2011年8月22日月曜日

ウィスキーについて-2


今回はアイリッシュウィスキーと、
スコッチウィスキーの差について、
書きたいと思ういます。
アイリッシュの一番の特徴は、
「トリプル(3回)蒸留」
「モルトをスモークしない」
「100%麦芽化した大麦を使う」
などの独特な手法から、
アイリッシュウィスキーは
スコッチウィスキーとの風合いが大きく違ってきます。
「トリプル蒸留」がウィスキーの、
旨さの一つであるフルーティな味わいを際立たせ、
モルトをスモークしないことで、
スコッチ特有のスモーキーさを無くし、
親しみやすくすきりとした独自の味わいを作っています。
しかしスコッチの中でもローランド地方の、
オーヘントッシャンもまた、
3回蒸留にこだわり雑味の無い、
すっきりとした飲み口にピーティな部分を、
加味しながら作るその繊細な味わいは、
スプリングバンク共に一つのスコッチの完成形だと思います。
そしてスコッチのもう一つの方向として、
ピートフリークが魅了され続ける
アイラ島のボウモア、ラフロイグ、
この旨さの方向はまた何とも言えない、
ピーティな中に海や潮風を感じさせる味わいで、
スコッチがスコッチとして世界中を魅了して来た、
理由がここにもあると思います。
そしてまたスコッチには、
ザ・グレンリヴェットいう、
スコッチの原点として君臨する、
山深い森の中で育まれた、
スッキリトした味わいの中に華やかで、
香ばしく原点にしてトレンディな趣を持つ、
スペイサイドの名酒も有り、
その魅力はいくら飲み続けても、
飽きる事が有りません。
スコッチを飲み続けて思うのは、
グレーンウィスキーとの差です。
僕の好みから言えば雑味の無い味わいの深い、
モルトを使ったスコッチやジャパニーズウィスキーに、
どうしても魅力を感じてしまうのですが、
ブッカーズだけはグレーンウィスキーとはいえ、
大味なんだけども本当に何とも言えない、
強烈な旨さと魅力を感じてしまいます。

いやいやウィスキーって本当に、
深くって飲めば飲むほと、
その世界観にハマってしまいます。




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