2011年9月22日木曜日

シングルモルト グレンモーレンジ


北ハイランドの名酒グレンモーレンジの、
スタンダードクラスの「オリジナル」を飲んでみました。
スコットランドで一番飲まれている、
シングルモルトがグレンモーレンジだそうです。

飲んでみるとその意味が良く分かります。
女性もこのグレンモーレンジは美味しいと好評だそうです。
軽く華やかでデリケートな香りがあり、クリーミーでフレッシュ。
と、土屋 守さんの著書には書かれていますが、
僕はオーヘントッシャンやカードゥの様な、
蜂蜜系のテーストがとてもバランス良くまとまっていて、
アロマもとてもデリケートで、
これで売れないはずはないなと思いながら、
長い余韻を楽しみながら飲みました。

このスッキリとした飲み口の秘密は、
スコットランドでも一番背の高い5.13mの、
ポットスチルにあります。
グレンモーレンジのポットスチルは
ウィスキー用ではなくジン用のポットスチルなんです。

理由は創業者のウィリアム・マセソンが、
創業時の資金不足から、
ロンドンでジンの蒸留に用いられていた中古のポットスチルを、
購入して使用したことで、
純度の高いアルコールのみを蒸留する効果があり、
原酒がふくよかでライトなテイストに仕上がり、
グレンモーレンジのアロマをより豊かで、
華やかにしたそうです。

グレンモーレンジの伝説は、
CMにもなった「テインの16人の男たち」から始まっているそうです。
僕は見た事が無いのですが。
テインは町の名前で、
古くから巡礼地として栄え銀職人の町だったそうです。
そこでグレンモーレンジを造った、
16人の男たちの伝統の技を紹介している、
CMが当時大当たりをして、
グレンモーレンジの名前は一躍有名になったそうです。

グレンモーレンジは、
現在もすべてをシングルモルトとして出荷していて、
他社のブレンド用には一滴も供給していないそうです。

思わず「さすが」と唸る、
自信と実績を感じるスコッチです。

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