2011年9月18日日曜日

人類は放射能と戦えるのか。



野田総理の所信表明に以下の様な内容があった。

「福島に生まれて、福島で育って、福島で働く。
 福島で結婚して、福島で子どもを産んで、
 福島で子どもを育てる。
 福島で孫を見て、福島でひ孫を見て、福島で最期を過ごす。
 それが私の夢なのです。」
これは、先月、福島で開催された全国高校総合文化祭で、
福島の高校生たちが演じた創作劇の中の言葉です。
悲しみや怒り、不安やいらだち、
諦めや無力感といった感情を乗り越えて、
明日に向かって一歩を踏み出す力強さがあふれています。
こうした若い情熱の中に、
被災地と福島の復興を確信できるのではないでしょうか。

しかし、上杉隆さんは言う。

全国高校総合文化祭での福島の高校生たちの言葉も、
メディアに氾濫する「がんばろう」の、
合言葉の中に見つけることができる。
しかし、誤解を恐れずにいえば、
政府はそんなことに同情を寄せている場合ではないのだ。
それよりも、現実を直視すること、
つまり、現時点において、人類は放射能とは戦えない、
という現実を知り、
その前提のもと、対応することが先決なのである。

そして更に、

国のトップ自身が福島の高校生の夢を承認してはならない。
と言い切っています。

それは、彼がジャーナリストして結論で、

「放射能と戦って勝利を収めた人類はひとりもいない。」

という事実から導き出された一つの答えなのだと思います。
全文は週間上杉隆をクリックすれば読むことができます。

上杉さんの言っている事が正しいとすれば、
復興と言うグランドデザインが、
まるっきり変わってくると思う。
現状の民主党政権のプランはいたずらに予算を使い、
県民や国民に幻想を抱かせ、
これから各国から請求されるだろう、
海洋汚染の賠償金の100兆円近い債務を、
処理していかなければならない現実と、
あまりに開きがあるとしか思えない。
確かに福島は広いから福島全部が、
上杉さんの言っているように再生する事も、
ままならないとは思えないけれど、
少なくても政府の言っている除染と言う物が、
どこまで機能して、
子供達が健康で幸せに暮らせる、
元の福島に再生できるとはとても思えない。

現実に福島原発の放射能汚染は今も続いている。

野田総理の所信表明演説は、
本当に日本の明日を見ているのだろうか。
「福島の復興なくして日本の再背は無し」
「決して、忘れてはならない事がある」

そんなヒューマニズムに満ちた、
希望に満ちた未来が、
民主党のかつて言っていた。
特会と一般会計の無駄を削って7兆〜12兆の、
財源を捻出すると言う、
夢物語の続きだとしたら日本の将来はあまりにも危うい。

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