2011年4月15日金曜日

クリント・イーストウッド グラン・トリノ



この映画もずいぶん前に見たんだけど、
お気に入りの映画です。
これより先ネタばれあり。
この映画は人種差別バリバリの、
妻を亡くした一人の老人が、
中国人の移民の兄弟との近所付き合いから、
心を開いて行く。
という映画なんだけど。
そのストリーは、そのストリートして、
もう一つの大きなテーマは、
年老いた初老の老人が家族や友人を、
街の不良から守れるのかと言う話でもあるんです。
ここに出てくる不良は金八先生に出てくる、
善良さを持った不良ではなくって、
断固たる不良で、
何の躊躇も無く強姦でも盗みでも殺人でも、
本当にやってしまう不良達です。
クリント・イーストウッドは、
彼の強靭な精神や肉体で悪をことごとく、
撃ち殺す事で解決したのですが、
昔の様な拳銃さばきは望むべくも無い、
見事な老人になってしまっている。
不良総勢確か全部で10人位を一人で相手にする
決闘の場所に向かいます。

かけがいのない友人を守るために、
彼は負けるわけにはいかない。
最後の秘策にかける訳です。

本当にいろいろと考えさせられる映画でした。
人間の本当の強さって何なのか。
そんなものをこの映画は描いていると思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿