2011年10月1日土曜日
甘すぎる被ばく・除染・保証の基準。
このヒユマンライツ・ナウの伊東和子さんが、
日本政府に出した意見書を見ると、
旧ソ連との比較で日本の基準が、
いかに甘いかという事実に愕然とします。
伊東さんの話を要約すると。
旧ソ連(ベラルーシ ウクライナ ロシア)では、
年間5ミリシーベルトで移住地域、
年間1ミリシーベルトでも避難を受ける権利があるという、
基準になっていると言います。
群馬大学教育学部 早川由紀教授は、
09/26の時点で東京近郊でも
0.25マイクロ毎時で単純計算で年間2.2ミリシーベルトの、
被ばくなので特に妊婦や子供が生活するのには、
危険だと言う警鐘を鳴らしているのは、
この旧ソ連の基準を見ても、
決してオーバーな数字ではない事が分かります。
日本の放射線の法律では、
妊婦は年間2ミリシーベルト以上の場所で、
生活しては行けないと言う事になっているので、
非常時とはいえ、
この基準は既に守られていない事になります。
昨日新聞に掲載された、
茨城、栃木、群馬、柏、松戸、我孫子、流山市でも、
最低でもセシウム137が、
3万~6万ベクレル蓄積されていると書かれています。
この数値は僕が計算した物で、
目安にしかなりませんが、
年間で1.4~1.8ミリシーベルト被ばくする事になります。
セシウム137は半減期が30年と言われているので、
子供を産んだり、育てる家族の方は、
もっと情報を集める必要があるかも知れません。
食品の基準にしてもベルラーシ・ウクライナ・ロシアは、
40~60ベクレルキログラムが基準ですが、
日本ではセシウムが500ベクレルキログラム、
ヨウ素が2000ベクレルキログラムと、
もの凄い差があります。
そして除染についての、
日本の基準も発表されたそうですが、
年間20ミリシーベルトの地域に関しては、
国か除染をする。
年間5ミリシーベルトの地域に関しては、
国が支援はするけれども主体になるのは、
各地方自治体になるそうです。
そしてひどいのは年間5ミリシーベルト以下の
地域に対しては何もしないと言う結論です。
これでは東京近郊で子育てする事が、
非常にリスクを感じてしまう事になります。
政府はもっと国民と向き合って、
説明をするべきだと思います。
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