2011年7月3日日曜日

クルマも家族の一員だった。「プジョーのCM」



何とも言えないプジョーのCMです、
確かにクルマも一緒に生活していると、
家族の一員になってしまうことがあります。
家で一番最初に買ったクルマは、
ISUZUのジェミニーでした。
子供が生まれて3年目に位に、
確か60万位で中古で買いました。
クルマが無いと親子三人で移動する事が、
本当に大変になってしまった為です。
しかし僕がクルマの免許を持っていなかったので、
奥さんが運転して僕はナビゲーター役でした。
そのジェミニーの活躍は今でも語りぐさです。
家の奥さんは決して運転がうまくないので、
高速道路では本当に命がけでした。
それでも家族三人で本当にいろんな所に行きました。
いまの牛久の自宅も、
奥さんの運転で無謀にも横浜から高速道路を使って
毎週のように土地を探しにいって見つけました。
そのおかげでジェミニーは生傷が絶えず、
僕はナビゲーター兼、
ジェミニーの擦り傷や掃除のメンテナンス役も、
拝命され朝夕掃除に塗装に追われていました。
ジェミニーはとても走りやすいクルマで、
僕たち家族をいつも安全に目的地に運んでくれました。
そして最後に僕が台湾に赴任する時。
成田の駐車場で係員の不注意で、
たいした傷ではなかったのですが、
扉が凹んで20万円の修理代をもらいました。
その後、奥さんのお母さんの知り合いの人に、
扉の傷はそのままで貰って頂いたのですが、
僕らから別れた1週間後に、
動かなくなってしまったそうです。
7年間一度も故障せず、
最後に自分の体を傷つけながら僕たちに、
20万円もの餞別をくれました。
そして僕たちの知らない所で静かに息を引き取ったのです。

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