西憲之さんが取材撮影している。
何故、警察が入らないんだろうと、
本当にそう感じずにはいられなくなる衝撃の写真です。
2011年11月10日木曜日
浅野さんの発言がNHKを凍りつかせた日。
たった一人の視聴者の意見がマスコミを凍らした。
2009/05/21にYouTubeにアップロードされ、
SAPIOにも掲載されたらしい。
浅野さんの発言は見事に、
今のマスコミの問題点をついていると思う。
マスコミに取り上げた瞬間に、
その事件の性格や善悪が1つの方向で規定されてしまう。
今のメディアのあり方を、
もっと考えるべきなんだと思う。
2011年11月9日水曜日
日本はメタンハイドレートに手を出せない!
青山繁晴氏 阿修羅の訴え 田原総一郎氏 驚愕の暴露と、
題されたこのYouTubeの動画で面白い事実が分かりました。
青山さんは日本が何故メタンハイドレートの掘削に、
本気で取り組まないのかという理由に、
日本は敗戦国でエネルギーを輸入している今の秩序を、
壊すことができないと指摘しています。
ここから先はあくまでも僕の推測ですが、
1つは先日報道されていたけれども、
日本がアメリカと共同でメタンハイドレートの、
掘削作業の実験をすると言います。
何故、青山さんの指摘する様に採掘し易い、
日本海側があるのに、
アメリカと共同で実験しているのかという疑問です。
やはりこのエネルギー問題は、
安全保障と密接に関係していて、
日本が単独でエネルギーを調達する事になれば、
アメリカとの安全保障の問題に影響を与えるからだと思います。
TPPの問題もそうですが、
アメリカは日本の主権などは認めていないと言う、
上杉隆さんの番組に出演していた、
カレル・ヴアン・ウォルヘンさんのコメントが、
重くのしかかります。
2011年11月1日火曜日
福島県南相馬市からの叫び!
これは大山弘一南相馬市議会議員の悲痛な叫びです。
大山さんは南相馬に住民を戻すのは早すぎると言っています。
理由はストロンチウムやプルトニュムが、
次々と検出されているからです。
大山さんは児玉教授の除染に非常に懐疑的です。
やはり除染作業をしながら、
子供や妊婦が居ると言う状況が、
大山さんたち地元の人の目からみても、
おかしいと指摘しています。
しかし、マスコミも、国も、医者も、すべての人々が、
黙り、動かず、目をつぶり、何もしない。
そして地元の人の手で除染と言うなの、
二次被ばくを黙々と続けているそうです。
除染の現場に児玉教授はいません。
しかも除染の予算はわずか200~300軒の行政区で、
50万円だそうです。
南相馬の人、自らがボランテイアで、
危険な除染作業をしているのが現実です。
大山さんは何故東電の社員が除染をしないと憤ります。
2011年10月28日金曜日
驚!日本経済の本当の可能性。
僕たちの未来は決して暗くない。
むしろ可能性に満ちているそう考えさせられる。
三橋貴明さんの講演です。
2010年5月22日に開かれた、
三橋貴明さんの「国富論」出版記念の映像です。
三橋さんはもともと中小企業の経営コンサルで、
その視点で日本の国家財政のブログを書いていたら人気が出て、
現在、政治家を目指しながら作家として活動を続けています。
三橋さんの持論は日本の1000兆と言われる、
借金を国民の借金と言っているのは、
財務省が日本のバランスシートから一部を抜き出し、
国民に意図的に間違った情報である、
国民一人当たり約678万円の借金があるという情報を、
歪曲して伝えているのだと言っています。
そしてこの1000兆円の債権者は、
日本の企業や国民で全て自国通貨です。
歴史上自国通貨の負債で国が、
デフォルトした例は無いと言います。
過去イギリスもナポレオン戦争の終了時点で、
イギリス政府の負債残高は、
GDPの3倍近い水準だったそうです。
日本は2倍位ですよね。
でも自国通貨建てだったのでデフォルトしませんでした。
イギリスは経済成長の中で、
80年かけて「希薄化」させていったそうです。
何故そんな事ができるのかと言うと、
政府は日銀の株を55%保有していて、
仮に返済ができない状態になったとしても、
日銀にロールオーバー(繰り越し)を要請し、
返済を遅らせて行く事ができるのです。
ですから「財政危機」なるものは財務省が作った虚像で、
そのようなものに惑わされるなと三橋さんは言うわけです。
そして日本を成長させる方法はGDPを増やす事だと言います。
GDPの内訳は「国民の消費」「企業投資」「公共投資」の
3つが支えています。
この景気の冷え込んでいる状態で、
国民の消費意識を減らす増税は論外で、
むしろグランドデザインをキチンと建てた「公共投資」を、
どんどん増やすべきだと言っているわけです。
いまの震災はチャンスに変わる可能性あります。
この動画は2010年5月22日の物で震災前ですから、
この時点で三橋さんが提案している、
グランドデザインも変わってくると思いますが、
三橋さんはこの講演でこのように話しています。
日本の自動車を全て電気自動車にする事だけで、
7000万台の需要が生まれる。
その需要は実に150兆円だそうです。
そして全て電気自動車になると当然電気が足りなくなる、
その為には電力生産の多様化も必要だと言っています。
ただこの講演は震災前なので、
原子力も使える事を前提に話していますが…。
震災後であればスマートグリットや、
スマートシティ構想を絡めた話にならなくては、
いけないのかも知れません。
しかし、三橋さんは、
メタンハイドレイトの積極的な活用などの話を通して、
日本が資源国になる可能性も指摘しています。
三橋さんの話で肝心なのは、
日本の国が本来持っている供給能力を、
維持しなければならないと言う事だと思います。
現状の用に政府が需要を喚起する新しい提案をせず、
デフレギャップを埋める努力しなければ、
日本の本来持っている供給能力は失われて行きます。
公共投資を抑える事、無駄遣いをしない事を、
全ての善と考える、
いまの政権の増税路線の戦略ではGDPは成長して行かず、
日本の持っている供給能力を失わせ、
GDPをますます押し下げ、
日本の労働者の給料は下がり続けて行くのだと思います。
三橋さんは、そんな日本の政治に、
警鐘を鳴らしているのだと思います。
僕は本当に久しぶりに、
この様な将来に夢の持てる講演を聴きました。
このように論理建てて物事を考え、
日本の現状を正しく分析し、
処方箋を発信できる政治家が、
一人でも多く出てくる事を心より祈っています。
2011年10月27日木曜日
「誰が小沢一郎を殺すのか」。
この記事は10/25日ニュースの深層で、
上杉隆さんがカレル・ヴアン・ウォルヘンさんを取材した物です。
カレル・ヴアン・ウォルヘンさんは、
ジャーナリストのバイブル的存在で、
30年近く日本の記者クラブを始めとして、
外国人から見た日本のシステムの問題点を、
追求指摘してきた人だそうです。
最近の著書には「誰が小沢一郎を殺すのか」という、
衝撃的なタイトルの本も執筆されています。
この著書が問題点にしているのは、
小沢一郎と言う一人の政治家を検察権力、
マスコミ、同僚の政治家そして社会全体で、
18年間の長きにわたり人物破壊キャンペーンを、
行なってきた日本の社会に警鐘を鳴らしています。
ウォルヘンさんの著書の内容は、
小沢一郎自身も裁判の冒頭陳述で引用し、
今回の裁判の不当性を示す、
一つの見識として紹介しています。
ウォルヘンさんが言う、もう一つ重大な指摘は、
政治資金規正法を恣意的に運用すれば、
この国の半分以上の政治家を逮捕できると言う、
とてもあいまいな法律であると言う事です。
続けて指摘するのは起訴された場合、
日本の裁判では99.9%有罪判決が出てしまう、
これはすでに司法システムが機能していない、
検察が司法の仕事を代行してしまっている、
恐ろしい現象であると続けています。
ウォルヘンさんが次に書かれる本は、
更に興味深い内容になっています。
それはアメリカと日本の関係なんですが、
ウォルヘンさんが指摘する所によれば、
アメリカは日本の主権などは認めていない。
鳩山元総理はオバマに、
二度アメリカと日本の将来について、
話し合いたいと言う依頼をしたそうです。
しかし、それは拒まれ普天間問題は進展せず、
民主党の最初のつまづきとなり、
その後の菅元総理、野田総理のアメリカ詣での、
自民党時代の政治手法に戻って行くわけです。
結局、アメリカは、
鳩山や小沢の様なアメリカに対して、
何かを要求してくる新しい野心を持った政治家を、
受け入れないのだと指摘しています。
現在の日本のシステムは、
アメリカによって作られているという現実に、
日本人は気づかなくてはならないと言う指摘は、
とても重くリアルで、
これからの日本の将来に危機感を抱きます。
次にウォルヘンさんが書かれる本のテーマは、
「日本を取り巻く罠」だそうです。
この状態でTPPなどをアメリカと野田政権が、
交渉したらどうなるのかは誰が考えても分かります。
各国の思惑でTPPがつぶれてくれる事を、
願う事しかできないかもしれません。
2011年10月26日水曜日
日本は世界一のお金持ち国家ー2
昨日の続編です。
去年の06/25にアップされた物なので、
数字は現在のものと多少違います。
昨日の説明ではまだ良く分からなかった所が、
このへんてこりんのアニメで良く分かります。
三橋さんの指摘する日本の問題はデフレです。
このデフレは「財政危機」という嘘を付き続ける、
財務省が作った物だと言います。
その証拠に国債を発行しても、
国債の金利は下がり続けています。
日本のバランスシトーを見ると、
財務省の言う財政危機が、
バランスシートから一部を抜き出し、
国民に意図的に間違った情報である、
国民一人当たり約678万円の借金があると、
歪曲して伝えている事がわかります。
そしてその債権者は誰なのかと言うのが、
三橋さんらしい視点なんですが、
ほとんどが日本の企業も含めた国民なんです。
さらに銀行預金は銀行にとっては負債です。
当然、預金者に利子を払わなければ行けないからです。
しかしその預金を貸し出す場所が国債しか無いのです。
もし国債を発行しなければ銀行自体が危ないと、
三橋さんは続けています。
それにもかかわらず財務省が、
「日本の国民一人当たり678万円の借金」
などと言うフレーズを使っている事が許しがたいと、
三橋さんは憤ります。
さらに昨日も書きましたが、
国の借金は本来対外債務で、
09年6月末時点で日本の対外純資産は、
244.5兆円という世界最大な物だそうです。
しかも日本政府は日本銀行の株式を55%持つ親会社です。
仮に日本が本当に国債の返済に困ったら、
ロールオーバー(繰り延べ)要請をしていけば良いだけで、
国債は事実上永久国債と考えてかまわないそうです。
本来不況時には個人消費も民間投資も冷え込み、
政府が公共投資をするしか方法がありません、
しかし大手マスコミの報道によって、
公共投資=悪と言う図式が出来上がってしまい、
公共投資ができない状態が続いています。
政治家の利権の絡まないきちんとした、
グランドデザインを描いた上での、
正しい公共投資が必要だと言う事の様です。
この話を聞いているといまは正にチャンスなんですね。
震災復興を増税等で、
チマチマやっているときではないのかも知れません。
三橋さんに言わせれば「国債がデフォルトに陥る」
と主張している人は複数ある政府の負債を、
ごっちゃにしているそうです。
政府の負債は以下の3つに分類されます。
1.政府が国内で自国通貨建てで借りた負債。
2.政府が海外から自国通貨建てで借りた負債。
3.政府が海外から外貨建てで借りた負債。
人類の歴史の中で政府がデフォルトに陥ったのは、
3番のケースだけでロシアもアルゼンチンも
外貨建ての通貨返済が、
不可能になりデフォルトしたそうです。
イギリスの例はナポレオン戦争の終了時点で、
イギリス政府の負債残高は、
GDPの3倍近い水準だったそうです。
日本は2倍位ですよね。
でも自国通貨建てだったのでデフォルトしませんでした。
イギリスは経済成長の中で、
80年かけて「希薄化」させていったそうです。
良く話に出てきますが増税で、
国内の負債を返済した政府などは無いと言うのは、
この様な話から出てくるんですね。
繰り返しになりますが国家は自国建ての、
負債を永久にロールオーバーしていけるわけなので、
財務省の流している様なデフォルトなどはありえないし、
孫子の代に借金のつけを回すと言うのも、
三橋流に言えば相当トンチンカンな話みたいですね。
僕たちにいま必要な政府は、
日本の震災以降のグランドデザインを提示し、
必要な公共投資を積極的に行い、
デフレギャップを解消できる様な政府かも知れません。
2011年10月25日火曜日
日本は世界一のお金持ち国家。
三橋貴明さんが伝える、
マスコミが決して伝えない真実です。
三橋さんはもともと中小企業の経営コンサルで、
その視点で日本の国家財政のブログを書いていたら人気が出て、
本を出版する事になった異例の経歴の持ち主です。
三橋さんが主張するのは、
日本とギリシャを並べて増税をしないと、
日本が破綻すると言う風潮があるが、
それは全くの間違いで日本が破綻するなんて、
絶対にありえないという、
いままでにない日本論を解説してくる人です。
三橋さんが言うのは日本の国債は95%が、
日本国内の銀行・保険会社・社会保障基金・
年金基金・個人などから借りられていて、
ほぼ100%円建てだそうです。
そして日本は経常収支黒字国であり、
世界最大の純資産250兆を誇っていると解説しています。
内訳は三橋さんは日本は外国から、
借りているお金は300兆円ありますが、
550兆円海外に貸し付けているので、
差し引き250兆の純資産があるという、
非常に単純で明快な理由です。
参考資料になるかどうか分かりませんが、
このブログを見ると、
日本の対外債務の小ささが分かりますし、
以外とアメリカってピンチなんだなって分かります。
ですからこの時期にデフレになりやすい増税は、
全くする必要がなく、
野田政権の増税政策は官僚に洗脳された、
全くのでたらめだと言います。
しかし僕たちが良く耳にする、
年間37兆円しか税収がなく40兆も国債を発行し、
年間92兆も支出し続けて、
国債の発行残高が1000兆円を超える借金だと、
言われる事実はどうなのと、
司会者が三橋さんに聞いていますが…、
ココからの解説が経済音痴の僕には、
非常に難しくて説明が間違っているかも知れませんが、
僕なりに解釈すると、
国債と言うのは日本人が買っているだけなので、
その利息は全て日本の企業や民間に回っているだけで、
全く問題がないそうです。
株を買ってる様なイメージなのかな…
この国債の問題は家計簿理論で国の財政を見ているからで、
地方行政と違い国は自国通貨発行権を持っているので、
極端に言えば足りないお金は印刷すれば良いだけだ。
と、言い切っている様に聞こえます。
最後に、これでどうやって日本が破綻するのか、
マスコミは答えられないでしょう。
と続けています。
この辺はちょっと僕にはイマイチ分からないのですが…
そして三橋さんは財務省やマスコミは、
ただ国民に真実を隠していると言います。
問題なのはデフレであって、
政府が国債をもっと発行して財政支出を増やして、
インフレ傾向にすれば良いのだと言います。
財務省やマスコミは、「TPP参加や増税も仕方なし」と、
国民をミスリードしていますが、
マスコミのバックについてる国が、
日本人の不安を煽って日本の経済を、
停滞させているのだと主張しています。
本当の日本の問題は、
国民に正しい情報が伝わらないという事だそうです。
僕には三橋さんの話は難しい所もあり、
どこまで正しく理解しているのかが、
ちょっと不安なんですが、
日本の純資産が250兆円もあるという話だけでも、
結構、勇気づけられました。
2011年10月24日月曜日
若者よ、新型インフルエンザに大いにかかれ。
JB PRESSの10月22日の記事です。
更に21世紀型の医療は「自分で治す」
更に過激に「手を洗うな」、「マスクはするな」、
「キスしよう」と続きます。
これは現在の放射能汚染の問題とは別だと思いますが。
これを提唱する安保徹さんは新潟大学の教授で、
1966年に白血球の自立神経支配のメカニズムを始めて、
解析した世界的な免疫学者だそうです。
安保徹教授が指摘するのは、
新型インフルエンザのワクチンの購入に、
1000億円以上の税金が使われるらしい、
これに対して、愚かしい、と一喝する医療の専門家です。
安保徹教授が言うには、
「ワクチンなんて歴史的に効いたためしがないと言う。」
安保徹教授は効果がゼロと言っているのではなく、
効果はあっても極めて限定的であると説明しています。
安保徹教授の指摘している事は、
新型インフルエンザだ大変だと騒ぎまくる国民や、
それを煽る大手メディアの報道で、
たいした効果もないワクチンに毎年1000億円も、
つぎ込んでいるのが意味が無いと言っています。
そして、若者であれば、
積極的にインフルエンザにかかりなさいと言う。
それは新型インフルエンザは毒性が弱く、
自分の力で免疫力をつけ抗体をつければ、
ワクチンで作った抗体よりもずっと効果がある。
という目から鱗のお話でです。
確かにこの話、僕は一理あると思います。
上のYouTubeにもあるように「うつ病」だと認定され、
膨大な薬を飲み続ける様な生活をしているケースが、
日本中にあります。
かつて、僕も気になる症状があり、
医者に相談したら簡単に「うつ病」だと診断され、
膨大な薬をくれました。
最初は言う通り飲んでいたのですが、
ある時、自分でも「これって変だなって」思って、
薬を止め、運動を始めて「禁煙」をしました。
それからその病院にはいっていませんが、
気になっていた症状はなくなりました。
症状の差があるので、
一概には言えないかも知れませんが、
医療費もやはり税金です。
安保徹教授の話を聞いていると、
医者と患者で病人を作っている様な気がしてきました。
国民階保険は確かに有り難い制度ですが、
何でもかんでも薬に頼って解決すると言う考え方は、
高齢化の進む日本だからこそ、
意識の改革が必要な気がします。
2011年10月21日金曜日
TPPという植民地政策!
TPPの議論が白熱して来ている。
TPPを開国と定義している大手マスメディアがいる。
TPPは日本の新しい開国と、
本当に位置づけする事ができるのでしょうか。
僕も最初TPPの話を聞いた時には、
現在の農業には一定程度の痛みはあるけど、
それは多分乗り越えなくてはいけない問題だし、
TPPによって日本の農業の枠組みが代わり大規模農家が増え、
国際競争力のある農業に変わる事ができれば、
決して悪い話ではないし、
関税が無くなる事で自動車などの輸出製品がますます伸びる、
日本にとって良い話なんじゃないの、
ぐらいに感じていました。
ところがよく調べてみると、
このTPPに日本が参加すると、
日本は今よりもアメリカに対して何も言えない、
単なる植民地になる事が分かってきました。
東京大学の鈴木宣弘教授が4/18日、
日本記者クラブで話された内容を引用すると、
基本的に、食料、エネルギー、軍事は
国を守る為の根幹であると言う事を言っています。
アメリカは日本を既に軍事的にコントロールしています。
その上、日本の主食の米までアメリカに抑えられてしまえば、
日本に対してアメリカはどのような要求もできます。
TPPに後から参加したアメリカの狙いは、
あきらかに日本の米です。
日本の米は現在700%の関税をかけて、
何とか守っている日本の国家戦略的な食料です。
それに対して関税を0%にすれば、
日本の米は1俵3000円と言われる、
カリフォルニア米に対抗するすべはありません。
もちろん段階的に日本の農業を改革する努力は必要ですが、
それにしても農地の規模を考えれば、
関税を0%にして戦えるとはとても思えません。
更に2008年の様な食料危機が再来した時に、
アメリカは日本に米を供給してくれるのでしょうか、
僕はとても信じられません。
そして鈴木教授は、
ヨーロッパでは一次産業がある事で、
国を守れると言う考えが当たり前だと言います。
食料時給率の問題もそうですが、
水田があることで里山の景観が保たれ、
そこに人が生活することができ、
治水対策にも水田は貢献しています。
もし水田が無くなれば、
ダムが必要になり、
また4兆円近くの予算を組む必要が生まれるそうです。
それでは所得保証制度で、
農家を守れば良いじゃないかと言う問題でも、
米だけで1兆7000億円必要になるそうです。
更にあてにしている、
自動車なの輸出製品もアメリカのドル安政策で
アメリカが関税を0%にしても日本の輸出は増えません。
むしろアメリカで売るクルマはアメリカで作る、
企業の空洞化が進んでいきます。
最後に日本に残る仕事も、
ベトナム、チリ、マレーシアなどの低賃金労働者と、
日本人が仕事を奪い合うそんな時代になってしまいます。
いったいTPPに入る事で日本に、
どんなメリットがあるのでしょうか。
TPPはオバマ政権の国家的輸出戦略で、
米国政権の輸出倍増計画に過ぎないのです。
それを積極的に検討している、
民主党政権がとっても信じられなくたってきました。
2011年10月20日木曜日
公務員の人件費総額35兆円というデマ?
10月20日の日刊ゲンダイに、
公務員総人件費35兆円という数字が載っていました。
これは調べてみるとやはり間違った数字見たいですが、
平成22年02月12日の浅尾慶一郎さんの国会答弁に、
同じ様な事を指摘した物があったので、
そちらを参照しながら、
日刊ゲンダイの主張を考えてみたいと思います。
日刊ゲンダイの主張は、
復興増税と来年法案が提出される、
消費税10%増税も政治家と役人で強行されている。
それでいいのか。
と、言うもっともな主張で、
日刊ゲンダイから引用すると、
この国はバブル景気が消えた90年代半はを最後に、
成長がストップ。
その後15年間、GDPも国民所得も年々縮小する、
「ジリ貧国家」になっている。
税収が増えない。それなのに、国がバブル期と、
同じ体質でいたら赤字国債で借金が膨らみ、
財政が悪化していくのが当たり前だと言っているわけです。
その通りに1票!って、ヤジを飛ばしたいくらいの正論です。
そこで「ドロボー公務員」の若林亜紀さんの著書の数字や、
福岡正行さんの「公務員のムダ論」の中で書かれている数字、
35兆円を上げてこの公務員の体質や、
天下り、公益法人を手つかずのままだと続けています。
福岡さんの著書に書かれている数字は、
公務員人件費総額が35兆円だというデマ という、
コチラのブログで指摘している様に、
2011年度の予測人件費の数字の様で、
実際にはそこまで高くなってはいませんが、
YouTubeの浅尾慶一郎さんの国会答弁にあるように、
公務員の人件費は40兆の税収のうち、
それでも27兆円で平均年収は1047万円、
共済年金と厚生年金の受給格差は9万円になると言います。
浅尾慶一郎さんの指摘では、
公務員と民間の制度のイコールフイッテイングだけで、
1兆8千億円の財源が生み出せると主張しています。
しかし考えてみると、
40兆しか無い税収で、
27兆も公務員の人件費にかかっているって、
異常じゃないですか。
社会保障や公共事業じゃないんです。
ただ公務員がいるだけで27兆って、
どう考えたらいいのか良く分かりません。
それ以外にも公益法人、天下り、公務員宿舎の様な、
公務員のためにかかるお金はいったいどれだけあるのか、
共済年金だって僕たちの税金です。
そう言うモノ全てを合わせると、
35兆も決してあり得なくないなと思ってしまいます。
税金は誰のため、何のため。
思わず叫びたくなる数字です。
税収の半分以上は公務員の人件費で消えていく財政って、
まともなんでしょうか。
そして、予想された事ですが、
野田政権の増税路線一本やりの政権運営は、
日刊ゲンダイの主張の通り、
民主党のマニフェストとあまりに違うと、
思わず唸ってしまいます。
2011年10月19日水曜日
年間1mSv/h以上の除染はムダ!
現代ビジネスの10/18日にニュースです。
クリックしてくれればニュースが読めます。
先週末、政府の問題点を指摘する報告書が公表され、
国際原子力機関(IAEA)の調査団が14日に、
細野豪志原発事故担当兼環境大臣に手渡したそうです。
その内容は、
いまの除染計画を見直す必要があると言う事です。
森林等のあらゆる場所から一定以上のレベルに、
汚染を除去しようと考えても、
除染では被ばく量の効果的な低減につながらないし、
時間とお金のムダだと警告しているわけです。
現在の国の予算は、
1兆1400億円で原則5ミリシーベルト以上を対象にし、
今後1年程度の期間に必要になる、
除染費用を見積もった数字に過ぎないそうです。
しかも除染は数年間単位で続けていく必要があり、
総額で5ミリシーベルト以上を対象にしも、
4、5兆円かかると言う事です。
しかも、そこには、汚染された土砂や樹木、
瓦礫などの貯蔵に必要な土地・スペースを、
手当てする費用がまったく含まれていないそうです。
どうなってるのって言いたくなるのですが。
更に現在1ミリシーベルト以上の地域の除染まで、
する事になれば、
予算は軽く40〜50兆円かかると言うわけです。
そしてこの金額は、
「放射性物質汚染対処特措法」で定められている様に、
電気代か税金で国民が負担していく事になるわけです。
そして再生可能エネルギーで電気を作れば、
風力発電で2倍程度、
太陽光発電で5倍前後になると言うから、
開いた口が塞がらないと言うわけです。
そしてこのニュースでは、
現在の環境省や経済産業省が進めている東電の擁護策と、
実態を隠した賠償制度作り、
さらにはコストを無視した除染や、
エネルギー基本計画の改訂は、
電気料金やこの分野における国民負担を数倍に押し上げる。
と、結論付けています。
僕はこのニュースを読んで、
年間1ミリシーベルト以上の除染と言うのは、
細野大臣の国民に対する軽いリップサービス、
もしくは高級なジョークだったと言う事を知りました。
やはりこの原発問題は、
知れば、知るほど、出口が見えません。
2011年10月18日火曜日
「歩くだけ!」世界を照らす希望の明かり。
2012年ロンドン五輪の会場となる、
スタジアム近くに導入される歩行者に踏まれると、
発電するタイルが導入されます。
歩行者がタイルを踏む時に発生したエネルギーを、
電力に変える歩道用タイル「ペイブジェン」で、
なんとショッピングモールの、
外部の照明に必要な電力の半分はまかなえるそうです。
時代はスマートグリットから、
スマートシティも決して夢ではなくなる、
そんな嬉しいニュースです。
CNNをクリックしてくれればニュースが読めます。
このタイルはリサイクルされたゴム製で、
歩行者に踏まれて生じる運動エネルギーを集めて、
少量の電力を発生させ、
周辺の装置に供給する事ができるそうです。
しかも内蔵の電池に、
3日分のエネルギーを、
蓄えておくこともできるというから驚きです。
タイルは踏まれると5ミリのへこみが生じ、
1回踏まれるごとに発生する電力で、
街頭のLED照明を30秒間点灯できるそうです。
東京の様な大都市に、
このタイルを導入する事ができれば、
世界一歩くのが早いと言う国民的性格が、
ものすごい発電効果を生む事も、
期待できるかも知れません。
ナイキなどのスポーツメーカは、
自社の看板の下にタイルを埋め込み、
ジョキングする事で看板を点灯させるなどの、
面白い企画もたくさん生まれてきそうです。
2011年10月17日月曜日
拝啓!細野環境大臣
僕は今回の環境省の方針に非常に疑問を持っているので、
いくつか細野環境大臣に質問をしたいと思います。
2011年9月4日の会見で細野大臣は
「 福島の痛みを日本全体で分かち合うことが
国としての配慮ではないかと思っている。」と述べ、
福島県外に最終処分施設を設け、
福島県の瓦礫や汚泥を焼却処分する意志を、
表明されていると聞いています。
福島県を救いたいと言う想いは、
日本国民全員そう願っていると思いますが、
最近のストロンチウムの飛散の問題も含めて、
この考えを基本から考え直さないと、
日本中に汚染が広がり、福島県民の被ばくも、
より深刻な事態に進めてしまう結果を招きかねません。
何故かと言うと、一般的に流通している線量計では、
ガンマ線しか計れないという話を聞きました。
ウラン238とプルトニウム239はアルファ線しか出しません。
ストロンチウム90もベータ線しか出しません。
アルファ線、ベータ線の放射線は、
非常に短い距離しか飛ばないから線量計では計れなく、
現在、問題になっているのはガンマ線を出す、
ヨウ素やセシウムの線量にしか過ぎません。
しかもストロンチウムだけではなく、
ECRR(欧州放射線リスク委員会)の、
クリス・バズビー教授が来日時に行った調査結果では、
ウランやプルトニウムが、
福島原発の外に出ていることも証明しています。
これらのウラン238、プルトニウム239、ストロンチウム90
などが本当に怖いのは花粉と一緒で風の強い日などは、
それが地面から吹き上げられて、
呼吸によっても体内に入って内部被ばくを起こすことです。
福島県には山間部が多いと聞きます。
現在、発表されているストロンチウムも、
非常に限られた場所を測定しているの過ぎません。
これらの放射能物質が風に乗って、
福島の方々を内部被ばくさせないと言い切れるのでしょうか。
琉球大学の矢ヶ崎克馬教授は、
内部被ばくに比べて外部被ばくは、
600倍以上のリスクがあると仰っています。
矢ヶ崎克馬教授の内部被ばくの
情報は神保哲生さんの番組で詳しく説明しています。
内部被ばくについて知りたい方は、
神保哲生さんをクリックして頂ければ見ることができます。
このように福島でさえ放射能リスクを、
正確に把握することができない現状で、
福島で生活をする事を前提にして日本国中で、
放射能汚染のリスクを分かち合う事が、
本当に正しいのでしょうか。
僕にはどうしても理解することができません。
最近このような文章がネットで配信されています。
2011年9月4日の細野大臣の会見を受け、
「福島原発周辺の放射能に汚染された危険な瓦礫は、
汚染地域に残すべきだと強く主張し、
福島原発周辺の住民は、
3.11の震災前の被曝許容線量の基準に従って、
放射能汚染地域から避難させるべきです。」
という主張に対する署名活動が始まっています。
この著名活動はココから見ることができます。
先日の細野大臣が英断した、
年間1ミリシーベルト以上の除染は、
国が責任を持つと言う発言には、
とても勇気づけられましたが、
しかし福島住民全員が3.11前の生活に戻れるとは、
福島の人さえ思っていないと思います。
政府はこの署名活動が本当に言わんとする、
趣旨を良く理解して頂いて、
放射能汚染をできるだけ封じ込め、
福島の中で除染が難しい場所と、
除染が可能な場所の線引きを適切に行ない、
生活圏である1ミリシーベルト以上の、
除染作業を早急に行なって頂きたいのです。
年間1ミリシーベルト以上の除染地域では、
子供たちが毎日土ぼこりが舞うグランドで、
ボールを追いかけています。
そこに、ウラン、プルトニウム、
ストロンチウムが無いとは、
誰にも言い切れないと思います。
2011年10月15日(土)の現代ビジネス
神保哲生さんのラジオニュース
から引用しています。
2011年10月16日日曜日
ストロンチウムも、ただちに健康に影響は無い。
昨日から続々とストロンチウムの検出が、
報告されています。
朝日新聞にも同様の記事が掲載されていました。
現代ビジネスでも南相馬市内の20~30km圏内にある計17ヵ所。
そのうち、
以下の4ヵ所からストロンチウムの検出が報告されています。
(1)原町区片倉(川砂)・33ベクレル/kg
(2)原町区片倉(苔)・95ベクレル/kg
(3)原町区片倉(雨樋)・1113ベクレル/kg
(4)田中地区(川砂)・100ベクレル/kg
ただちに健康に影響は無いと政府は繰り返します。
少し前にブログにも書きましたが一般的に流通している線量計では、
ガンマ線しか計れないそうです。
ヨウ素やセシウムなどのガンマ線は計測できますが、
ベーター線しか出さないストロンチウムは、
普通の線量計では計測できないので、
極めてピンポイントな計測結果を公表しているに過ぎません。
現代ビジネスでも指摘していますが、
山に積もったストロンチウムはどうなるのでしょうか。
いまピンポイントで計測した数値が低いからと言って、
全体が安全だと言い切れるのでしょうか。
そして内部被ばくの問題は、
ストロンチウムの方がより問題なのだそうです。
ストロンチウムは、
花粉と一緒で風の強い日などは、
それが地面から吹き上げられて、
呼吸によっても体内に入って内部被ばくを起こします。
一説には内部被曝は、
外部被曝の600倍リスクがあると言われています。
琉球大学の矢ヶ崎克馬さんは600倍でも、
まだ足りない可能性もあると仰っています。
上の琉球大学の矢ヶ崎克馬さんをクリックすると、
内部被ばくの本当の怖さを矢ケ崎教授が説明している、
動画がご覧頂けます。
2011年10月15日土曜日
iPhone4S auかsoftbankそれが問題だ!
「新型iPhone」発売は
KDDIにとってiPhone参入は毒か薬か!
という週間ダイアモンドの記事です。
「週間ダイアモンド」クリックしてくれれば、
記事が読めます。
10/14にいよいよauからもiPhoneが発売されるわけですが、
実際今auで話を聞いて来たら、
ソフトバンクからの乗り換え組だと、
16Gで月々6,600円で加入できます。
予約待ちもせいぜい1週間らしいです。
通信速度はau有利20倍も速いとか、
いろいろな説が流れています。
僕が使っているエリアは、
ソフトバンクの通信状態が良くないので、
キッパリと解約するためにMNP予約番号なるものを、
ソフトバンクに貰いにいったら、
4Sの注文者殺到のため回線がダウンしていて、
解約の為のMNP予約番号が貰えませんでした。
ソフトバンクの人から丁重に157(無料)電話から、
MNP予約番号を貰って下さいと言われて、
電話をしていろいろ聞いて見たら、
前回0円キャンペーンで機種換えした時の、
iPhoneの残金が残っているので、
解約しても月々2200円を10回ソフトバンクに、
払い続けなくてはならない事実が判明。
が〜ん!
しかしよく聞いてみると、
僕の場合は自宅の電波状況が悪くて、
困っているだけたったので、
ソフトバンクの電波改良サービスと言う物があって、
そこに電話するとインターネット使っているのなら、
電話回線用のアンテナを無料で設置してくれる事が分かり、
結局ソフトバンクに残留する事に決定しました。
さすが孫さんキメが細かい。
そして週間ダイアモンドの報道でも、
現在は圧倒的にKDDIの方が通信網が強いのだけど、
今後、iPhoneが売れ出せば、
データ通信量が膨大なスマホに圧迫されて、
現状の優位も揺らぎかねないといいます。
一方ソフトバンクも2年間で1兆円の設備投資を、
計画していて基地局改善に取り組むそうです。
そしてauの方は音楽配信サービス「リスモ!」との、
兼ね合いもあり、
ここんところの整理は結構難儀かもしれないですね。
スティーブ・ジョブスの最後の作品となった、
iPhone4Sの熱い戦いはまだまだ続きそうです。
2011年10月14日金曜日
最新!若返りの秘訣!ミトコンドリア
最近、気が重たくなるニュースばかりですが、
先日、金慶珠さんの「ニュースの深層」で、
取り上げられていた、
日本医科大学の教授の太田成男さんの「若返り」の、
研究の成果を見てびっくりして、
YouTubeで探したら金慶珠さんのは見つからなかったので、
同じ内容のコチラの動画をアップしました。
内容を簡単に説明すると、
人間の細胞内にあるミトコンドリアを活性化すると、
体を若くする効果があると言う事です。
この番組ではふれてませんが「ニュースの深層」では、
ミトコンドリアは激しい運動をすると、
活性酸素を出してしまうので、
体全身を使い赤筋を鍛えることができる、
ヨガとか水泳とか、
極端に言えば正しい姿勢を長時間続けるだけでも、
とても効果があるそうです。
しかもこれはまだ研究途上らしいですが、
ミトコンドリアは認知症とも関係している様です。
最近流行のサイクリング等も良いかも知れません。
とにかく長い時間有酸素運動を続ける事が、
基本みたいですね。
太田成男さんが書かれた「体が若くなる技術」は、
日本だけじゃなく韓国や中国でも翻訳されていて、
大好評だそうです。
2011年10月13日木曜日
計測できないプルトニウム・ストロンチウム
これは2011.08.09 神保哲生さんが放送された物です。
ラジオ放送なので変な絵がついていますが、
内容は信用するに値すると僕は思っていますが、
信用したくないし認めたくない気持ちで一杯です。
驚くことに一般的に流通している線量計では、
ガンマ線しか計れないそうです。
だからマスメディアではヨウ素やセシウムなどの、
ガンマ線のみを計測しているだけで、
それしか測定してないからヨウ素、セシウムの
問題しか出てこないんです。
これは故意なのか。
実際には内部被ばくの問題は、
ウラン238、プルトニウム239、ストロンチウム90、
こちらの方が内部被ばくの原因としては、
より問題なのだそうです。
何故計測できないのかと言うと、
ウラン238とプルトニウム239アルファ線しか出さない。
ストロンチウム90はベータ線しか出さない。
アルファ線、ベータ線の放射線が、
非常に短い距離しか飛ばないから線量計では計れない。
しかし飛ぶ距離は短いが、
内部被爆をすると非常に深刻な事態を起こすそうです。
ECRR(欧州放射線リスク委員会)のクリス・バズビー教授が、
来日時に行った調査結果では、
ウランやプルトニウムが、
すでに外に出ていることを証明しています。
今はその量が少ない事を祈るだけです。
ウラン、プルトニウム、ストロンチウムなどは、
花粉と一緒で風の強い日などは、
それが地面から吹き上げられて、
呼吸によっても体内に入って内部被ばくを起こします。
これは推測ですが先日セシウムの汚染地域が、
メディアに載り話題になりましたが、
基本的に年間1ミリシーベルト以上の汚染地域には、
ウラン、プルトニウム、ストロンチウムにも、
汚染されていると考えるのが普通だと思います。
内部被曝の場合、体外に出す方法が無いそうです。
いま必要なのは、
様々な核種を明らかにする事ですが、
その機械は非常に高価で、
波長を見るのも専門知識が要るので、
民間レベルで防御するのは不可能だそうです。
これは自治体が本当はやらなければならない事だし、
マスメディアが報道しなければいけない事なのです。
一説には内部被曝は、
外部被曝の600倍リスクがあると言われています。
琉球大学の矢ヶ崎克馬さんは600倍でも、
まだ足りない可能性もあると仰っています。
そして絶望的なのは、
ホールボディカウンターについてはECRRのバズビー教授は、
全く意味が無いと言っています。
外から計れるものは、ガンマ線のみである。
ベータ線やアルファ線は外には出てこない。
本当に必要な知りたいことがこれでは解らないし、
ガンマ線を出す各種の存在が解ったところで、
ほとんど出来ることが無いという事です。
この話を聞くと絶望的な気持ちになります。
「きっこのブログ」で有名な、
きっこさんは3.11の後すぐに、お母さんを連れて、
疎開をしてしまいました。
僕は彼女の行動が不思議で仕方がありませんでした。
神保 哲生さんと言う名前は、
聞き慣れないかも知れませんが、
ビデオジャーナリストで、
最近はBSの「ニュースの眼」の司会などもされていて、
非常にロジカルにニュース解説をしてくれます。
このニュースの内容を、
僕は自分で整理できないでいます。
内容が衝撃的すぎて、
本当であれば僕たちは既に内部被ばくしている、
可能性が大きいと言う事になります。
2011年10月11日火曜日
子供を守る放射能汚染処方箋。
金子勝さんの番組に、
児玉龍彦教授が出演して食品の汚染問題や、
除染について詳しい解説を聞くことができました。
この話を聞くと除染についてかなり懐疑的だった僕も、
児玉龍彦教授の考えていることを、
本当に実行することができれば、
かなりの汚染を問題を解決するロードマップを、
描くことが可能の様な気がしてきました。
ただこれも税金のかかることですから、
何が有効なのかを本当に見極めながら、
進めてもらいたいと思います。
ただ高濃度汚染地域で生活している、
子供には除染とは切り離し、
すみやかに疎開させる、
スピーディな政治の判断が必要だと思います。
先日、細野大臣も会見で発言していましたが、
福島でも除染の効果を検証して、
その実効性を判断していかなければならないと言う、
趣旨の発言をしていましたが、
児玉龍彦教授もこの動画の中で、
除染の可能性と難しさを指摘しています。
福島の二本松モデルと言う一戸建ての除染で、
一軒500万円かかるそうです。
昨日の僕のブログの中で小出裕章氏も指摘していますが、
放棄せざる土地は琵琶湖の2倍位だと、
小出裕章氏考えている様です。
これからは福島の中でもそれ以外の場所でも、
除染できるのか放棄する方が妥当なのかの、
適切な選別が行なわれていくべきだと思います。
児玉龍彦教授は食品の全量検査の必要性も訴えていて、
その道筋も解説してくれていますが、
これが実現できれば食品の汚染問題も、
かなり前進すると感じました。
あわせて10/4に読売新聞に掲載された、
福島以外の年間1ミリシーベルト以上の汚染地域も
国が責任を持って保証すると言う、
細野大臣の発言はとても力強く感じ希望が持てます。
出口が見えない原発問題に、
福島原発のメルトスルーの問題以外は、
少し光がさして来た様な気がします。
2011年10月10日月曜日
小出裕章氏が語る福島原発事故の核心。
小出裕章氏が今回の福島原発の、
状況をあらためて整理してくれました。
これを見ると、
あらためて僕たちが置かれている状況が良く分かります。
何故!放射能は危険なのか、から始まり。
福島原発の爆発の規模についても、
分かり易く説明してくれています。
今回の福島原発は驚く事に広島に落とされた、
原発の470発分で、
戦争でさえこんなに大量の爆弾は落ちてこないと思います。
そしていま僕たちが生活しているこの場所は、
本来の日本の法律で考えれば東京も含めた関東全域が、
既に放射線管理区域になっている所が沢山あります。
放射線管理区域とは本来人が、
そこで飲み食いをしては行けない汚染地域です。
いま日本は非常事態なのだと言う認識を、
ハッキリ持つべきです。
政府は福島原発に近い場所も、
除染して住み続けられる幻想を与え続けています。
小出裕章氏に言わせれば放棄せざる土地は、
琵琶湖の2倍だと言います。
この小出裕章氏話と、
最近の細野豪志環境大臣発言のギャップには、
愕然とします。
小出裕章氏のこの動画を見てあらためて痛感しました。
僕たちはこの汚染された場所の中で、
超法規的な状態で、
生活を続けていく事をただ受け止めるのではなく、
年間1ミリシーベルト越す生活圏こそ、
国や東電が、ただちに除染作業をすべきだと訴え、
同時に除染の対策を自治体が中心になり、
各住民に教育・指導するような政策を進めるべきだと言う事も、
あわせて訴え続けなければならないと思います。
と、書いていたらこのニュースを発見!
細野大臣がやりました。
年間1ミリシーベルト以上で国が除染費用を負担!
記事の内容は細野大臣をクリックして下さい。
2011年10月9日日曜日
Stay hungry, Stay foolish.
Stay hungry, Stay foolish.
「ハングリーであり続けろ、バカであり続けろ」
これはApple社の創業者でありCEOの、
スティーブ・ジョブス氏が、
2005年のスタンフォー ド大学の、
卒業式で行ったスピーチで、
歴史に名を残す素晴らしい演説です。
例によってスティーブ・ジョブス氏を、
クリックしてくれれば彼の人生遍歴が分かる、
レポートが読めます。
冒頭の「Stay hungry, Stay foolish.」は、
そのスピーチの結論部分で、
何度も繰り返した、
印象的なメッセージです。
この演説を聞くとスティーブ・ジョブス氏の、
人生も決して幸福な楽園の中で、
小鳥のさえずりを聞きながら、
今日のご飯のメニューを考えている様な、
そんなヤワな人生でなかった事が良く分かります。
スティーブ・ジョブス氏の様な偉大な成功者でも、
いくつもの苦難を乗り越え、
挫折の中から何かを学びとり、
あらかじめ用意されていたレゴを加える様に、
次から次へ新しいアイデアに組み上げていく。
その彼のスタンスが誰も成し遂げられなかった、
偉業を残す事の源泉になったことが、
このスピーチを聴きながらとても良く分かります。
スティーブ・ジョブスが語る「死は最大の発明である」
と言う部分がとても印象的です。
人間は「死」というものを概念ではなく、
自分の物として考えた時に始めて、
人生の中で本当に必要な物だけを、
選ぶことができるのかも知れません。
人生は短い。
だから僕たちは生きている間、
自分の直感に従う勇気を持って、
最後の瞬間まで、
思う存分生き続けたいと思います。(合掌)
「Stay hungry, Stay foolish.」
2011年10月5日水曜日
原発事故は国民の責任。
厳しいリストラなんて大嘘ー銀行や株主の責任は問わず、
賠償負担は国民にツケ回す
「東電調査委員会」最終報告のお手盛り
という長谷川幸洋「ニュースの深層」の記事です。
上のグレー表示の部分をクリックすれば記事が読めます。
この記事を読みながら、
支払いは全て国民と言う民主党政治の、
政治主導の嘘を示す象徴的な記事だと思います。
長谷川論説委員こう続けています。
賠償額は総計4兆5402億円と推計したが、
これは全額、
賠償支援機構が東電に資金を交付して賄う仕組みになっている。
東電は賠償額がいくらになろうと、
ぜんぶ機構が負担してくれるので腹は全然、痛まない。
この責任はどこにあるのかを、
長谷川論説委員は民主党と、
こういう調査委を「第三者委員会」などと呼んで、
あたかも政府や東電から独立した存在であるかのように
書いてきたメディアの責任もある。
この委員会は、まごうかたなき「政府の御用委員会」である。
と、結論付けています。
僕はこの記事を読みながら、
結局、いまの「決断できない日本」と言うのが根っこに、
あるんだろうなと感じてしまいます。
悲しいけど「一億総サラリーマン」見たいに、
誰も責任をとろうとしない。
そんな風に見えて仕方がありません。
僕も「サラリーマン時代」そうっだったと思います。
民主党が何故!東電を守ろうとしているのか。
それは自分達で責任を取る事が怖いからだと思います。
究極の「安全運転内閣」…。
東電が無くなれば、
原発事故の後始末も、電力供給の責任も、
責任を負わせる所が無くなってしまうから、
発・送電分離、などの根本的な方策が、
出てこないのではないかと考えてしまいます。
そもそも東電は自分で原発を作ったわけではなく、
田中角栄が日本列島改造論の中で、
夢のエネルギーとして位置づけ、
強力な政治主導から生まれた産物であり、
東電はその管理を任された、
「灯台守」にしか過ぎないわけです。
だから東電には東電を変えられる分けが無く、
責任、責任、と言っても、
東電に当事者意識を持てと言っても、
普通に「これは法律で決まっているんです」と、
言われそうです。
政治主導で始まった物は、
政治主導で解決するしかないと思います。
まさに「政治主導」が必要な局面に来ているのに、
国民の信託を得て「政治主導」というマニフエスト武器に、
政権に着いた民主党がどんどん「ヌエ」のような、
正体不明のモノに変化していっている姿が、
本当に恐ろしく感じます。
そうなると結局その時代、
その時代で政権を選んで来た、
自分達の責任と言う所にボールが戻って来てしまう自己矛盾。
原発事故も国民の責任。
財政赤字も国民の責任。
そんな言葉がヤマビコの様に聞こえます。
これは矛盾なのか、矛盾でさえないのか、
本当に答えが見えません。
2011年10月4日火曜日
限界聚落を60万円で蘇らせた役人
今回の「夢の扉+(プラス)」に登場したのは、
石川県羽咋市役所の職員 高野誠鮮 さん55歳、
この人が限界聚落をたった60万円で蘇らせた奇跡の人です。
夢の扉をクリックしてくれれば、
予告編が見られます。
その秘策とは神子原米(みこはらまい)というお米を、
ブランド化するためにイタリア・バチカン市国の「ローマ教皇」に、
現地のお米を食べてもらうと言うアイデアを断行しました。
高野さんは公務員でありながら、
既存のルールを打ち破るアイデアを次々と提案し、
農家ともぶつかりあいながら熱く行動する地元の宣伝マンです。
彼の持論は「人の役に立つから役人なのだ」。
石川県羽咋市を見事に蘇らました。
高野さんは役所では稟議書を回さずに企画の実現度を高め、
次々とアイデアを具現化しています。
最初は町おこしで宇宙をテーマにした本格的博物館
「コスモアイル羽咋」をオープンさせ、
人口2万5000人の町に年間10万人を集客しました。
そして石川米と呼ばれていた地元の米の名称を、
宇宙繋がりで神子原米(みこはらまい)に改め、
ブランド化するために、
「神の子」の米としてローマ教皇に献上したいと言うメールを出し、
その一通のメールがバチカン市国の職員の眼にとまり、
実際にローマ教皇に食べてもらうと言う奇跡を起こしました。
これによってローマ教皇にお墨付きを貰った、
神子原米はブランド化に成功し、
価格はこれまでの約3倍、
年収が2倍以上になった農家も出てきたそうです。
さらに高野さんは、
神子原米を通して農業に興味を持った若い人達の、
入植者を積極的に受け入れるため、
住人たちによる“厳しい”面接を行なわせ、
入植してから定着率を上げました。
更に、また新しい農法を取り入れた米作りで、
「腐らない米」にチャレンジしています。
たった一人の役人の力でも世界はがらりと変えることができる。
何故かとても勇気がもらえるすばらしい内容でした。
2011年10月2日日曜日
隠されている東京の放射能汚染!
これは上杉隆のニュースの深層で報道された、
なかなか報道されない首都圏の汚染状態ですが、
かなりひどい結果が出ています。
あくまでもホットスポットの値ですが、
東京巣鴨で1平方メートルあたり、
401万ベクレルの放射線が観測されています。
これは年間124ミリシーベルトに匹敵して、
チェルノブイリの基準では強制退去地区のレベルで、
日本の暫定基準値の年間20ミリシーベルトを遥かに上回ります。
この観測結果を発表したのは、
埼玉市の中学校教諭の川根眞也さんが独自に、
観測し公表されてものです。
川根先生の調査では江戸川区でも24万ベクレル、
松戸でも45万ベクレル、埼玉県三郷では、
学校の校門前で90万ベクレルという、
先日朝日新聞で報道された、
茨城、栃木、群馬、柏、松戸、我孫子、流山市の、
最低でもセシウム137が、
3万~6万ベクレル蓄積されていると書かれた報道を、
遥かに上回る物です。
計測された基準が違うので両者の数字を、
ダイレクトに比べる事はできませんが、
もっと正確な計測を国や都がする必要があるのは、
あきらかです。
現在、国の基準では、
首都圏や東京近郊は年間5ミリシーベルト以下の、
地域として認識されているために、
除染の計画は全くありません。
理由は2年後の空間放射線量が国試算では、
自然に40%減るというウェザリング効果という、
理論に基づいているそうなんですが、
これについてもかなりの疑問があります。
東京新聞ではかなり懐疑的だと書いています。
上の東京新聞をクリックすれば。
記事を見ることができます。
そして何度でも書きますが、
食品の基準にしてもベルラーシ・ウクライナ・ロシアは、
40~60ベクレルキログラムが基準ですが、
日本ではセシウムが500ベクレルキログラム、
ヨウ素が2000ベクレルキログラムと、
もの凄い差があります。
今回出演の内科医の土井里沙先生や
川根眞也先生も子供の健康被害を心配されています。
2011年10月1日土曜日
甘すぎる被ばく・除染・保証の基準。
このヒユマンライツ・ナウの伊東和子さんが、
日本政府に出した意見書を見ると、
旧ソ連との比較で日本の基準が、
いかに甘いかという事実に愕然とします。
伊東さんの話を要約すると。
旧ソ連(ベラルーシ ウクライナ ロシア)では、
年間5ミリシーベルトで移住地域、
年間1ミリシーベルトでも避難を受ける権利があるという、
基準になっていると言います。
群馬大学教育学部 早川由紀教授は、
09/26の時点で東京近郊でも
0.25マイクロ毎時で単純計算で年間2.2ミリシーベルトの、
被ばくなので特に妊婦や子供が生活するのには、
危険だと言う警鐘を鳴らしているのは、
この旧ソ連の基準を見ても、
決してオーバーな数字ではない事が分かります。
日本の放射線の法律では、
妊婦は年間2ミリシーベルト以上の場所で、
生活しては行けないと言う事になっているので、
非常時とはいえ、
この基準は既に守られていない事になります。
昨日新聞に掲載された、
茨城、栃木、群馬、柏、松戸、我孫子、流山市でも、
最低でもセシウム137が、
3万~6万ベクレル蓄積されていると書かれています。
この数値は僕が計算した物で、
目安にしかなりませんが、
年間で1.4~1.8ミリシーベルト被ばくする事になります。
セシウム137は半減期が30年と言われているので、
子供を産んだり、育てる家族の方は、
もっと情報を集める必要があるかも知れません。
食品の基準にしてもベルラーシ・ウクライナ・ロシアは、
40~60ベクレルキログラムが基準ですが、
日本ではセシウムが500ベクレルキログラム、
ヨウ素が2000ベクレルキログラムと、
もの凄い差があります。
そして除染についての、
日本の基準も発表されたそうですが、
年間20ミリシーベルトの地域に関しては、
国か除染をする。
年間5ミリシーベルトの地域に関しては、
国が支援はするけれども主体になるのは、
各地方自治体になるそうです。
そしてひどいのは年間5ミリシーベルト以下の
地域に対しては何もしないと言う結論です。
これでは東京近郊で子育てする事が、
非常にリスクを感じてしまう事になります。
政府はもっと国民と向き合って、
説明をするべきだと思います。
2011年9月30日金曜日
東京近郊セシウム137年間46.5ミリシーベルト
と、書きましたが、
読者の方から、
訂正を頂き加筆修正をしました。
申しわけありませんでした。
ベクレルをシーベルトに変えるのは、
とっても難しいです。
この記事は9月28日に朝日新聞に掲載された物ですが、
記事の内容は朝日新聞をクリックしてくれれば、
読むことができます。
一時盛んに言われていたマイクロシーベルトや
ミリシーベルトに変わって、
ベクレルと言う表記に変わってしまって、
この汚染マップが、
国の年間被ばく量20ミリーシーベルトと、
どの様な関係にあるのかを調べてみました。
茨城、栃木、群馬、
そして29日の朝日新聞では柏や松戸、我孫子、流山市でも、
最低でもセシウム137が、
3万ベクレル蓄積されていると書かれています。
さらっと書かれていますが、
セシウム137は半減期が30年です。
タイトルの46.5ミリシーベルトと言うのは、
観測されている最低の3万ベクレルを、
僕なりに調べて計算した物ですが、
計算の仕方が間違っている事を祈っています。
もし違っていたら教えて下さい。
計算式は以下のサイトの物を使いました。
3.11東日本大震災後の日本
まずベクレルを平方メートルの単位になおします。
30000Bq/kg×50=1500000Bq/m2
それをマイクロシーベルトの単位になおします。
1500000Bq/m2÷282000=5.319μSv/h
これを年間の被ばく量として計算すると
5.319μSv/h×24h×365=46.594μSv/h
すなわち年間46.5mSv/h(ミリシーベルト)
というとんでもない数字になります。
チエルノブイリでは37000ベクレル以上が、
避難地区になったそうです。
群馬大学教育学部 早川由紀教授は、
09/26の時点で、
0.25マイクロ毎時で、単純計算で年2.2ミリです。
この数値の被ばく量でも生活するのが危険だと、
おしゃっていました。
早川教授の所をクリックして頂ければ、
早川教授のブログに飛びます。
いまは自分の計算した物が間違っている事を願っています。
☆と、書いたらコメントを頂き間違っている事が判明しました。
正しくは、
今回のニュースはBq/kgがBq/m2に既に変わっています。
なので最初の50倍が必要なくなります。
まずベクレルを平方メートルの単位になおします。
30000Bq/kg×50=1500000Bq/m2
これがいらないわけですね。
正しくは
30000Bq/m2÷282000=0.160μSv/h
0.16μSv/h×24h×365=1.40mSv/h
首都圏では最大でも60000Bq/m2で、
60000Bq/m2÷282000=0.21μSv/h
0.21μSv/h×24h×365=1.8mSv/h
正しくは年間1.4~1.8ミリシーベルトと言う事になります。
ホッ!
いま迄言われているものとそう変わらないですが、
原発はメルトスルーしているので、
放射線は止まっていません、
放射線量には注意が必要ですね。
だけど朝日新聞どうしてベクレルなんて、
わざわざ分かり難い表記をするんだろ。
間違ってしまいましたが、
ひとつ勉強になれば進歩は進歩です。
2011年9月29日木曜日
水風船を顔面にぶつけたら。どうなる?
面白い事が大好きな人達が、
真剣に面白い事を考えている事が、
こんな事を面白くしてくれる。
この映像はインターネットユーザーが、
水風船を使った実験をおこない、その様子を撮影。
スローモーションにしてYoutubeに公開したところ、
話題となっている。
その実験とは人の顔に水風船をぶつけるというものである。
動画を公開したのは「Smart Everyday」というYoutubeチャンネルだ。
このチャンネルは、
あまり日常で見ることのできない実験を特殊なカメラで、
撮影してYoutubeにアップしているらしい。
そして今回の映像は水風船を人の顔面にぶつけて、
その動きをスローモーションで再生するというもので、
ゴムの風船は、顔面に接触した後に、
顔を覆いつくしてしまうほどに広がり、
瞬時に元の状態へと戻るの瞬間を克明に映し出している。
ちなみに普通のカメラで、
こんな映像を撮影することはできないので、
良い子の皆さんは真似をしないで下さい。
2011年9月28日水曜日
中国のバブル崩壊と官僚の逃亡。
IMFが中国経済がバブル崩壊の危険性が増して来たと、
中国のメディアも伝え始めている。
原因は過度の通貨の発行と多すぎる貸し付けだそうです。
中国のインフレ率は5%に迫っていると言います。
いまここで中国経済がおかしくなったら世界経済の底が抜け、
リーマンショックの悪夢が再び蘇る。と、
財部誠一さんも警鐘を鳴らす。
財部誠一さんの記事は上の財部誠一を、
クリックすれば読むことができます。
財部さんが指摘する中国の一番大きな問題点は、
以下の点だと言います。
中国には“カントリー・ガバナンス”が存在しません。
大きな社会問題が起きたときに、
それに対応するためのシステムや制度が存在しない。
今回の新幹線の問題は象徴的です。
金融もまったく同じ構図です。
すでに不動産バブル崩壊で、
地価が暴落している地方もありますが、
地方の貸出しを実質的に管理しているのが誰なのか。
そんなことすら分からない。
メガバンクのベテラン金融マンは、
債務問題に揺れる米国や、
財政危機に直面する欧州を遥かに超えた、
ガバナンスのリスクが中国にはあると断言する。
その一例として中国の官僚は腐敗が進み、
1600人が海外に逃亡し、
その時に持ち出したお金は分かっているだけで、
10兆円、実際には、
もっと多いのではないかと言われていて、
共産党員の海外逃亡は、
120万人を超えたと言われています。
中国人とビジネスをしている、
僕の友人も中国の富裕層が元を、
モノに変えたがっていると言います。
いま中国人はリッチな散財をしていると言いますが、
本質は価値ある物に元を変えている、
そんな見方もできると思います。
中国経済がもし破綻したら、
世界がどの様な状態になっていくのか想像もつきません。
2011年9月27日火曜日
原子力に変わる水素発電も夢じゃない!
昨日、夢の扉で愛媛大学大学院野村信福教授の、
廃油から水素を取り出しクルマを動かすと言う、
素晴らしい実験を見ました。
なんと廃油から液中プラズマを作る事で、
水素を取り出します。
この研究は日本が世界の中で最も進んでいるそうです。
この番組を見ていて、
僕が思ったのは水素エンジンで発電所が、
できないのかなと思って調べてみました。
すると結構あるんです。
カースン水素発電所というのがあって、
2006年2月10日10億ドルかけて、
水素発電所(カースン発電所)を、
カリフォルニアに計画中であると発表しています。
この発電所は500メガワットの発電能力をもち、
南カリフォルニアの32万5千戸の、
電力需要に十分対応するものだそうです。
1MWが1000kwで換算すると50万kwなので、
これでも福島原発1基分になるのではと思っています。
計算違いますか?
また2005年6月にはスコットランドでも、
ピーターヘッドで、
水素発電プロジェクト計画を発表しているそうです。
もし廃油から水素ができれば、
コストは原発並みに安くできるのは当然で、
原発同様、環境負荷が無く、
安全性に関してもクルマに乗せるエンジンとして、
検討されている位だから、
原発に比べればリスクも相当低くなると思います。
原発はこれから、
段階的に減らす状況になるのは当然で、
しかし安い電力は、
モノ造り日本という中小企業で支えらている、
この国には欠かせない事も誰もが知っています。
だから、この様な新しい可能性を、
政治家は勇気を持って模索して欲しいと思います。
2011年9月26日月曜日
厚顔無恥な東京電力
ずいぶん過激なタイトルですが、
でも東京電力はこのぐらいの事を言われても、
当然な状態にあると思います。
このタイトルは青木理さんの「ニュースの眼」で、
報じられた物です。
「ニュースの眼」の中では、
枝野経産大臣も東京電力の、
高コスト体質には問題があると言って、
このままの状態では、
電気料の値上げには応じられないと言っています。
あたりまえですよね。
しかし、いまさら問題があると言っても、
東京電力を存続させた上での賠償スキームを、
作ったのは菅政権で、
存続させると言う事を前提にしているから、
国会に事故当時の操作手順の情報提出を命令されても、
シビアアクシデントの処理情報は、
ほとんどが黒塗りで、
しかも今回の福島原発の物ではなく、
一般のマニュアルで、
知的財産権や社内文書と言う名目で、
国の最高機関である国会にさえ、
今回の福島原発の情報さえも提出を拒否した。
だから福島原発の現状も、
僕たちには正確には知るすべは無く、
日々、放射能汚染と言う見えない不安と、
戦っているわけです。
さらに東京電力の発表した、
リストラ策は驚くべき物で、
社員の給与5%のカット、ボーナス半額、
たったこれだけです。
これは9/14日の朝日新聞に載った物ですが、
信じられないリストラ策です。
この程度のリストラ策は、
この不況下でどこの企業もやっているレベルで、
とてもこれが、大災害を起こした当事者の、
リストラ策とは思えません。
青木理さんはこう続けています。
東京電力は3兆円もの自己資金を、
持っていると言われています。
それを株主やステークホールダーを守る為に、
温存するなんて言う話は、
この段階で許される話ではない。
やはり一時国有化する事が、
一番正しい選択だと青木理さんは言っています。
自己資金の3兆円は全て賠償にあて、
発・送電は分離をし、
売却できるものは全て売却する。
僕は、その上で事故の処理は国会が全てを把握した上で、
もっと国民に情報を開示して、
原発を製造した技術者も含めて、
この事故の処理を考えて欲しいと思います。
このままでは賠償等の負担や、
原発が止まる事による負担も、
全てが電気料に上乗せされてしまうとしか思えません。
2011年9月24日土曜日
大地震、震源と活動が9世紀と酷似。
大地震、震源と活動が9世紀と酷似していて、
専門家が警鐘を鳴らしている。
これは8月19日の神戸新聞。
見たい人は神戸新聞をクリックして下さい。
最近、日本国内で起きた地震と、
9世紀の地震の発生パターンが似ているらしい。
起きていないのは東海・東南海。
スッポリ抜けているのが何とも不気味です。
もう勘弁して下さいと心から言いたいです。
9世紀には東日本で地震が続いた後、
太平洋沖で大津波を伴う「貞観(じょうがん)地震」が発生。
これが今回の東日本大震災にあたります。
西日本はその18年後、南海地震に見舞われのですが、
別に18年ごとにやってくると言うわけではないですから、
あした来てもおかしくない状況に見えてしまいます。
今年3月の東日本大震災後、
一部の活断層では地震の発生確率が上昇したとの指摘があり、
近い将来、南海地震の発生が予測される中、
専門家は警戒を怠らないよう呼び掛けています。
上の図は独立行政法人産業技術総合研究所、
関西センターの寒川旭さんや研究員が、
文献や地層などから推定される9世紀の大地震の発生場所を、
日本地図に落とし現代と比較した図です。
今回の津波も歴史的な検証では、
くると言われいましたからね。
それを無視し続けて、
今回の地震・津波・福島原発と繋がるわけです。
地震学者のあたらない地震予測より、
経験に基づいた歴史的検証の方が、
今回の震災が強烈だったのでリアリテイを感じてしまいます。
下の箇条書きは9世紀に既に発生した地震と、
最近起きた地震で震源地が符合している物です。
830年2月3日には 出羽国大地震。
これと近い位置で起きたのが、
1983年5月26日 日本海中部地震(M7.7)
841年 長野県中部の地震。
これに近い位置で起きたのが、
1984年9月14日 長野県西部地震(M6.3)
841年 伊豆半島地震
これに近い位置で起きたのが、
1974年5月9日 伊豆半島沖地震(M6.9)
850年 出羽国南部の地震
これに近い位置で起きたのが、
2008年6月14日 宮城内陸地震(7.2)
863年7月10日 富山・新潟の地震
これに近い位置で起きたのが
1964年6月16日 新潟地震(M7.5)
2007年3月25日 能登半島地震(M6.9)、
2007年7月16日 新潟県中越沖地震(M6.8)
868年8月3日 播磨地震(兵庫、岡山)
これに近い位置で起きたのが
1995年1月17日 兵庫県南部地震(M7.3)
869年7月13日 貞観地震(宮城県沖)
これに近い位置で起きたのが
2011年3月11日東北地方太平洋沖地震(9.0)
とにかく日本列島は被災続き備えあれば、
憂い無しで頑張るしかない様です。
2011年9月23日金曜日
メデイアスクラムの本質「いじめっ子心理」
今週火曜日の上杉隆さんの、
ニュースの深層で、
東京新聞主幹で論説委員の長谷川幸洋さんが、
鉢呂元経産大臣の辞任を通して、
記者クラブの問題点を探っていました。
本来、長谷川さんが東京新聞に所属していながら、
記者クラブの問題点を指摘すると言うのは異例で、
いま迄の大手マスメディアでは、
考えられない挑戦的な行為とも言えるそうです。
長谷川さんが言う所の今度の、
鉢呂元経産大臣の辞任の問題点は、
東京新聞の社説にあったように、
自由な言葉があってこその、
マスメディアだし、
記者クラブの弊害によって各社横並びの記事、
メディアスクラムを起こしてしまうことの、
問題点を指摘しました。
実際いまの記者クラブでは、
まさに小学生レベルの「いじめっ子」心理という、
低レベルの確執があり、
どこかの社が一報を出せば、
その流れにのらない新聞社なりメディアは、
政治的な意図があるのではないのかと、
他社から詮索されまさに「いじめられっ子」状態になって行く事を、
恐れて各社横並びの記事が慣例の様に、
永遠と続いているそうです。
その証拠として今回の鉢呂元経産大臣の辞任は、
まさに「言葉狩りで」各社新聞は、
鉢呂元経産大臣が「死の町」と言う言葉を使う前に、
新聞紙面で「ゴーストタウン」と言う言葉を、
使っていたそうですし、
国会でも大臣が「死の町」と言う言葉を使っていました。
鉢呂元経産大臣が「死の町」発言を、
問題にする事がいかにばかげているのかが分かります。
「放射のつけちゃうよ」発言にしても、
各社の取材ソースがあいまいで、
とても記事の内容自体に、
現職大臣を辞任させる様な論理的な価値も、
負うべき社会的なモラルも、
そこには存在しないと言う趣旨を感じました。
上杉さんとの会話の中で、
非常に興味深かったのは、
海外メディアとの取材のシステムの違いでした。
上杉さんはニューヨークタイムズで、
実際ジャーナリストとして活動していた経験から、
海外のメディアでは、
正しい情報をいち早く報道して、
検証していくことが報道の目的で、
記者は全て契約で、
サラリーマン記者と言うのは、
存在していないと言います。
しかも記事の内容は書いた人間が責任を持つ著名制です。
さらに記事の内容は、
いち早く正確な情報を伝えると言う観点から、
他社の新聞記事を引用したり、
反対意見を掲載したりしながら、
記事を深堀していくという徹底した取材方針があります。
まさに読み手の対場にたった、
本来のジャーナリズムが、
あるべき姿に思えて仕方ありません。
やはり原口大臣が断行しようとしていた、
クロスオーナーシップの禁止や、
記者クラブの廃止を徹底していかなければ、
新聞の記事の質は上がっていかず、
メデイア自体がその価値を失っていく、
危機的な状況になっていると思います。
今回の長谷川さんの行動や発言は、
その危機感を感じての事だと感じました。
2011年9月22日木曜日
シングルモルト グレンモーレンジ
北ハイランドの名酒グレンモーレンジの、
スタンダードクラスの「オリジナル」を飲んでみました。
スコットランドで一番飲まれている、
シングルモルトがグレンモーレンジだそうです。
飲んでみるとその意味が良く分かります。
女性もこのグレンモーレンジは美味しいと好評だそうです。
軽く華やかでデリケートな香りがあり、クリーミーでフレッシュ。
と、土屋 守さんの著書には書かれていますが、
僕はオーヘントッシャンやカードゥの様な、
蜂蜜系のテーストがとてもバランス良くまとまっていて、
アロマもとてもデリケートで、
これで売れないはずはないなと思いながら、
長い余韻を楽しみながら飲みました。
このスッキリとした飲み口の秘密は、
スコットランドでも一番背の高い5.13mの、
ポットスチルにあります。
グレンモーレンジのポットスチルは
ウィスキー用ではなくジン用のポットスチルなんです。
理由は創業者のウィリアム・マセソンが、
創業時の資金不足から、
ロンドンでジンの蒸留に用いられていた中古のポットスチルを、
購入して使用したことで、
純度の高いアルコールのみを蒸留する効果があり、
原酒がふくよかでライトなテイストに仕上がり、
グレンモーレンジのアロマをより豊かで、
華やかにしたそうです。
グレンモーレンジの伝説は、
CMにもなった「テインの16人の男たち」から始まっているそうです。
僕は見た事が無いのですが。
テインは町の名前で、
古くから巡礼地として栄え銀職人の町だったそうです。
そこでグレンモーレンジを造った、
16人の男たちの伝統の技を紹介している、
CMが当時大当たりをして、
グレンモーレンジの名前は一躍有名になったそうです。
グレンモーレンジは、
現在もすべてをシングルモルトとして出荷していて、
他社のブレンド用には一滴も供給していないそうです。
思わず「さすが」と唸る、
自信と実績を感じるスコッチです。
2011年9月21日水曜日
メルトダウンした燃料は回収できない!
京都大原子炉実験所の小出裕章助教に取材して、
毎日新聞が9月9日に掲載された記事です。
毎日新聞の記事は上のリンクを、
クリックして読んで下さい。
僕はこの記事を読んで、
ますます細野大臣が仰る所の、
福島原発が収束に向かっているという意味が、
分からなくなります。
原発の専門家小出裕章助教が、
「メルトダウンした燃料をどうやったら回収できるのか、
私には想像すらできない。」
こう話しています。
福島の原発事故は世界最悪「レベル7」の事故で、
今なお放射能漏れが続いています。
チェルノブイリはあれほどひどい事故だったのに、
10日で収束しています。
スリーマイル島の事故は発生から2時間18分後
炉心冷却装置を再起動する事に成功したにもかかわらず、
炉心その他全体に対策し終えるまで、
5年近い年月が掛かっているそうです。
そして福島原発は、
1号機は水位計から水がない状態が、
確認できていてメルトダウンは確実で、
溶融体が原子炉建屋の床を突き破って、
地面に潜り込んでいる事態もありうる。
海洋や地下水に、
放射性物質が拡散しているかもしれない。
とまで小出裕章助教は語っています。
更に政府や東電は「循環注水冷却」の
稼働を喧伝しているが、
そんなことは
「瑣末(さまつ)なもののさらに瑣末なもの」だ。
1号機のように燃料が、
格納容器の底に沈み込んでいるなら、
水を注入しても同じではないか。
東電のデータが正しいなら、
1号機に関する限り、
水を入れることはあまり意味がない。
むしろ遮水壁を作る方に力点を移すべきだ。
2、3号機については、
まだ燃料が溶け落ちていないことも考えられるので、
水を送り続けなければならない。
それよりも、
放射性汚染水が11万立方メートルも、
たまっている現状を重視すべきだ。
と続けています。
それは地下の亀裂から地下水への放射能汚染を、
心配されているからです。
今回の工程表の冷温停止の前提は、
東電が「炉心は(健全な状態に)ある」という、
前提の上で進んでいます。
既に1号機がメルトダウンした状態で、
冷温停止に近づいている事を、
世界に発表してどんな意味があるのでしょう。
この状態が続くのなら、
上杉隆さんの言う様に東電に強制捜査に、
入るべきだと思います。
今も人々を被ばくさせ続けている当事者が、
情報全て一元管理している今の状態が続けば続くほど、
致命的な状態になる様な気がして仕方がありません。
2011年9月20日火曜日
風力発電も変える大工が創った夢の発電機。
平松啓司さん73歳は本職は大工です。
その大工の平松さんが、
自転車のダイナモをヒントに、
新しい発電機の開発に挑戦しました。
平松さんが気がついたのは、
自転車のダイナモは回転する時に重くなる。
この重くなる原因を解決したら、
もっと効率的な発電機できるのではないかと言う。
職人の感でした。
その平松さんの夢に賛同してくれたのが、
同じ町の職人仲間。
持ち寄ったそれぞれの得意技術を使って、
夢の発電機の試作品を作ったのですが、
どの大学も平松さんの発電機を、
相手にしてくれませんでした。
その中でだだ一人京都大学の教授だけが、
平松さんの発電機に興味を持ち、
平松さんの発電機の構造の特許を調べました。
世界中の物をスミからスミまで探しましたが、
平松さんの発電機と同じ構造の物は、
出てきませんでした。
これは世界の大発明に繋がるかもしれない。
そんな夢が現実に一歩近づいた瞬間でした。
京都大学の教授の協力で、
それまでの発電時のムラを抑える事で、
理想的な発電システムにする事に成功し、
なんと手動発電で消費電力の高いエアコンを、
動かす事に成功しました。
この技術を大規模化していくと、
風力発電などの効率を画期的に上げる事が可能です。
平松さんの夢がまた一つ広がっていきます。
2011年9月19日月曜日
人類は放射能と戦えるのか-2
マスコミが事故収束に傾いて、
福島原発の報道が極端に減って来ていますが、
原発事故の脅威はこれからが本番だとも言われます。
独立行政法人・原子力安全基盤機構が事故前に、
原子力防災専門官向け資料として作成していた、
炉心溶融のシミュレーション画像です。
これは福島第一の事故でメルトスルーして落下した、
1号炉 2号炉 3号炉で、
今現実に起きていると思われる状態です。
1号炉 2号炉 3号炉では現在もメルトスルーした、
状態が続いていて放射能は拡散し続けていると言う事です。
上杉隆さんが言う所の、
「放射能と戦って勝利を収めた人類はひとりもいない。」
意味を知りたくていろいろ調べてみました。
群馬大学教育学部・早川由紀夫教授も、
上杉隆さんと同じことを言う一人です。
これから分かるのは福島だけでなく関東南部、
東京をも風向きによっては放射能汚染地区に、
入ってしまうと言う事です。
汚染マップは早川教授をクリックしてくれれば、
見ることができます。
早川教授が指摘している重要な点は、
「放射性物質が山中の落ち葉と一緒にあるだろうが、
雨の多い日本でどうなるかは人類は経験したことがない。」
この事の意味する事は、これは僕の推測ですが、
山中の枯れ葉も、市街地の枯れ葉も、
枯れて雨に流されて乾燥して放射能が濃縮されるわけです。
それがやがて粉塵となって空気中に混ざり、
内部被ばくの原因となる可能性を示唆している様な気がします。
そしてそれを管理する手だてがないのも実情です。
このような問題が下水路でも、山間でも、公園でも
雨に流された枯れ葉や汚泥も乾燥して、
放射能を出し続けるわけだから、
この秋、以降の放射能の数値には注意が必要です。
そしてこの問題が各地方自治体で問題になってきました。
焼却灰の問題です。
2011.9.16 の産經新聞にも千葉県流山市は16日、
ごみ焼却施設の「クリーンセンター」で、
9日に採取した焼却灰から、
国の暫定基準値(1キロ当たり8千ベクレル)を超える、
2万2900ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。
この様に次々と放射能汚染の実態が、
あきらかになる一方で、
この焼却灰の受け入れ先さえ、
見つからないと言うのが現状です。
焼却灰の処理は一説には、
コンクリートで覆いをするような、
大規模な施設が必要だとも聞きます。
福島の再生はもちろん必要だと思いますが、
昨日も書いた様に、
今回の福島原発の問題は、
「頑張ろう」ではとても解決しない。
昨日の週間上杉隆からも分かる様に、
もっと理性的で現実的な判断が
早急に求められている様な気がします。
同時に放射能汚染の被害は、
現実問題として東京・神奈川迄をも巻込む可能性が、
あり得ると言う事です。
これをくい止める一番の早道は、
福島原発のメルトスルーして落下した、
1号炉 2号炉 3号炉での放射能漏れを一刻も早く止める。
止められないならチェルノブイリの様に石棺で閉じ込め、
放射能漏れの被害を最低限にして居住区域を制限する。
素人の僕が憶測でこんな事を書いてしまって、
申し訳ない気持ちで一杯ですが。
僕にはこれ以外この悲劇をくい止める手だてが、
考えつきません。
野田内閣がもっと素晴らしい、
福島の人達がもとの生活を取り戻せて、
福島近郊の人達の放射能被害が一刻も早く、
解放される素晴らしい施作を打ち出してくれる事を、
心から祈ります。
下の動画は細野大臣が原子炉の温度が下がって来てるので、
福島原発は収束に向かっていると発言しているYouTubeの画像です。
僕はこの話を聞けば聞くほど収束に向かっているという意図が、
分からなくなります。
現在原子炉はメルトスルーして原子炉内には、
核燃料が既にない事も考えられます。
誰も見る事ができないわけだから実際は分かりません。
仮にメルトスルーして原子炉からどんどん地中深く燃料が、
落ちているとしたら、
原子炉の温度が下がっていく事は当たり前で、
その事を通してどうして福島原発が収束に向かっていると、
言えるのか僕には分かりません
2011年9月18日日曜日
人類は放射能と戦えるのか。
野田総理の所信表明に以下の様な内容があった。
「福島に生まれて、福島で育って、福島で働く。
福島で結婚して、福島で子どもを産んで、
福島で子どもを育てる。
福島で孫を見て、福島でひ孫を見て、福島で最期を過ごす。
それが私の夢なのです。」
これは、先月、福島で開催された全国高校総合文化祭で、
福島の高校生たちが演じた創作劇の中の言葉です。
悲しみや怒り、不安やいらだち、
諦めや無力感といった感情を乗り越えて、
明日に向かって一歩を踏み出す力強さがあふれています。
こうした若い情熱の中に、
被災地と福島の復興を確信できるのではないでしょうか。
しかし、上杉隆さんは言う。
全国高校総合文化祭での福島の高校生たちの言葉も、
メディアに氾濫する「がんばろう」の、
合言葉の中に見つけることができる。
しかし、誤解を恐れずにいえば、
政府はそんなことに同情を寄せている場合ではないのだ。
それよりも、現実を直視すること、
つまり、現時点において、人類は放射能とは戦えない、
という現実を知り、
その前提のもと、対応することが先決なのである。
そして更に、
国のトップ自身が福島の高校生の夢を承認してはならない。
と言い切っています。
それは、彼がジャーナリストして結論で、
「放射能と戦って勝利を収めた人類はひとりもいない。」
という事実から導き出された一つの答えなのだと思います。
全文は週間上杉隆をクリックすれば読むことができます。
上杉さんの言っている事が正しいとすれば、
復興と言うグランドデザインが、
まるっきり変わってくると思う。
現状の民主党政権のプランはいたずらに予算を使い、
県民や国民に幻想を抱かせ、
これから各国から請求されるだろう、
海洋汚染の賠償金の100兆円近い債務を、
処理していかなければならない現実と、
あまりに開きがあるとしか思えない。
確かに福島は広いから福島全部が、
上杉さんの言っているように再生する事も、
ままならないとは思えないけれど、
少なくても政府の言っている除染と言う物が、
どこまで機能して、
子供達が健康で幸せに暮らせる、
元の福島に再生できるとはとても思えない。
現実に福島原発の放射能汚染は今も続いている。
野田総理の所信表明演説は、
本当に日本の明日を見ているのだろうか。
「福島の復興なくして日本の再背は無し」
「決して、忘れてはならない事がある」
そんなヒューマニズムに満ちた、
希望に満ちた未来が、
民主党のかつて言っていた。
特会と一般会計の無駄を削って7兆〜12兆の、
財源を捻出すると言う、
夢物語の続きだとしたら日本の将来はあまりにも危うい。
2011年9月17日土曜日
2011年9月16日金曜日
2011年9月15日木曜日
オレンジの力で光が灯る
Tropicana「Energie Naturelle」のキャンペーンです。
オレンジが電池になる。
オレンジだけでネオン管を光らせる。
オレンジがエネルギーの固まりである事を、
視覚的に実証しようとしたトロピカーナの、
キャンペーンは大成功を納めました。
やり方はわりと簡単でオレンジに銅板と亜鉛板を、
差し込み銅線で繋いでいくと電気が発生するんです。
この企画もインターネットで話題を呼び、
2週間で100万回以上再生され。
Twitterでも5000件以上のポジティブなコメントが、
寄せられました。
2011年9月14日水曜日
野田総理所信表明演説
野田総理の所信表明演説を、
NHKのNEWSwebからアップしました。
クリックして頂ければNHKのNEWSwebで
動画も見られます。
前回の代表選の演説に比べると、
国民には古ぼけた、
テープレコーダーの再生にしか聞こえない、
演説だったと思います。
僕が代表選の時に野田総理の、
演説の説得力として強く印象に残ったのは、
財政再建論者の野田総理が、
政策の順序として、
国民の生活を第一に置くマニフェストの精神を、
堅持しながら、
国会議員の定数削減などの、
自分達の既得権益の是正を行なった上での、
財政再建を訴えていた事に対して、
「どじょう」の様な比喩とは別に、
為政者として矜持を強く感じる事ができた事が、
演説が心に響いた大きな原因だと思います。
ところが今回の演説では、
民主党としてのポジションがあいまいになり、
国会議員の定数削減の話もどこかに行ってしまい、
また、いま一番傷んでいる、
中間所得層の具体的な施作に対しても、
何のコメントもなく、
財政再建の意思だけが強く全面に出た印象を、
国民に感じさせた事が、
とても残念に感じました。
このような演説と演説との間に一貫性を、
感じなくなってしまう事が、
国民との距離を広げてしまう一番大きな原因で、
政治がどこに進もうとしているのかが、
見えなくなってしまい、
支持率が下がると言う悪循環を繰り返すのだと思います。
僕が考える所信表明演説は、
最低限代表戦で自分が演説をした延長戦が、
ベースにあり内閣を組んだ事により、
どのように肉付けされたかと言う事を、
国民に説明する機会だと思っていました。
良くも悪くも小泉内閣が支持率が、
安定していたのが、
郵政民営化のなどの大方針が根っこにあり、
その実現に向かって汗をかいている姿が、
国民に見えたからだと思います。
野田総理にも、やり方は違っても、
国民に絶えず具体的な方向性や、
何をしようとして何を変える努力しているのかが、
伝わってくる演説を期待します。
鳩山元総理の言葉を国民が、
訊かなくなってしまったのではなく、
鳩山元総理自身が国民に語りかける言葉を、
見失ってしまったのだと思います。
政治の力が言葉である事を信じ続けたいと思います。
2011年9月13日火曜日
宇宙にエレベータで行ける未来がくる!
2011年7月、「アトランティス」の打ち上げが、
最後のスペースシャトル 飛行となりました。
しかし宇宙経への夢を人類が諦めたわけではありません。
その新しい方法の一つとして注目を浴びているのが、
日本大学教授 工学博士青木義男さんも考える、
宇宙エレベーターです。
なんと宇宙から地球上までケーブルを下ろし、
それをクライマーと呼ばれる乗り物が登っていく。
「安全」「大量輸送」「低コスト」で、
ロケットに代わる事のできる、
究極の宇宙輸送システムだと言われ世界中で、
研究されています。
かつて、小説で描かれた宇宙エレベーターは、
空想の物でしかなかったのですが。
しかし1990年代に軽くて強い、
新素材カーボンナノチューブが発見され、
ケーブルの役割を担える可能性が出てきました、
宇宙にエレベーターで生ける未来が、
僕らが生きている間に、
もしかしたら実現するかも知れませんん。
2011年9月12日月曜日
シングルモルト ブナハーブン12年
村上春樹の著書の
「もし僕らのことばがウィスキーであったなら」
中で、淡い闇の光の隙間を細く繊細な、
指先でたどるピーター・セルギンの、
「コルトベルク変奏曲」を聴きたくなるような、
穏やかな宵には、かすかなブーケの香が漂う、
ブナハーブンあたりを、
ひとり静かに傾けたいところである。
と、かなり想いのこもった解説をされている、
ブナハーブンを飲んでみました。
以外にもアイラのモルトとは思えないほど、
ピーティな味わいではなく、
その繊細な味わいはロックで飲むとアロマが飛び、
ティストも良く分からなくなるほどです。
ストレートで飲むと、
やはりフレッシュな花の様な香を持ち、
ボディ自体に厚みはないんですが、
なんとも言えない複雑で奥行きのあるテイストが、
口の中で広がります。
ちょっと今まで経験した事のない風合いがあります。
「コルトベルク変奏曲」を訊きたくはなりませんでしたが、
ミュージックステーションの録画を見ながら、
美しく沈んでいく夕日を見ながら美味しく頂きました。
2011年9月11日日曜日
テレビや新聞は本当に真実を報道しているのか。
正確に言えばテレビや新聞は、
僕たちに本当だと思える事実を公平な立場で報道しているのか。
そして本当だと思える事実が、
本当だと言う裏付けの取材等がされているのだろうか。
されているのであれば報道されるニュースの内容や、
善悪の判断がそれぞれのメディアによって、
違いが出て来て当たり前じゃないかと、
そう、思えて仕方がありません。
直近でも鉢呂経産相がメディアスクラムにあっている。
「死の町」発言や、「放射能をつける」などの冗談が、
閣僚を辞任する問題なのだろうか。
この様な報道に対する問題を痛切に感じたのは、
現在も引き続き法廷闘争している、
小沢元民主党代表の虚偽記載問題でした。
そしてまた今回も、
原発事故の報道で週間上杉隆で、
「新聞がおかしい―朝日の記事に見る、自己認識能力を失った報道 」
というタイトルで原発事故での大手マスメディアの、
誤報について上杉さんがその経緯を語っています。
上杉さんの問題定義は上の「週間上杉隆」を、
クリックしてくれれば読むことができます。
何故このような大本営発表の様な報道が、
大手報道機関が横並びで報道を続けていくのか。
その原因は「クロスオーナーシップ」という、
限られた大企業が新聞社やテレビ局を持ち、
それを独占しているという現状と記者クラブという、
制度にあると思います。
この問題が解決しようとした原口元総務大臣が、
リーダーシップをとって、
クロスオーナーシップ禁止の法制化をしようとしましたが、
結局、法案化はできませんでした。
僕たちは大手報道機関の報道を、
もっと疑いの目を持ってみなければいけないし、
この現実に気がつかなければ行けないと思います。
先日の「朝まで生テレビ」で面白い発言がありました。
日本の警察に起訴されれば、
有罪の確率は98%で100%誇る北朝鮮に次ぐ、
上位入賞は間違いありません。
ちなみにアメリカでは60%代だそうです。
小沢さんの問題にしろ、
ホリエモンの問題にしろ、
日本では推定無罪という原則が無視をされ、
大本営発表で一方的な報道され続けるという事実も、
僕たちは真剣に考える必要があると思います。
2011年9月10日土曜日
福井県 今西数英教室
このCMは実際にこの今西数英教室に、
通っていた電通に勤務の今西数英教室OBに今西塾長が、
直接電話をして依頼された事が始まりだそうです。
そのOBの方が吉川さんと言いい、
企画書に入れたコピーが、
「一生忘れない塾」という自らの体験を通して、
生まれた今西数英教室のコンセプトを通して、
表現案を提案されたそうです。
実際に自分で体験したからこそ、
出て来たコンセプトなのだと思います。
だから映像にもナレーションにも説得力があるし、
とても素敵なCMに仕上がっていると思います。
このような自分の体験をCMやプロモーション映像の、
企画にすると言うのはクオリティは別にして、
ネットの世界では既に始まっている様な気がします。
電通だからこんな素敵なCMができると言うのではなく、
素人でも「想い」があれば、
人に伝わる映像って作れる様な気がしました。
2011年9月9日金曜日
カップヌードル ガンダム
ドコモの鉄人に続き今度はガンダム。
このスケールで動き出すと。
ガンダムや鉄人に心が熱くなるのは、
きっと僕だけじゃないと思います。
きっと子供の頃から持っている、
男のDNAに、
何かしら影響を与える様な気がします。
2011年9月8日木曜日
ポスト・デジタル・クリエイティブOFFF2010
ポスト・デジタル・クリエイティブのための、
国際的な祭典「OFFF2010」で流されたちょっとキモイ、
オープニング映像です。
画像の中で綴られている文字は、
45人の講演者の名前だそうです。
シュールな表現と細部まで作り込んだリアリティ。
書体はSloop Scriptという書体だそうです。
デザインダイレクターはJeff Stevensさんです。
2011年9月7日水曜日
エネルギー大国 日本!
どうしてどの政治家もこの話をしないんだろう。
日本を産油国にする「オーランチオキトリウム」
天然ガスの年間消費量の100年分をまかなえる量が、
日本の海に眠っている「メタンハイドレート」
この二つの資源を有効利用して、
経済を活性化させる話が、
政治家から出て来ない事がとても不思議です。
「オーランチオキトリウム」は、
日本の微細藻類研究の第一人者、
筑波大学大学院生命環境科学研究科の渡邉信教授が発見して、
日本を産油国にする可能性を持っていると言います。
この「オーランチオキトリウム」を使い、
休耕田の5%を使って生産すれば、
現在の日本で1年間の石油の消費量がまかなえそうです。
なんとも夢の様な話です。
しかも「オーランチオキトリウム」が、
オイルの生産に使う栄養源は現在処理に困っている有機廃棄物。
一石二鳥も三鳥も美味しい話です。
この技術が実現できれば1ℓ100円程度で安定的に、
石油を供給していくことができます。
しかも実用段階までに10年あれば可能だと、
渡邉信教授は話しています。
そしてもう一つの「メタンハイドレート」
メタンハイドレートは天然ガスに代わる、
日本で100%まかなえる新エネルギーです。
日本の近海に眠るメタンハイドレートを発掘すれば、
天然ガスの日本の年間消費量100年分がまかなえる。
東京大学・増田准教授は熱く語っています。
それを実現するべく国家的プロジェクトが、
動きだしているそうなんですが。
そんな話を民主党や自民党の議員から、
全く聞いた事がありません。
本当に不思議で仕方ありません。
2011年9月6日火曜日
スマートフォンギャラクシーを風船で宇宙に!
サムソンのスマートフォン「GALAXY SⅡ」が、
7月地上3万mに打ち上げられました。
地上から送信したメッセージを上空で表示できるのか?
そのライブ映像をUstreamで配信したそうです。
視聴者はなんと38万人以上。大成功の企画となりました。
企画は博報堂の野添剛士さんの、
「宇宙かな」と言う一言が始まりだったそうです。
その後風船で「GALAXY SⅡ」を宇宙まで、
飛ばせる可能性がある事がわかりコンペを、
勝ち抜いてこの映像をCMにするまでには、
大変な苦労もあった様です。
撮影地は米ネバタ州ブラックロックの砂漠で、
観客が見守る中、
メッセージが届かないトラブルが発生したり、
ライブイベントは予想のつかない、
アクシデントを乗り越えて、
3日間の撮影の中、観客の声援にささえながら、
視聴者をも巻込んだ大イベントを成功させました。
やっぱりリスクをとった、
大胆な企画は世の中を巻込んでいく、
パワーを持っている様な気がします。
2011年9月5日月曜日
シングルモルト アードベック12年
アイラの巨匠アードベックを飲んでみました。
このアードベックは村上春樹の著書。
「もし僕らのことばがウィスキーであったなら」で、
アイラのピーティなシングルモルト中でも、
一番個性が強いと評価しているシングルモルトです。
アイラ島はもともとラフロイグ、ボウモアと、
ピーティなシングルモルトの産地で有名なんですが、
その中でも強烈な個性を放っているのが、
アードベックです。
吉村宗之の「うまいウィスキーの科学」では、
アードベックのティストをこんな風に表現しています。
舌を包み込む土っぽいテクスチャーと、
まるで液体の煙を飲んでいる様なスモーキーさが、
複雑に絡み合って、
口の中に含むと、潮風、リンゴ、草原、漁船、
オイル、塩素、タールなどの風味が次々に押し寄せてくる。
と、こんな事が書いてある。
最初、ぼくはこの批評を読んで、
ウィスキーのティストの説明に「漁船」「塩素」「タール」、
なんて感じるウィスキーって人間の飲み物なんだろうかって、
本当に読みながら絶句してしまいました。
ウィスキーの中に「漁船」の味があるって、
そうとうシュールです。
「漁船」は何かの喩えなのか文字通り「漁船」が、
口の中で広がるのか、
昨日、満を持して飲んでみたわけですが、
でも「漁船」「塩素」「タール」が、
口の中で広がったら間違いなく死にますね。
しかし予想に反して本当に美味しいです。
僕はテイストの中に「漁船」を感じる事はできませんでしたが、
ちゃんとしたフルーティさの中に、
土臭いピーテイな味わいが口の中で幾重にも広がり、
ボデイが厚いので長く余韻を楽しませてくれます。
もの凄く個性的で、あらっぽいですが、
僕はラフロイグよりスモーキーさが、
全体の中にとけ込んで、まとまっている様な気がしました。
癖になってしまう味です。
2011年9月4日日曜日
2011年9月3日土曜日
おいしいオムレツの作り方。
簡単そうなんだけど難しいオムレツ、
この人結構簡単そうに作っているんだけど、
ここまでなるためには素人は本当に大変です。
タオルを使って卵の返し方を研究したり。
基本、フライパンを徹底的に鍛えなおしたり。
いろいろやっていますが、
理想のオムレツはまだ見えていません。
2011年9月2日金曜日
海外でエライ人気の日本のおもちゃ。
タカラトミーグループの玩具メーカー、
タカラトミーアーツから去年7月に発売された、
へんてこのなおもちゃがが海外で人気だそうです。
昆虫や甲殻類のように動き回るカラフルなゴキブリ、
名前は「ヘクスバグナノ」と言うそうです。
しかも12本の足がそれぞれに動くと言うリアルさ。
さすがモノ作り日本。!!?
超小型モーターとボタン電池を搭載し、
携帯電話機のバイブレーション機能と、
同じ仕組みで本体を振動させ、
その振動を本体左右にある12本の足に伝達させることで、
前方、左右に不規則に動くことができるそうです。
アメリカで最初に発売されて以来、
現在までに全世界で累計約1000万個の売り上げで、
価格も924円と安いんだか高いんだか、
わからないけど、
気になる女の子を驚かしたい、
男の子ならほしがりそうな商品です。
2011年9月1日木曜日
チェルノブイリの健康被害の数字は本当なのか。
放射能の被害についてさまざまな見解があります。
政府から公式に出されているWHO, IAEAなど8つの、
国際機関と被害を受けた3共和国が、
合同で発表したチェルノブイリのデーターでは、
原発内で被ばくした人は、
134名の急性放射線障害が確認され、
3週間以内に28名が亡くなっている。
その後現在までに19名が亡くなっているが、
放射線被ばくとの関係は認められない。
事故後、清掃作業に従事した人は、
24万人の被ばく線量は平均100ミリシーベルトで、
健康に影響はなかった。
周辺住民は、
高線量汚染地の27万人は50ミリシーベルト以上、
低線量汚染地の500万人は、
10~20ミリシーベルトの被ばく線量と計算されているが、
健康には影響は認められない。
例外は小児の甲状腺がんで、
汚染された牛乳を無制限に飲用した、
子供の中で6000人が手術を受け、
現在までに15名が亡くなっている。
と言う発表をしていますが、
この数字に本当に信頼性があるのだろうか?
と言うのは、
IPPNW(核戦争防止国際医師会議)
この組織は1985年ノーベル平和賞受賞しているのですが、
そこから発表されている数字とは、
まったく違うのです。
上に掲載されているYouTubeの動画からも、
政府の公式発表の数字が違う事が推測できます。
特筆される数字としては、
11万2千人から12万5千人の除染作業労働者が、
2005年までに死亡している。
チェルノブイリによる乳児の死亡は約5千人もいる。
チェルノブイリ近辺で1万2千人から8万3千人の子どもが、
先天奇形を持って生れています。
ベラルーシだけでも、
事故以降1万2千人以上が甲状腺ガンを患っている。
どちらの数字が正しいのか、
僕たちは情報をできるだけ集める以外、
知るすべは無いのですが、
最近、出版された「放射能は怖い」のウソ
に書かれているほど楽観的には、
とても考えられません。
電力中央研究所 元名誉特別顧問 服部禎男著
漫画のPDFも付いています。
http://www.tkd-randomhouse.co.jp/data/book/1038-4.pdf
2011年8月31日水曜日
ベンリアック シングルモルト10年
10年とは思えないほど、
完成度が高いスコッチです。
麦芽の甘さと熟した果実の様な風味が特徴で、
それがピーティなフレーバーと、
実にうまく折り重なり至福の時を、
演出してくれます。
この旨さの秘密は自家製の麦芽にあるそうです。
しっかりしたピート香はまるで、
アイラのスコッチを思い出させます。
でもアイラのボウモアやラフロイグとは、
まったく違う完成度に驚かされます。
一度スプリングバンクと飲み比べてみたいと、
そんな衝動に駆られました。
2011年8月30日火曜日
野田佳彦 2011.8.30 民主党代表選演説
昨日の民主党代表選の演説を聴いて、
やっぱり政治は言葉の力だなと痛感しました。
僕が野田さんの演説を聴いていて、
驚いたのは、
当初、マスコミにインプットされていた、
野田さんのイメージは官僚のべったりの、
財政規律一本やりで、
野田さんが総理になれば、
すぐに自民党と大連立して、
民主党が掲げた「国民の暮らしが第一」とか、
マニフェストに掲げた公約が全て、
反故にされてしまう様な気がしていました。
しかし昨日の演説を聴いて、
まったく違う印象を持ちました。
何か風貌も「どじょう」と言うより、
徳川家康ぽいし、
もしかして何かやってくれるのではないか、
今までの政治家と違うのではないかと、
ほんの少し期待をしています。
2011年8月29日月曜日
サントリーオールド 夢街道シルクロード
このサントリーオールドの「夢街道」編と、
「羊飼い」編は1981年頃に作った、
長沢岳夫さんの出世作だと思います。
もともとコピーライター出身なのだけど、
この頃は企画も担当していて、
いまでいうCD的な立場でクリエイティブを、
動かしていって一世を風靡したと記憶しています。
この後、長沢岳夫さんはCMランドの、
高杉治朗さんと組んで、
サントリーローヤルの名作「ランボー」編が、
生まれる事になるわけです。
日本の広告業界もこの辺を頂点として、
徐々に広告に対する考え方が変わってくる分けですね。
多分ウィスキーの売り上げが下がり出した時期とも、
重なっている様な気がします。
登録:
投稿 (Atom)