2011年2月23日水曜日

ボンジョルノイタリア-4


いちばん書きたかったルネッサンスについて書きます。
ルネッサンスが、
ミケランジェロ、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ラファエロ、
によって表現された事は有名ですが、
でもルネッサンスがいまもなお世の中に評価されているのは、
「今こそ楽しめ!」という考え方なんだと思います。
キリスト教的な常識に立ち向かって、
それまでの常識とされた贖罪の現世を、
「今こそ楽しめ!」と言い放ったルネッサンスは、
現代にも続く変わらない価値観を教えてくれてる様な気がします。
ルネッサンス絵画には、
遠く東洋の雪舟などの水墨画の影響も随所に見られます。
西の端っこと東の端っこが共鳴し合った時代なんだと感じます。
東の端っこの日本の絵画をダビンチが意識していたなんて、
ワクワクします。
そしてルネッサンスは唯物論の始まりであり、
全てを科学的に解釈しようとした試みの出発点だとも言います。
ちょっと難しい!!
レオナルド・ダ・ヴィンチが人を描くのに、
人体を解剖し描いたという話や遠近法も、
ルネッサンス時代に完成されました。
でも僕にとってはそんな話はどうでもよくって、
この場所にいる事でとても幸せになります。
フィレンツエの街並は、
全て数学的に計算された美しさだと言います。
日が東から上がり西に沈むまで、
街の建物にかかる影さえ計算されていると、
ガイドさんは言っていました。
僕はフィレンツエ発祥のアイスクリーム舐めながら、
目を点にしてその話を聞いていました。


0 件のコメント:

コメントを投稿