2011年7月30日土曜日

ウィスキーについて-1



ウィスキーの歴史をひもときながら、
僕が思うウィスキーについてを書きたいと思います。

僕がウィスキーに興味を持ったのは、
1974年に作られたサントリーオールド代表作で、
開高健がコンセプトとした「人間みな兄弟」を、
バーを舞台にしたヒューマンな映像と、
小林亜星作曲による「夜がくる」を、
楽曲として使った、
このCMを見てからの様な気がします。

そもそもウィスキーの語源は、
スコットランド人の祖先であるケルト人の使っていた、
ゲール語「ウィスケ・ベーハ」に由来するそうです。

歴史上ウィスキーの事が、
はじめて記録されていると言われているのが、
1994年に発行された、
「スコットランド政府大蔵省記録」という書物の中に、
王の命令によりアクアヴィテ(Aquavitae)を、
製造したと書かれています。
アクアヴィテとはラテン語で「命の水」という意味です。
これがケルト人によって、
「ウィスケ・ベーハ」と訳されたわけです。
これが現在のウィスキーと発音されるようになったのは、
18世紀の中頃と言われています。

それが世界各地で作られ
アイリッシュウィスキー、スコッチウィスキー、
アメリカンウィスキー、カナディアンウィスキー、
ジャパニーズウィスキーと別れていく訳です。

ウィスキーが何処の国で生まれたのかは、
まだハッキリとした結論が出ていませんが、
一番最初にウィスキー作りが始まったのは、
アイルランドだと言われています。
アイルランドで生産されるウィスキーは、
12世紀にはすでにつくられていたと言われ、
16世紀には1000以上の蒸留所ができるほど盛んでした。
しかし、酒税の重圧や、
スコッチがブレンデッドウィスキーでシェアを広げ、
更に戦争による被害でアイルランドの蒸留所も、
多数の被害を受けました。
そのため現在では全ウィスキーの2%以下のシェアを、
占めるにすぎなくなりました。
現存する蒸留所の中で、
アイルランドにあるギルベガン蒸留所は創業1757年で、
最も古い蒸留所と言われています。

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