2011年11月16日水曜日

福島の子供を守るバズビー博士の提言



ECRR(欧州放射線リスク委員会)の、
科学事務局長クリス・バズビー博士が7月17日に来日し、
21日に福島県会津若松市で放射線の調査を行いました。


そして私たちに貴重な提言をしてくれています。

まずECRR(European Committee on Radiation Risk)というは、
何なのかを説明する必要があると思います。

ECRRは公的な機関のように聞こえますが、
実は、これは市民団体でドイツ放射線防護委員会のようなものです。

日本ではICRP(国際放射線防護委員会)という、
大国、とりわけアメリカ主導の原子力推進派の、
意向に添っての発表ですから食品の安全基準も500ベクレルと、
普通では考えられない高い数字が基準になっています。
チエルノブイリの健康被害もICRPの報告は極めて低く、
日本ではこの報告に基づいて各種報道機関が報道しています。

ECRRは専門家が集まって、
ICRPのリスクモデルが本当にいいのかということで議論を始めて、
1997年にスタートしたものですから放射能被害に対しての、
考え方や認識がまるで違います。

日本でも琉球大学の矢ケ崎克馬教授や反原発派の広瀬隆さん、
山本太郎さんも放射能のリスクに対して、
ECRRのデーターを基準に抗議をされています。

今回クリス・バズビー博士が7月17日に来日した結果、
原発の100km圏内と千葉市内で車のエアフィルターを調べたところ、
相当量のセシウム134と137を確認しました。
他にも明らかに原子炉爆発からの放射性物質が見つかりました。
あるフィルターからはアルファ線の痕跡を確認しました。
アルフアー線は専門的な知見から考えると、
ウラン、プルトニウムである確率が高いと言う事です。
朝日新聞でもストロンチュムが福島で検出された事を報道しています。

そこでバズビー博士が、
今回被ばくの可能性のあるみなさんに提案しているのは、
福島在住の人はまず疎開して下さい。
と言う事が一点ですが。

どうしても疎開できないのであれば、
毎日カルシウム・マグネシウムを、
大人であれば1日1回カルシウム800mg マグネシウム350mg、
10歳の子供であれはほぼ半分の量を、
継続的に服用すればストロンチウム、ウラン、プルトニュムの、
DNAの結合を防止することができます。

それと、将来日本政府や東電に対して、
放射線による発病を被害者が原告として提訴する時に証拠として、
【ジップロック方式で自分や家族の髪の毛を保存し、
­ 髪が伸びた期間の居住場所、日時を記載し、冷蔵保管する】
事を提案しています。


ホールボディ・カウンターでは計れない、
プルトニウム、ウラン、コバルトなども、
髪の毛からは計測可能で非常に重要な証拠になります。
是非保存しておいて下さい。という貴重なメッセージです。

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