2011年9月11日日曜日

テレビや新聞は本当に真実を報道しているのか。



正確に言えばテレビや新聞は、
僕たちに本当だと思える事実を公平な立場で報道しているのか。
そして本当だと思える事実が、
本当だと言う裏付けの取材等がされているのだろうか。
されているのであれば報道されるニュースの内容や、
善悪の判断がそれぞれのメディアによって、
違いが出て来て当たり前じゃないかと、
そう、思えて仕方がありません。

直近でも鉢呂経産相がメディアスクラムにあっている。
「死の町」発言や、「放射能をつける」などの冗談が、
閣僚を辞任する問題なのだろうか。

この様な報道に対する問題を痛切に感じたのは、
現在も引き続き法廷闘争している、
小沢元民主党代表の虚偽記載問題でした。
そしてまた今回も、
原発事故の報道で週間上杉隆で、
「新聞がおかしい―朝日の記事に見る、自己認識能力を失った報道 」
というタイトルで原発事故での大手マスメディアの、
誤報について上杉さんがその経緯を語っています。
上杉さんの問題定義は上の「週間上杉隆」を、
クリックしてくれれば読むことができます。

何故このような大本営発表の様な報道が、
大手報道機関が横並びで報道を続けていくのか。
その原因は「クロスオーナーシップ」という、
限られた大企業が新聞社やテレビ局を持ち、
それを独占しているという現状と記者クラブという、
制度にあると思います。

この問題が解決しようとした原口元総務大臣が、
リーダーシップをとって、
クロスオーナーシップ禁止の法制化をしようとしましたが、
結局、法案化はできませんでした。

僕たちは大手報道機関の報道を、
もっと疑いの目を持ってみなければいけないし、
この現実に気がつかなければ行けないと思います。

先日の「朝まで生テレビ」で面白い発言がありました。
日本の警察に起訴されれば、
有罪の確率は98%で100%誇る北朝鮮に次ぐ、
上位入賞は間違いありません。
ちなみにアメリカでは60%代だそうです。
小沢さんの問題にしろ、
ホリエモンの問題にしろ、
日本では推定無罪という原則が無視をされ、
大本営発表で一方的な報道され続けるという事実も、
僕たちは真剣に考える必要があると思います。

8 件のコメント:

  1. 「あいつらは間違っている!」
    と言っている人が、正しいことを言っているとは限らない
    という正しい批判精神が必要です。
    分かりますか?

    上杉隆が問題提起している、ということは事実かとは思いますが、そのことが、上杉隆が正しいことを言っていることの証明にはなりません。

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  2. そうですね。だからこそクロスオーナシップ禁止の法制化が必要なのだと思います。

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  3. 確かに最近の報道は自らが火を点けて自ら消す、または酷いときには扇いで炎上させて知らん顔して逃げる無責任極まりない状況ですね。
    思い返すとオウム真理教の報道の取材の過熱化でT○Sが坂本弁護士一家を人身御供にした頃からおかしくなっている気がします。
    何かあると全メディアが「右向け右!左向け左!」状態になっている気がします。

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  4. 僕はクロスオーナシップを認めている事から視聴率至上主義になりメディア自身が適正な報道ができない状態になっているのだと思います。

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  5. 9月15日 7:452011年9月16日 8:31

    コメント掲載頂きありがとうございます。

    クロスオーナーシップ、知りませんでした。wikiとかで勉強しました。

    結論からいうと、クロスオーナーシップが禁止されてたら、今より視聴率や聴取率、新聞/雑誌販売数競争が激しくなるため、本質的に意味の無いセンセーショナルな報道合戦が始まるでしょう。8:12さんがいってる「右向け右」も、「どれだけ効果的に『右向け』といったか」の競争が始まるだけ。

    上杉隆は、メディアの寡占化に警鐘を鳴らしているんであって、クロスオーナーシップが禁止されてもメディアの寡占化は収まりませんよ。

    あと、日本の高有罪率は警察-検察-裁判所が3個パックになっていることが問題で、あなたのいう大本営発表とは関係がありません。突っ込むべき対象は、この3個パックです。
    もう一度言います。

    「あいつらは間違っている!」
    と言っている人が、正しいことを言っているとは限らない
    という正しい批判精神が必要です。

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  6. こちらこそ貴重なご意見ありがとう御座います。
    警察の高有罪率の話は本題からズレてしまっていますね。ごめんなさい。

    僕がクロスオーナーシップに反対している理由は、メディアスクラムの様な記者クラブで取材した内容がそのまま新聞やテレビに流され続けている一つの原因がクロスオーナーシップ制度にあるのではないかと思っています。
    クロスオーナーシップが廃止され「今より視聴率や聴取率、新聞/雑誌販売数競争が激しくなるため、本質的に意味の無いセンセーショナルな報道合戦が始まる」というご意見ですが、僕は今の現状は視聴率を取るために大衆が喜びそうな結末をメディアや検察が作ってしまって世論をコントロールしていている様な気がします。
    僕は本来ジャーナリズムがもっと機能して多種多様な価値観を客観的な独自取材による私見を視聴者に与えてくれる事を望んでいます。もしメディアが適正に機能していたなら今回の鉢呂経産相の辞任の様な事はさけられたかもしれないと考えています。
    それこそが匿名さんがおっしゃる所の、

    「あいつらは間違っている!」
    と言っている人が、正しいことを言っているとは限らない
    という正しい批判精神が必要です。

    と言う事に繋がるのではないでしょうか。

    昔、田原総一朗さんが「正義と言う言葉を疑え」と言うことを言っていました。

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  7. 9月15日 7:452011年9月16日 9:36

    sorasoraさん、おはようございます。

     sorasoraさんの考えが分かったような気がします。
    どうあるべきか、に関しては、私とsorasoraさんは ほぼ同じ考えですね。ただ、私はそれがクロスオーナーシップ廃止によって成されるとは思いません。私は、事実と意見を明確に識別できる論理的能力や、正しいことを主張できる胆力、間違いを認める素直さ、等の人間力を、受け手が持つことによって成されると考えています。
    ・・・ってことは、この日本の国民性からいったら当面は無理だってことですけどね。残念ながら。革命でも起きて、信じられるのは自分だけ的な時代を経たら、変われるかも知れません。でも、それって所謂「日本的な良さ」も無くなるんですよね。どっちがいいんでしょうか。

    ところで、sorasoraさんって牛久なんですね。僕も茨城県在住ですよ。北のほうです。

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  8. 匿名さんと僕の言っている事は確かにそんなに違わないと思います。

    日本の国はいま、いろいろな意味で変わらなければならない岐路に立っていると思います。
    匿名さんが言う様に革命までは必要ないとしても、国防という問題を日本人自らが考えなければいけない時代が来る事は間違いないと思います。


    また遊びに来てくださいね^^

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