2011年7月9日土曜日

2011年度カンヌ受賞作品 ダイレクト部門



この作品はダイレクト部門で「ゴールド」をとった作品です。
2010年ビルマで総選挙がありました。
その結果2100人あまりもの僧侶や芸術家、
ジャーナリストやアクティビストが、
政治犯として刑務所に入れられる事になりました。
そこでヒューマンライツウォッチは政治犯を解放するために、
国連にアピールするアクションを実施しました。

ニューヨークのグランドセントラル駅に、
縦2.1メートル、横5.5メートルもの立体物を設置。
そこには政治犯として捕らえられた、
たくさんのビルマの人びとをイメージさせる画像があり、
その人びとを囲う檻のようなものがあります。
その檻の1本、1本の鉄格子は実はペンで、
駅を通る人がそのペンを取り署名をすることで、
政治犯として捕らえられた人を解放するための著名ができます。

この活動は大きな話題になり多くのメディアに取り上げられました。
その結果、世界中から何万もの署名が集まり、
その後アウンサン・スーチーさんを含む、
150人以上の政治犯とされた人たちが解放されたということです。

アイデアによっては広告の力で、
世界は変わるかもしれないと思いました。

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