2011年9月26日月曜日

厚顔無恥な東京電力



ずいぶん過激なタイトルですが、
でも東京電力はこのぐらいの事を言われても、
当然な状態にあると思います。

このタイトルは青木理さんの「ニュースの眼」で、
報じられた物です。

「ニュースの眼」の中では、
枝野経産大臣も東京電力の、
高コスト体質には問題があると言って、
このままの状態では、
電気料の値上げには応じられないと言っています。

あたりまえですよね。

しかし、いまさら問題があると言っても、
東京電力を存続させた上での賠償スキームを、
作ったのは菅政権で、
存続させると言う事を前提にしているから、
国会に事故当時の操作手順の情報提出を命令されても、
シビアアクシデントの処理情報は、
ほとんどが黒塗りで、
しかも今回の福島原発の物ではなく、
一般のマニュアルで、
知的財産権や社内文書と言う名目で、
国の最高機関である国会にさえ、
今回の福島原発の情報さえも提出を拒否した。

だから福島原発の現状も、
僕たちには正確には知るすべは無く、
日々、放射能汚染と言う見えない不安と、
戦っているわけです。

さらに東京電力の発表した、
リストラ策は驚くべき物で、
社員の給与5%のカット、ボーナス半額、
たったこれだけです。
これは9/14日の朝日新聞に載った物ですが、
信じられないリストラ策です。
この程度のリストラ策は、
この不況下でどこの企業もやっているレベルで、
とてもこれが、大災害を起こした当事者の、
リストラ策とは思えません。

青木理さんはこう続けています。
東京電力は3兆円もの自己資金を、
持っていると言われています。
それを株主やステークホールダーを守る為に、
温存するなんて言う話は、
この段階で許される話ではない。

やはり一時国有化する事が、
一番正しい選択だと青木理さんは言っています。

自己資金の3兆円は全て賠償にあて、
発・送電は分離をし、
売却できるものは全て売却する。

僕は、その上で事故の処理は国会が全てを把握した上で、
もっと国民に情報を開示して、
原発を製造した技術者も含めて、
この事故の処理を考えて欲しいと思います。

このままでは賠償等の負担や、
原発が止まる事による負担も、
全てが電気料に上乗せされてしまうとしか思えません。

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