2011年1月24日月曜日

ノルウェイの森見て来ました。


あまり期待しないで見に行ったんだけど、
やはり村上春樹の原作を映画化するというのは、
至難の業だなと思いました。
トラン・アン・ユン監督の映像はとても奇麗でリアル、
そして完成度が高いんだけど、
これはトラン・アン・ユン監督の感じる村上春樹で、
僕の感じる村上春樹じゃないなって思いました。
僕が感じる村上春樹ってうまく言えないんだけど、
「トレンディ」って事だと思います。
この「トレンディ」って言う縦糸がピーンと張っていないと、
ひとつひとつのエピソードがとても重く、
耐えられない物になってしまうんです。
「ノルウェイの森」に出てくる人達は、
「みんな良い人で、トレンディ」なんです。
村上春樹の小説の中で流れる血もセックスも死でさえ、
それは現実ではなく全て「メタファー」なんです。
だからトラン・アン・ユン監督の様にリアルに描こうとすると、
僕の感じる「ノルウェイの森」とは違った物になってしまう。
そんな事を考えながらポップコーンを齧っていました。

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