2011年10月13日木曜日

計測できないプルトニウム・ストロンチウム





これは2011.08.09 神保哲生さんが放送された物です。

ラジオ放送なので変な絵がついていますが、
内容は信用するに値すると僕は思っていますが、
信用したくないし認めたくない気持ちで一杯です。

驚くことに一般的に流通している線量計では、
ガンマ線しか計れないそうです。
だからマスメディアではヨウ素やセシウムなどの、
ガンマ線のみを計測しているだけで、
それしか測定してないからヨウ素、セシウムの
問題しか出てこないんです。

これは故意なのか。

実際には内部被ばくの問題は、
ウラン238、プルトニウム239、ストロンチウム90、
こちらの方が内部被ばくの原因としては、
より問題なのだそうです。

何故計測できないのかと言うと、

ウラン238とプルトニウム239アルファ線しか出さない。
ストロンチウム90はベータ線しか出さない。

アルファ線、ベータ線の放射線が、
非常に短い距離しか飛ばないから線量計では計れない。

しかし飛ぶ距離は短いが、
内部被爆をすると非常に深刻な事態を起こすそうです。

ECRR(欧州放射線リスク委員会)のクリス・バズビー教授が、
来日時に行った調査結果では、
ウランやプルトニウムが、
すでに外に出ていることを証明しています。
今はその量が少ない事を祈るだけです。

ウラン、プルトニウム、ストロンチウムなどは、
花粉と一緒で風の強い日などは、
それが地面から吹き上げられて、
呼吸に­よっても体内に入って内部被ばくを起こします。

これは推測ですが先日セシウムの汚染地域が、
メディアに載り話題になりましたが、
基本的に年間1ミリシーベルト以上の汚染地域には、
ウラン、プルトニウム、ストロンチウムにも、
汚染されていると考えるのが普通だと思います。

内部被曝の場合、体外に出す方法が無いそうです。

いま必要なのは、
様々な核種を明らかにする事ですが、
その機械は非常に高価で、
波長を見るのも専門知識が要るので、
民間レベルで防御するのは不可能だそうです。
これは自治体が本当はやらなければならない事だし、
マスメディアが報道しなければいけない事なのです。

一説には内部被曝は、
外部被曝の600倍リスクがあると言われています。
琉球大学の矢ヶ崎克馬さんは600倍でも、
まだ足りない可能性もあると仰っています。

そして絶望的なのは、
ホールボディカウンターについてはECRRのバズビー教授は、
全く意味が無いと言っています。
外から計れるものは、ガンマ線のみである。
ベータ線やアルファ線は外には出てこない。
本当に必要な知りたいことがこれでは解らないし、
ガンマ線を出す各種の存在が解ったところで、
ほとんど出来ることが無いという事です。

この話を聞くと絶望的な気持ちになります。

「きっこのブログ」で有名な、
きっこさんは3.11の後すぐに、お母さんを連れて、
疎開をしてしまいました。

僕は彼女の行動が不思議で仕方がありませんでした。

神保 哲生さんと言う名前は、
聞き慣れないかも知れませんが、
ビデオジャーナリストで、
最近はBSの「ニュースの眼」の司会などもされていて、
非常にロジカルにニュース解説をしてくれます。

このニュースの内容を、
僕は自分で整理できないでいます。
内容が衝撃的すぎて、
本当であれば僕たちは既に内部被ばくしている、
可能性が大きいと言う事になります。

2 件のコメント:

  1. 私も賛同します。
    311直後に大本営は行程表を組んでいます。
    最少賠償。最短収束。
    国民の命は2の次、東電救済、利権確保。

    本当に危ないことから目をさらせるのミスリードが何重にも張り巡らされている。

    命を救うためのモニタリングはアルファー、ベーター、そしてガンマー線それぞれを図らなければならないのに 除染にはガンマー線しかはからない。

    南相馬市・・・・。本当のことを知ってほしい。
    http://mak55.exblog.jp/

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  2. 南相馬市にお住まいなのですね。
    コメントありがとう御座います。

    今回の震災で放射能の素人の僕も、
    やっとその危険性がわかってきました。

    ブログを拝見しました。
    これからいろいろと参考にさせて下さい。

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