2011年11月14日月曜日

浜岡原発は第2の福島になる。



昨日ブログにアップした「福島原発と健康被害の真実」も、
とても面白い内容だったのですが、その後編です。

広瀬氏はリニア計画は浜岡原発の再起動に繋がると、
警鐘を鳴らしています。

理由は、
山梨県立大学 伊東洋氏の試算では、
同じリニアのドイツのトランスラピッツ1輛あたりで試算すると、
10MW/50人の電力がかかるそうです。
これを現在の東海道新幹線並みに運行するとした場合、
544万KW=原発5基分の電力が必要だと伊東洋氏は試算しています。

この電力を補う為には、
新潟県の柏崎刈羽原原発や浜岡原発が、
どうしても必要にならざるおえないと言う主張です。

リニアに絡み福島原発の事故後にも即、
浜岡原発の再稼働に繋がる動きが始まっています。
JR東海会長 葛西敬之が5/24の産經新聞で、
「原発継続しか日本の活路はない」という主張を展開し、
その中で「原子力を使用する以上リスクを承知で覚悟しろ」、
と自説を主張展開しています。
JR東海会長がこんな事を平気で言う、
神経を疑いたくなります。

こんな会長では新幹線も大丈夫と言いたくなってしまいます。

更にこのJR東海会長 葛西敬之は5/24発足した、
政府閣議で東京電力の財務実態とリスクを監視する、
「東京電力に関する経営・財務調査委員会」に
委員として就任し東京電力を延命にさせていると広瀬氏は憤ります。

そして野田内閣の国土交通大臣 前田武志は、
その兄が関西電力の常務取締役 前田肇で、
核燃料を担当しているそうです。

何か原子力村が地下で蠢いているのを感じずに入られません。

とてもよくリニアの問題点、浜岡原発との繋がりが分かります。
そしてリニアと言う物が広瀬氏の説明で良く分かりました。

それはず〜っと名古屋まで、
トンネルの中を外の景色も見えない状態で、
運転手もいない車両を500km以上の猛スピードで、
電磁波を浴びながら走り続ける。

利権と原発が絡み合ったモンスターです。

そんな未来が、今の日本に必要なのかを、
僕なりに考える切っ掛けになりました。

広瀬氏は浜岡原発は現状の停止状態でも安心できないのに、
再稼働などしたら日本は致命的な打撃を受けると主張しています。

氏が指摘するのは東海・東南海・南海地震で、
浜岡原発の耐震性云々よりも、
浜岡原発が世界のプレートが集まるその真上にある事に、
深い懸念を持っていると説明しています。

広瀬氏の説明では耐震強度がどうだなんて言っている、
規模ではない「想定外」の地震が起きるそうです。

この広瀬氏の講演はリニアモーターカーの採算性の破綻や、
リニアモーターカーが致命的に持っている電磁波の健康被害。

そして発・送電分離で、
原発を廃止しても電力はまかなえると説いています。

0 件のコメント:

コメントを投稿