2011年8月21日日曜日

世界陸上 韓国テグ 絹川愛



いよいよ8月27日から世界陸上が始まります。
昨日、何気なくTBSの世界陸上の特番を見ていたら、
福島千里と絹川愛の特集をやっていて、
両選手とも、
ここに至までに乗り越えて来た物の大きさを見ていたら、
本当に感動してしまいました。
選手一人一人に物語が有り。
その物語を知る事で人はまた深く感動できるのだと思います。
今日、紹介するのは、
北京五輪陸上のホープと言われていた、
絹川愛が中国・昆明での合宿中に謎のウイルスに感染して、
北京五輪を断念する事になりました。
絹川の話によると
「同じ思いをする人を作りたくない。陸上をやっている
人に私の体験を話し、
こんな病気があることを知ってほしい」
病名は「ウイルス性感染症」。
症状は体のあちこちに痛みが出始め、
風邪のような症状も頻発。
12月には右大腿(だいたい)骨の一部を疲労骨折して,
全国高校駅伝(京都)を断念。
2月になると左側にも痛みが発生、
さらに左ひざも激痛に襲われ、
走るどころか歩行も困難になりました。
それからが彼女の辛く苦しい戦いが続くんです。
その後、彼女は走る度に、
目眩を起こすというトラブルも抱えながら、
本当にもう一度、
世界の舞台で自分が走れるのかという恐怖を、
高校時代からの恩師である渡辺高夫監督が、
仙台育英高校陸上競技部監督を定年退職を切っ掛けに、
絹川愛の専属コーチとしてつき二人で難病を克服しながら、
トレーニングを続けてきました。

そして2011年6月12日、
日本選手権最終日の女子5000mに出場。
15分09秒96(日本歴代6位)の自己ベストで、
優勝すると同時に世界陸上大テグ大会の、
出場標準記録15分14秒00を突破し、
2大会ぶりの世界選手権出場を内定させました。

彼女の走る想いの中にも今回の震災で、
被災しながら応援を続けてくれる、
仙台の人々や友達の熱い想いがあり。
同時に自分を信じて励まし続けてくれた、
監督に対する想いと自分が目指し、
つかみ取ろうとしている大きな夢を心に刻んでの、
世界陸上韓国テグ大会の出場となります。

がんばれ絹川愛^^

下の映像は日本選手権最終日の女子5000mで、
佐倉アスリート倶楽部 小出監督の愛弟子をかわして、
絹川愛が復活した時の映像です。


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