2011年10月4日火曜日

限界聚落を60万円で蘇らせた役人


今回の「夢の扉+(プラス)」に登場したのは、
石川県羽咋市役所の職員 高野誠鮮 さん55歳、
この人が限界聚落をたった60万円で蘇らせた奇跡の人です。

夢の扉をクリックしてくれれば、
予告編が見られます。

その秘策とは神子原米(みこはらまい)というお米を、
ブランド化するためにイタリア・バチカン市国の「ローマ教皇」に、
現地のお米を食べてもらうと言うアイデアを断行しました。

高野さんは公務員でありながら、
既存のルールを打ち破るアイデアを次々と提案し、
農家ともぶつかりあいながら熱く行動する地元の宣伝マンです。
彼の持論は「人の役に立つから役人なのだ」。

石川県羽咋市を見事に蘇らました。

高野さんは役所では稟議書を回さずに企画の実現度を高め、
次々とアイデアを具現化しています。
最初は町おこしで宇宙をテーマにした本格的博物館
「コスモアイル羽咋」をオープンさせ、
人口2万5000人の町に年間10万人を集客しました。

そして石川米と呼ばれていた地元の米の名称を、
宇宙繋がりで神子原米(みこはらまい)に改め、
ブランド化するために、
「神の子」の米としてローマ教皇に献上したいと言うメールを出し、
その一通のメールがバチカン市国の職員の眼にとまり、
実際にローマ教皇に食べてもらうと言う奇跡を起こしました。

これによってローマ教皇にお墨付きを貰った、
神子原米はブランド化に成功し、
価格はこれまでの約3倍、
年収が2倍以上になった農家も出てきたそうです。

さらに高野さんは、
神子原米を通して農業に興味を持った若い人達の、
入植者を積極的に受け入れるため、
住人たちによる“厳しい”面接を行なわせ、
入植してから定着率を上げました。

更に、また新しい農法を取り入れた米作りで、
「腐らない米」にチャレンジしています。

たった一人の役人の力でも世界はがらりと変えることができる。

何故かとても勇気がもらえるすばらしい内容でした。

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