2011年9月1日木曜日
チェルノブイリの健康被害の数字は本当なのか。
放射能の被害についてさまざまな見解があります。
政府から公式に出されているWHO, IAEAなど8つの、
国際機関と被害を受けた3共和国が、
合同で発表したチェルノブイリのデーターでは、
原発内で被ばくした人は、
134名の急性放射線障害が確認され、
3週間以内に28名が亡くなっている。
その後現在までに19名が亡くなっているが、
放射線被ばくとの関係は認められない。
事故後、清掃作業に従事した人は、
24万人の被ばく線量は平均100ミリシーベルトで、
健康に影響はなかった。
周辺住民は、
高線量汚染地の27万人は50ミリシーベルト以上、
低線量汚染地の500万人は、
10~20ミリシーベルトの被ばく線量と計算されているが、
健康には影響は認められない。
例外は小児の甲状腺がんで、
汚染された牛乳を無制限に飲用した、
子供の中で6000人が手術を受け、
現在までに15名が亡くなっている。
と言う発表をしていますが、
この数字に本当に信頼性があるのだろうか?
と言うのは、
IPPNW(核戦争防止国際医師会議)
この組織は1985年ノーベル平和賞受賞しているのですが、
そこから発表されている数字とは、
まったく違うのです。
上に掲載されているYouTubeの動画からも、
政府の公式発表の数字が違う事が推測できます。
特筆される数字としては、
11万2千人から12万5千人の除染作業労働者が、
2005年までに死亡している。
チェルノブイリによる乳児の死亡は約5千人もいる。
チェルノブイリ近辺で1万2千人から8万3千人の子どもが、
先天奇形を持って生れています。
ベラルーシだけでも、
事故以降1万2千人以上が甲状腺ガンを患っている。
どちらの数字が正しいのか、
僕たちは情報をできるだけ集める以外、
知るすべは無いのですが、
最近、出版された「放射能は怖い」のウソ
に書かれているほど楽観的には、
とても考えられません。
電力中央研究所 元名誉特別顧問 服部禎男著
漫画のPDFも付いています。
http://www.tkd-randomhouse.co.jp/data/book/1038-4.pdf
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