2011年10月28日金曜日

驚!日本経済の本当の可能性。













僕たちの未来は決して暗くない。
むしろ可能性に満ちているそう考えさせられる。
三橋貴明さんの講演です。

2010年5月22日に開かれた、
三橋貴明さんの「国富論」出版記念の映像です。

三橋さんはもともと中小企業の経営コンサルで、
その視点で日本の国家財政のブログを書いていたら人気が出て、
現在、政治家を目指しながら作家として活動を続けています。

三橋さんの持論は日本の1000兆と言われる、
借金を国民の借金と言っているのは、
財務省が日本のバランスシートから一部を抜き出し、
国民に意図的に間違った情報である、
国民一人当たり約678万円の借金があるという情報を、
歪曲して伝えているのだと言っています。

そしてこの1000兆円の債権者は、
日本の企業や国民で全て自国通貨です。
歴史上自国通貨の負債で国が、
デフォルトした例は無いと言います。

過去イギリスもナポレオン戦争の終了時点で、
イギリス政府の負債残高は、
GDPの3倍近い水準だったそうです。
日本は2倍位ですよね。
でも自国通貨建てだったのでデフォルトしませんでした。
イギリスは経済成長の中で、
80年かけて「希薄化」させていったそうです。

何故そんな事ができるのかと言うと、
政府は日銀の株を55%保有していて、
仮に返済ができない状態になったとしても、
日銀にロールオーバー(繰り越し)を要請し、
返済を遅らせて行く事ができるのです。
ですから「財政危機」なるものは財務省が作った虚像で、
そのようなものに惑わされるなと三橋さんは言うわけです。

そして日本を成長させる方法はGDPを増やす事だと言います。
GDPの内訳は「国民の消費」「企業投資」「公共投資」の
3つが支えています。
この景気の冷え込んでいる状態で、
国民の消費意識を減らす増税は論外で、
むしろグランドデザインをキチンと建てた「公共投資」を、
どんどん増やすべきだと言っているわけです。

いまの震災はチャンスに変わる可能性あります。

この動画は2010年5月22日の物で震災前ですから、
この時点で三橋さんが提案している、
グランドデザインも変わってくると思いますが、
三橋さんはこの講演でこのように話しています。

日本の自動車を全て電気自動車にする事だけで、
7000万台の需要が生まれる。
その需要は実に150兆円だそうです。
そして全て電気自動車になると当然電気が足りなくなる、
その為には電力生産の多様化も必要だと言っています。

ただこの講演は震災前なので、
原子力も使える事を前提に話していますが…。

震災後であればスマートグリットや、
スマートシティ構想を絡めた話にならなくては、
いけないのかも知れません。
しかし、三橋さんは、
メタンハイドレイトの積極的な活用などの話を通して、
日本が資源国になる可能性も指摘しています。

三橋さんの話で肝心なのは、
日本の国が本来持っている供給能力を、
維持しなければならないと言う事だと思います。
現状の用に政府が需要を喚起する新しい提案をせず、
デフレギャップを埋める努力しなければ、
日本の本来持っている供給能力は失われて行きます。
公共投資を抑える事、無駄遣いをしない事を、
全ての善と考える、
いまの政権の増税路線の戦略ではGDPは成長して行かず、
日本の持っている供給能力を失わせ、
GDPをますます押し下げ、
日本の労働者の給料は下がり続けて行くのだと思います。

三橋さんは、そんな日本の政治に、
警鐘を鳴らしているのだと思います。

僕は本当に久しぶりに、
この様な将来に夢の持てる講演を聴きました。
このように論理建てて物事を考え、
日本の現状を正しく分析し、
処方箋を発信できる政治家が、
一人でも多く出てくる事を心より祈っています。

2011年10月27日木曜日

「誰が小沢一郎を殺すのか」。









この記事は10/25日ニュースの深層で、
上杉隆さんがカレル・ヴアン・ウォルヘンさんを取材した物です。

カレル・ヴアン・ウォルヘンさんは、
ジャーナリストのバイブル的存在で、
30年近く日本の記者クラブを始めとして、
外国人から見た日本のシステムの問題点を、
追求指摘してきた人だそうです。
最近の著書には「誰が小沢一郎を殺すのか」という、
衝撃的なタイトルの本も執筆されています。

この著書が問題点にしているのは、
小沢一郎と言う一人の政治家を検察権力、
マスコミ、同僚の政治家そして社会全体で、
18年間の長きにわたり人物破壊キャンペーンを、
行なってきた日本の社会に警鐘を鳴らしています。

ウォルヘンさんの著書の内容は、
小沢一郎自身も裁判の冒頭陳述で引用し、
今回の裁判の不当性を示す、
一つの見識として紹介しています。

ウォルヘンさんが言う、もう一つ重大な指摘は、
政治資金規正法を恣意的に運用すれば、
この国の半分以上の政治家を逮捕できると言う、
とてもあいまいな法律であると言う事です。

続けて指摘するのは起訴された場合、
日本の裁判では99.9%有罪判決が出てしまう、
これはすでに司法システムが機能していない、
検察が司法の仕事を代行してしまっている、
恐ろしい現象であると続けています。

ウォルヘンさんが次に書かれる本は、
更に興味深い内容になっています。
それはアメリカと日本の関係なんですが、
ウォルヘンさんが指摘する所によれば、
アメリカは日本の主権などは認めていない。
鳩山元総理はオバマに、
二度アメリカと日本の将来について、
話し合いたいと言う依頼をしたそうです。
しかし、それは拒まれ普天間問題は進展せず、
民主党の最初のつまづきとなり、
その後の菅元総理、野田総理のアメリカ詣での、
自民党時代の政治手法に戻って行くわけです。

結局、アメリカは、
鳩山や小沢の様なアメリカに対して、
何かを要求してくる新しい野心を持った政治家を、
受け入れないのだと指摘しています。

現在の日本のシステムは、
アメリカによって作られているという現実に、
日本人は気づかなくてはならないと言う指摘は、
とても重くリアルで、
これからの日本の将来に危機感を抱きます。

次にウォルヘンさんが書かれる本のテーマは、
「日本を取り巻く罠」だそうです。
この状態でTPPなどをアメリカと野田政権が、
交渉したらどうなるのかは誰が考えても分かります。
各国の思惑でTPPがつぶれてくれる事を、
願う事しかできないかもしれません。

2011年10月26日水曜日

日本は世界一のお金持ち国家ー2





昨日の続編です。
去年の06/25にアップされた物なので、
数字は現在のものと多少違います。
昨日の説明ではまだ良く分からなかった所が、
このへんてこりんのアニメで良く分かります。

三橋さんの指摘する日本の問題はデフレです。
このデフレは「財政危機」という嘘を付き続ける、
財務省が作った物だと言います。

その証拠に国債を発行しても、
国債の金利は下がり続けています。

日本のバランスシトーを見ると、
財務省の言う財政危機が、
バランスシートから一部を抜き出し、
国民に意図的に間違った情報である、
国民一人当たり約678万円の借金があると、
歪曲して伝えている事がわかります。

そしてその債権者は誰なのかと言うのが、
三橋さんらしい視点なんですが、
ほとんどが日本の企業も含めた国民なんです。

さらに銀行預金は銀行にとっては負債です。
当然、預金者に利子を払わなければ行けないからです。
しかしその預金を貸し出す場所が国債しか無いのです。
もし国債を発行しなければ銀行自体が危ないと、
三橋さんは続けています。

それにもかかわらず財務省が、
「日本の国民一人当たり678万円の借金」
などと言うフレーズを使っている事が許しがたいと、
三橋さんは憤ります。

さらに昨日も書きましたが、
国の借金は本来対外債務で、
09年6月末時点で日本の対外純資産は、
244.5兆円という世界最大な物だそうです。

しかも日本政府は日本銀行の株式を55%持つ親会社です。
仮に日本が本当に国債の返済に困ったら、
ロールオーバー(繰り延べ)要請をしていけば良いだけで、
国債は事実上永久国債と考えてかまわないそうです。

本来不況時には個人消費も民間投資も冷え込み、
政府が公共投資をするしか方法がありません、
しかし大手マスコミの報道によって、
公共投資=悪と言う図式が出来上がってしまい、
公共投資ができない状態が続いています。
政治家の利権の絡まないきちんとした、
グランドデザインを描いた上での、
正しい公共投資が必要だと言う事の様です。
この話を聞いているといまは正にチャンスなんですね。
震災復興を増税等で、
チマチマやっているときではないのかも知れません。

三橋さんに言わせれば「国債がデフォルトに陥る」
と主張している人は複数ある政府の負債を、
ごっちゃにしているそうです。
政府の負債は以下の3つに分類されます。
1.政府が国内で自国通貨建てで借りた負債。
2.政府が海外から自国通貨建てで借りた負債。
3.政府が海外から外貨建てで借りた負債。

人類の歴史の中で政府がデフォルトに陥ったのは、
3番のケースだけでロシアもアルゼンチンも
外貨建ての通貨返済が、
不可能になりデフォルトしたそうです。

イギリスの例はナポレオン戦争の終了時点で、
イギリス政府の負債残高は、
GDPの3倍近い水準だったそうです。
日本は2倍位ですよね。
でも自国通貨建てだったのでデフォルトしませんでした。
イギリスは経済成長の中で、
80年かけて「希薄化」させていったそうです。

良く話に出てきますが増税で、
国内の負債を返済した政府などは無いと言うのは、
この様な話から出てくるんですね。
繰り返しになりますが国家は自国建ての、
負債を永久にロールオーバーしていけるわけなので、
財務省の流している様なデフォルトなどはありえないし、
孫子の代に借金のつけを回すと言うのも、
三橋流に言えば相当トンチンカンな話みたいですね。

僕たちにいま必要な政府は、
日本の震災以降のグランドデザインを提示し、
必要な公共投資を積極的に行い、
デフレギャップを解消できる様な政府かも知れません。

2011年10月25日火曜日

日本は世界一のお金持ち国家。





三橋貴明さんが伝える、
マスコミが決して伝えない真実です。

三橋さんはもともと中小企業の経営コンサルで、
その視点で日本の国家財政のブログを書いていたら人気が出て、
本を出版する事になった異例の経歴の持ち主です。

三橋さんが主張するのは、
日本とギリシャを並べて増税をしないと、
日本が破綻すると言う風潮があるが、
それは全くの間違いで日本が破綻するなんて、
絶対にありえないという、
いままでにない日本論を解説してくる人です。

三橋さんが言うのは日本の国債は95%­が、
­­日本国内の銀行・保険会社・社会保障基金・
年金基金・個人­な­どか­ら借りられていて、
ほぼ100%円建てだそうです。
そして­日本­は経常­収支黒字国であり、
世界最大の純資産250兆を誇っていると解説しています。

内訳は三橋さんは日本は外国から、
借りているお金は300兆円ありますが、
550兆円海外に貸し付けているので、
差し引き250兆の純資産があるという、
非常に単純で明快な理由です。

参考資料になるかどうか分かりませんが、
このブログを見ると、
日本の対外債務の小ささが分かりますし、
以外とアメリカってピンチなんだなって分かります。

ですからこの時期にデフレになりやすい増税は、
全くする必要がなく、
野田政権の増税政策は官僚に洗脳された、
全くのでたらめだと言います。

しかし僕たちが良く耳にする、
年間37兆円しか税収がなく40兆も国債を発行し、
年間92兆も支出し続けて、
国債の発行残高が1000兆円を超える借金だと、
言われる事実はどうなのと、
司会者が三橋さんに聞いていますが…、

ココからの解説が経済音痴の僕には、
非常に難しくて説明が間違っているかも知れませんが、
僕なりに解釈すると、

国債と言うのは日本人が買っているだけなので、
その利息は全て日本の企業や民間に回っているだけで、
全く問題がないそうです。
株を買ってる様なイメージなのかな…
この国債の問題は家計簿理論で国の財政を見ているからで、
地方行政と違い国は自国­通貨発行­権を持っているので、
極端に言えば足りないお金は印刷すれば良いだけだ。
と、言い切っている様に聞こえます。
最後に、これでどうやって日本が破­綻す­るのか、
マ­スコミは答えられないでしょう。
と続けています。
この辺はちょっと僕にはイマイチ分からないのですが…

そして三橋さんは財務省やマスコミは、
ただ国­民に真­実を隠していると言います。
問題なのはデフレであって、
政府が­国債をも­っと発行して財­政支出を増やして、
インフレ傾向にすれば良いのだと言います­。

財務省やマスコミは、「TPP参加や増税も仕方なし」と、
国民をミスリ­ードしていますが、
マスコミのバ­ックについてる国が、
日本人­­の不安を煽って日本の経済を、
停滞さ­せているのだと主張しています。

本当の日本の問題は、
国民に正しい情報が伝わらないとい­う事だそうです。

僕には三橋さんの話は難しい所もあり、
どこまで正しく理解しているのかが、
ちょっと不安なんですが、
日本の純資産が250兆円もあるという話だけでも、
結構、勇気づけられました。

2011年10月24日月曜日

若者よ、新型インフルエンザに大いにかかれ。



JB PRESSの10月22日の記事です。
更に21世紀型の医療は「自分で治す」
更に過激に「手を洗うな」、「マスクはするな」、
「キスしよう」と続きます。

これは現在の放射能汚染の問題とは別だと思いますが。

これを提唱する安保徹さんは新潟大学の教授で、
1966年に白血球の自立神経支配のメカニズムを始めて、
解析した世界的な免疫学者だそうです。

安保徹教授が指摘するのは、
新型インフルエンザのワクチンの購入に、
1000億円以上の税金が使われるらしい、
これに対して、愚かしい、と一喝する医療の専門家です。

安保徹教授が言うには、
「ワクチンなんて歴史的に効いたためしがないと言う。」

安保徹教授は効果がゼロと言っているのではなく、
効果はあっても極めて限定的であると説明しています。

安保徹教授の指摘している事は、
新型インフルエンザだ大変だと騒ぎまくる国民や、
それを煽る大手メディアの報道で、
たいした効果もないワクチンに毎年1000億円も、
つぎ込んでいるのが意味が無いと言っています。

そして、若者であれば、
積極的にインフルエンザにかかりなさいと言う。

それは新型インフルエンザは毒性が弱く、
自分の力で免疫力をつけ抗体をつければ、
ワクチンで作った抗体よりもずっと効果がある。
という目から鱗のお話でです。

確かにこの話、僕は一理あると思います。
上のYouTubeにもあるように「うつ病」だと認定され、
膨大な薬を飲み続ける様な生活をしているケースが、
日本中にあります。
かつて、僕も気になる症状があり、
医者に相談したら簡単に「うつ病」だと診断され、
膨大な薬をくれました。
最初は言う通り飲んでいたのですが、
ある時、自分でも「これって変だなって」思って、
薬を止め、運動を始めて「禁煙」をしました。
それからその病院にはいっていませんが、
気になっていた症状はなくなりました。

症状の差があるので、
一概には言えないかも知れませんが、
医療費もやはり税金です。

安保徹教授の話を聞いていると、
医者と患者で病人を作っている様な気がしてきました。

国民階保険は確かに有り難い制度ですが、
何でもかんでも薬に頼って解決すると言う考え方は、
高齢化の進む日本だからこそ、
意識の改革が必要な気がします。

2011年10月21日金曜日

TPPという植民地政策!



TPPの議論が白熱して来ている。
TPPを開国と定義している大手マスメディアがいる。
TPPは日本の新しい開国と、
本当に位置づけする事ができるのでしょうか。

僕も最初TPPの話を聞いた時には、
現在の農業には一定程度の痛みはあるけど、
それは多分乗り越えなくてはいけない問題だし、
TPPによって日本の農業の枠組みが代わり大規模農家が増え、
国際競争力のある農業に変わる事ができれば、
決して悪い話ではないし、
関税が無くなる事で自動車などの輸出製品がますます伸びる、
日本にとって良い話なんじゃないの、
ぐらいに感じていました。

ところがよく調べてみると、
このTPPに日本が参加すると、
日本は今よりもアメリカに対して何も言えない、
単なる植民地になる事が分かってきました。

東京大学の鈴木宣弘教授が4/18日、
日本記者クラブで話された内容を引用すると、
基本的に、食料、エネルギー、軍事は
国を守る為の根幹であると言う事を言っています。
アメリカは日本を既に軍事的にコントロールしています。
その上、日本の主食の米までアメリカに抑えられてしまえば、
日本に対してアメリカはどのような要求もできます。
TPPに後から参加したアメリカの狙いは、
あきらかに日本の米です。
日本の米は現在700%の関税をかけて、
何とか守っている日本の国家戦略的な食料です。
それに対して関税を0%にすれば、
日本の米は1俵3000円と言われる、
カリフォルニア米に対抗するすべはありません。
もちろん段階的に日本の農業を改革する努力は必要ですが、
それにしても農地の規模を考えれば、
関税を0%にして戦えるとはとても思えません。
更に2008年の様な食料危機が再来した時に、
アメリカは日本に米を供給してくれるのでしょうか、
僕はとても信じられません。
そして鈴木教授は、
ヨーロッパでは一次産業がある事で、
国を守れると言う考えが当たり前だと言います。
食料時給率の問題もそうですが、
水田があることで里山の景観が保たれ、
そこに人が生活することができ、
治水対策にも水田は貢献しています。
もし水田が無くなれば、
ダムが必要になり、
また4兆円近くの予算を組む必要が生まれるそうです。
それでは所得保証制度で、
農家を守れば良いじゃないかと言う問題でも、
米だけで1兆7000億円必要になるそうです。

更にあてにしている、
自動車なの輸出製品もアメリカのドル安政策で
アメリカが関税を0%にしても日本の輸出は増えません。
むしろアメリカで売るクルマはアメリカで作る、
企業の空洞化が進んでいきます。

最後に日本に残る仕事も、
ベトナム、チリ、マレーシアなどの低賃金労働者と、
日本人が仕事を奪い合うそんな時代になってしまいます。

いったいTPPに入る事で日本に、
どんなメリットがあるのでしょうか。

TPPはオバマ政権の国家的輸出戦略で、
米国政権の輸出倍増計画に過ぎないのです。

それを積極的に検討している、
民主党政権がとっても信じられなくたってきました。

2011年10月20日木曜日

公務員の人件費総額35兆円というデマ?



10月20日の日刊ゲンダイに、
公務員総人件費35兆円という数字が載っていました。
これは調べてみるとやはり間違った数字見たいですが、
平成22年02月12日の浅尾慶一郎さんの国会答弁に、
同じ様な事を指摘した物があったので、
そちらを参照しながら、
日刊ゲンダイの主張を考えてみたいと思います。
日刊ゲンダイの主張は、
復興増税と来年法案が提出される、
消費税10%増税も政治家と役人で強行されている。
それでいいのか。
と、言うもっともな主張で、
日刊ゲンダイから引用すると、
この国はバブル景気が消えた90年代半はを最後に、
成長がストップ。
その後15年間、GDPも国民所得も年々縮小する、
「ジリ貧国家」になっている。
税収が増えない。それなのに、国がバブル期と、
同じ体質でいたら赤字国債で借金が膨らみ、
財政が悪化していくのが当たり前だと言っているわけです。

その通りに1票!って、ヤジを飛ばしたいくらいの正論です。

そこで「ドロボー公務員」の若林亜紀さんの著書の数字や、
福岡正行さんの「公務員のムダ論」の中で書かれている数字、
35兆円を上げてこの公務員の体質や、
天下り、公益法人を手つかずのままだと続けています。

福岡さんの著書に書かれている数字は、
公務員人件費総額が35兆円だというデマ という、
コチラのブログで指摘している様に、
2011年度の予測人件費の数字の様で、
実際にはそこまで高くなってはいませんが、
YouTubeの浅尾慶一郎さんの国会答弁にあるように、
公務員の人件費は40兆の税収のうち、
それでも27兆円で平均年収は1047万円、
共済年金と厚生年金の受給格差は9万円になると言います。
浅尾慶一郎さんの指摘では、
公務員と民間の制度のイコールフイッテイングだけで、
1兆8千億円の財源が生み出せると主張しています。

しかし考えてみると、
40兆しか無い税収で、
27兆も公務員の人件費にかかっているって、
異常じゃないですか。
社会保障や公共事業じゃないんです。
ただ公務員がいるだけで27兆って、
どう考えたらいいのか良く分かりません。

それ以外にも公益法人、天下り、公務員宿舎の様な、
公務員のためにかかるお金はいったいどれだけあるのか、
共済年金だって僕たちの税金です。
そう言うモノ全てを合わせると、
35兆も決してあり得なくないなと思ってしまいます。
税金は誰のため、何のため。
思わず叫びたくなる数字です。
税収の半分以上は公務員の人件費で消えていく財政って、
まともなんでしょうか。

そして、予想された事ですが、
野田政権の増税路線一本やりの政権運営は、
日刊ゲンダイの主張の通り、
民主党のマニフェストとあまりに違うと、
思わず唸ってしまいます。

2011年10月19日水曜日

年間1mSv/h以上の除染はムダ!


現代ビジネスの10/18日にニュースです。
クリックしてくれればニュースが読めます。

先週末、政府の問題点を指摘する報告書が公表され、
国際原子力機関(IAEA)の調査団が14日に、
細野豪志原発事故担当兼環境大臣に手渡したそうです。

その内容は、
いまの除染計画を見直す必要があると言う事です。
森林等のあらゆる場所から一定以上のレベルに、
汚染を除去しようと考えても、
除染では被ばく量の効果的な低減につながらないし、
時間とお金のムダだと警告しているわけです。

現在の国の予算は、
1兆1400億円で原則5ミリシーベルト以上を対象にし、
今後1年程度の期間に必要になる、
除染費用を見積もった数字に過ぎないそうです。

しかも除染は数年間単位で続けていく必要があり、
総額で5ミリシーベルト以上を対象にしも、
4、5兆円かかると言う事です。
しかも、そこには、汚染された土砂や樹木、
瓦礫などの貯蔵に必要な土地・スペースを、
手当てする費用がまったく含まれていないそうです。

どうなってるのって言いたくなるのですが。

更に現在1ミリシーベルト以上の地域の除染まで、
する事になれば、
予算は軽く40〜50兆円かかると言うわけです。

そしてこの金額は、
「放射性物質汚染対処特措法」で定められている様に、
電気代か税金で国民が負担していく事になるわけです。

そして再生可能エネルギーで電気を作れば、
風力発電で2倍程度、
太陽光発電で5倍前後になると言うから、
開いた口が塞がらないと言うわけです。

そしてこのニュースでは、
現在の環境省や経済産業省が進めている東電の擁護策と、
実態を隠した賠償制度作り、
さらにはコストを無視した除染や、
エネルギー基本計画の改訂は、
電気料金やこの分野における国民負担を数倍に押し上げる。
と、結論付けています。

僕はこのニュースを読んで、
年間1ミリシーベルト以上の除染と言うのは、
細野大臣の国民に対する軽いリップサービス、
もしくは高級なジョークだったと言う事を知りました。

やはりこの原発問題は、
知れば、知るほど、出口が見えません。

2011年10月18日火曜日

「歩くだけ!」世界を照らす希望の明かり。


2012年ロンドン五輪の会場となる、
スタジアム近くに導入される歩行者に踏まれると、
発電するタイルが導入されます。

歩行者がタイルを踏む時に発生したエネルギーを、
電力に変える歩道用タイル「ペイブジェン」で、
なんとショッピングモールの、
外部の照明に必要な電力の半分はまかなえるそうです。

時代はスマートグリットから、
スマートシティも決して夢ではなくなる、
そんな嬉しいニュースです。

CNNをクリックしてくれればニュースが読めます。

このタイルはリサイクルされたゴム製で、
歩行者に踏まれて生じる運動エネルギーを集めて、
少量の電力を発生させ、
周辺の装置に供給する事ができるそうです。
しかも内蔵の電池に、
3日分のエネルギーを、
蓄えておくこともできるというから驚きです。

タイルは踏まれると5ミリのへこみが生じ、
1回踏まれるごとに発生する電力で、
街頭のLED照明を30秒間点灯できるそうです。

東京の様な大都市に、
このタイルを導入する事ができれば、
世界一歩くのが早いと言う国民的性格が、
ものすごい発電効果を生む事も、
期待できるかも知れません。

ナイキなどのスポーツメーカは、
自社の看板の下にタイルを埋め込み、
ジョキングする事で看板を点灯させるなどの、
面白い企画もたくさん生まれてきそうです。

2011年10月17日月曜日

拝啓!細野環境大臣



僕は今回の環境省の方針に非常に疑問を持っているので、
いくつか細野環境大臣に質問をしたいと思います。

2011年9月4日の会見で細野大臣は
「 福島の痛みを日本全体で分かち合うことが
国としての配慮ではないかと思っている。」と述べ、
福島県外に最終処分施設を設け、
福島県の瓦礫や汚泥を焼却処分する意志を、
表明されていると聞いています。

福島県を救いたいと言う想いは、
日本国民全員そう願っていると思いますが、
最近のストロンチウムの飛散の問題も含めて、
この考えを基本から考え直さないと、
日本中に汚染が広がり、福島県民の被ばくも、
より深刻な事態に進めてしまう結果を招きかねません。

何故かと言うと、一般的に流通している線量計では、
ガンマ線しか計れないという話を聞きました。

ウラン238とプルトニウム239はアルファ線しか出しません。
ストロンチウム90もベータ線しか出しません。

アルファ線、ベータ線の放射線は、
非常に短い距離しか飛ばないから線量計では計れなく、
現在、問題になっているのはガンマ線を出す、
ヨウ素やセシウムの線量にしか過ぎません。

しかもストロンチウムだけではなく、
ECRR(欧州放射線リスク委員会)の、
クリス・バズビー教授が来日時に行った調査結果では、
ウランやプルトニウムが、
福島原発の外に出ていることも証明しています。

これらのウラン238、プルトニウム239、ストロンチウム90
などが本当に怖いのは花粉と一緒で風の強い日などは、
それが地面から吹き上げられて、
呼吸に­よっても体内に入って内部被ばくを起こすことです。

福島県には山間部が多いと聞きます。
現在、発表されているストロンチウムも、
非常に限られた場所を測定しているの過ぎません。
これらの放射能物質が風に乗って、
福島の方々を内部被ばくさせないと言い切れるのでしょうか。

琉球大学の矢ヶ崎克馬教授は、
内部被ばくに比べて外部被ばくは、
600倍以上のリスクがあると仰っています。

矢ヶ崎克馬教授の内部被ばくの
情報は神保哲生さんの番組で詳しく説明しています。

内部被ばくについて知りたい方は、
神保哲生さんをクリックして頂ければ見ることができます。

このように福島でさえ放射能リスクを、
正確に把握することができない現状で、
福島で生活をする事を前提にして日本国中で、
放射能汚染のリスクを分かち合う事が、
本当に正しいのでしょうか。

僕にはどうしても理解することができません。

最近このような文章がネットで配信されています。
2011年9月4日の細野大臣の会見を受け、

「福島原発周辺の放射能に汚染された危険な瓦礫は、
 汚染地域に残すべきだと強く主張し、
 福島原発周辺の住民は、
 3.11の震災前の被曝許容線量の基準に従って、
 放射能汚染地域から避難させるべきです。」

という主張に対する署名活動が始まっています。

この著名活動はココから見ることができます。

先日の細野大臣が英断した、
年間1ミリシーベルト以上の除染は、
国が責任を持つと言う発言には、
とても勇気づけられましたが、
しかし福島住民全員が3.11前の生活に戻れるとは、
福島の人さえ思っていないと思います。

政府はこの署名活動が本当に言わんとする、
趣旨を良く理解して頂いて、
放射能汚染をできるだけ封じ込め、
福島の中で除染が難しい場所と、
除染が可能な場所の線引きを適切に行ない、
生活圏である1ミリシーベルト以上の、
除染作業を早急に行なって頂きたいのです。

年間1ミリシーベルト以上の除染地域では、
子供たちが毎日土ぼこりが舞うグランドで、
ボールを追いかけています。

そこに、ウラン、プルトニウム、
ストロンチウムが無いとは、
誰にも言い切れないと思います。

2011年10月15日(土)の現代ビジネス
神保哲生さんのラジオニュース
から引用しています。

2011年10月16日日曜日

ストロンチウムも、ただちに健康に影響は無い。



昨日から続々とストロンチウムの検出が、
報告されています。
朝日新聞にも同様の記事が掲載されていました。
現代ビジネスでも南相馬市内の20~30km圏内にある計17ヵ所。
そのうち、
以下の4ヵ所からストロンチウムの検出が報告されています。

(1)原町区片倉(川砂)・33ベクレル/kg
(2)原町区片倉(苔)・95ベクレル/kg
(3)原町区片倉(雨樋)・1113ベクレル/kg
(4)田中地区(川砂)・100ベクレル/kg

ただちに健康に影響は無いと政府は繰り返します。
少し前にブログにも書きましたが一般的に流通している線量計では、
ガンマ線しか計れないそうです。
ヨウ素やセシウムなどのガンマ線は計測できますが、
ベーター線しか出さないストロンチウムは、
普通の線量計では計測できないので、
極めてピンポイントな計測結果を公表しているに過ぎません。

現代ビジネスでも指摘していますが、
山に積もったストロンチウムはどうなるのでしょうか。
いまピンポイントで計測した数値が低いからと言って、
全体が安全だと言い切れるのでしょうか。

そして内部被ばくの問題は、
ストロンチウムの方がより問題なのだそうです。

ストロンチウムは、
花粉と一緒で風の強い日などは、
それが地面から吹き上げられて、
呼吸に­よっても体内に入って内部被ばくを起こします。

一説には内部被曝は、
外部被曝の600倍リスクがあると言われています。
琉球大学の矢ヶ崎克馬さんは600倍でも、
まだ足りない可能性もあると仰っています。

上の琉球大学の矢ヶ崎克馬さんをクリックすると、
内部被ばくの本当の怖さを矢ケ崎教授が説明している、
動画がご覧頂けます。

2011年10月15日土曜日

iPhone4S auかsoftbankそれが問題だ!



「新型iPhone」発売は
KDDIにとってiPhone参入は毒か薬か!
という週間ダイアモンドの記事です。

「週間ダイアモンド」クリックしてくれれば、
記事が読めます。

10/14にいよいよauからもiPhoneが発売されるわけですが、
実際今auで話を聞いて来たら、
ソフトバンクからの乗り換え組だと、
16Gで月々6,600円で加入できます。
予約待ちもせいぜい1週間らしいです。

通信速度はau有利20倍も速いとか、
いろいろな説が流れています。

僕が使っているエリアは、
ソフトバンクの通信状態が良くないので、
キッパリと解約するためにMNP予約番号なるものを、
ソフトバンクに貰いにいったら、
4Sの注文者殺到のため回線がダウンしていて、
解約の為のMNP予約番号が貰えませんでした。

ソフトバンクの人から丁重に157(無料)電話から、
MNP予約番号を貰って下さいと言われて、
電話をしていろいろ聞いて見たら、
前回0円キャンペーンで機種換えした時の、
iPhoneの残金が残っているので、
解約しても月々2200円を10回ソフトバンクに、
払い続けなくてはならない事実が判明。

が〜ん!

しかしよく聞いてみると、
僕の場合は自宅の電波状況が悪くて、
困っているだけたったので、
ソフトバンクの電波改良サービスと言う物があって、
そこに電話するとインターネット使っているのなら、
電話回線用のアンテナを無料で設置してくれる事が分かり、
結局ソフトバンクに残留する事に決定しました。

さすが孫さんキメが細かい。

そして週間ダイアモンドの報道でも、
現在は圧倒的にKDDIの方が通信網が強いのだけど、
今後、iPhoneが売れ出せば、
データ通信量が膨大なスマホに圧迫されて、
現状の優位も揺らぎかねないといいます。

一方ソフトバンクも2年間で1兆円の設備投資を、
計画していて基地局改善に取り組むそうです。

そしてauの方は音楽配信サービス「リスモ!」との、
兼ね合いもあり、
ここんところの整理は結構難儀かもしれないですね。

スティーブ・ジョブスの最後の作品となった、
iPhone4Sの熱い戦いはまだまだ続きそうです。

2011年10月14日金曜日

最新!若返りの秘訣!ミトコンドリア



最近、気が重たくなるニュースばかりですが、
先日、金慶珠さんの「ニュースの深層」で、
取り上げられていた、
日本医科大学の教授の太田成男さんの「若返り」の、
研究の成果を見てびっくりして、
YouTubeで探したら金慶珠さんのは見つからなかったので、
同じ内容のコチラの動画をアップしました。

内容を簡単に説明すると、
人間の細胞内にあるミトコンドリアを活性化すると、
体を若くする効果があると言う事です。

この番組ではふれてませんが「ニュースの深層」では、
ミトコンドリアは激しい運動をすると、
活性酸素を出してしまうので、
体全身を使い赤筋を鍛えることができる、
ヨガとか水泳とか、
極端に言えば正しい姿勢を長時間続けるだけでも、
とても効果があるそうです。
しかもこれはまだ研究途上らしいですが、
ミトコンドリアは認知症とも関係している様です。

最近流行のサイクリング等も良いかも知れません。
とにかく長い時間有酸素運動を続ける事が、
基本みたいですね。

太田成男さんが書かれた「体が若くなる技術」は、
日本だけじゃなく韓国や中国でも翻訳されていて、
大好評だそうです。

2011年10月13日木曜日

計測できないプルトニウム・ストロンチウム





これは2011.08.09 神保哲生さんが放送された物です。

ラジオ放送なので変な絵がついていますが、
内容は信用するに値すると僕は思っていますが、
信用したくないし認めたくない気持ちで一杯です。

驚くことに一般的に流通している線量計では、
ガンマ線しか計れないそうです。
だからマスメディアではヨウ素やセシウムなどの、
ガンマ線のみを計測しているだけで、
それしか測定してないからヨウ素、セシウムの
問題しか出てこないんです。

これは故意なのか。

実際には内部被ばくの問題は、
ウラン238、プルトニウム239、ストロンチウム90、
こちらの方が内部被ばくの原因としては、
より問題なのだそうです。

何故計測できないのかと言うと、

ウラン238とプルトニウム239アルファ線しか出さない。
ストロンチウム90はベータ線しか出さない。

アルファ線、ベータ線の放射線が、
非常に短い距離しか飛ばないから線量計では計れない。

しかし飛ぶ距離は短いが、
内部被爆をすると非常に深刻な事態を起こすそうです。

ECRR(欧州放射線リスク委員会)のクリス・バズビー教授が、
来日時に行った調査結果では、
ウランやプルトニウムが、
すでに外に出ていることを証明しています。
今はその量が少ない事を祈るだけです。

ウラン、プルトニウム、ストロンチウムなどは、
花粉と一緒で風の強い日などは、
それが地面から吹き上げられて、
呼吸に­よっても体内に入って内部被ばくを起こします。

これは推測ですが先日セシウムの汚染地域が、
メディアに載り話題になりましたが、
基本的に年間1ミリシーベルト以上の汚染地域には、
ウラン、プルトニウム、ストロンチウムにも、
汚染されていると考えるのが普通だと思います。

内部被曝の場合、体外に出す方法が無いそうです。

いま必要なのは、
様々な核種を明らかにする事ですが、
その機械は非常に高価で、
波長を見るのも専門知識が要るので、
民間レベルで防御するのは不可能だそうです。
これは自治体が本当はやらなければならない事だし、
マスメディアが報道しなければいけない事なのです。

一説には内部被曝は、
外部被曝の600倍リスクがあると言われています。
琉球大学の矢ヶ崎克馬さんは600倍でも、
まだ足りない可能性もあると仰っています。

そして絶望的なのは、
ホールボディカウンターについてはECRRのバズビー教授は、
全く意味が無いと言っています。
外から計れるものは、ガンマ線のみである。
ベータ線やアルファ線は外には出てこない。
本当に必要な知りたいことがこれでは解らないし、
ガンマ線を出す各種の存在が解ったところで、
ほとんど出来ることが無いという事です。

この話を聞くと絶望的な気持ちになります。

「きっこのブログ」で有名な、
きっこさんは3.11の後すぐに、お母さんを連れて、
疎開をしてしまいました。

僕は彼女の行動が不思議で仕方がありませんでした。

神保 哲生さんと言う名前は、
聞き慣れないかも知れませんが、
ビデオジャーナリストで、
最近はBSの「ニュースの眼」の司会などもされていて、
非常にロジカルにニュース解説をしてくれます。

このニュースの内容を、
僕は自分で整理できないでいます。
内容が衝撃的すぎて、
本当であれば僕たちは既に内部被ばくしている、
可能性が大きいと言う事になります。

2011年10月11日火曜日

子供を守る放射能汚染処方箋。






金子勝さんの番組に、
児玉龍彦教授が出演して食品の汚染問題や、
除染について詳しい解説を聞くことができました。

この話を聞くと除染についてかなり懐疑的だった僕も、
児玉龍彦教授の考えていることを、
本当に実行することができれば、
かなりの汚染を問題を解決するロードマップを、
描くことが可能の様な気がしてきました。

ただこれも税金のかかることですから、
何が有効なのかを本当に見極めながら、
進めてもらいたいと思います。

ただ高濃度汚染地域で生活している、
子供には除染とは切り離し、
すみやかに疎開させる、
スピーディな政治の判断が必要だと思います。

先日、細野大臣も会見で発言していましたが、
福島でも除染の効果を検証して、
その実効性を判断していかなければならないと言う、
趣旨の発言をしていましたが、
児玉龍彦教授もこの動画の中で、
除染の可能性と難しさを指摘しています。
福島の二本松モデルと言う一戸建ての除染で、
一軒500万円かかるそうです。
昨日の僕のブログの中で小出裕章氏も指摘していますが、
放棄せざる土地は琵琶湖の2倍位だと、
小出裕章氏考えている様です。

これからは福島の中でもそれ以外の場所でも、
除染できるのか放棄する方が妥当なのかの、
適切な選別が行なわれていくべきだと思います。

児玉龍彦教授は食品の全量検査の必要性も訴えていて、
その道筋も解説してくれていますが、
これが実現できれば食品の汚染問題も、
かなり前進すると感じました。

あわせて10/4に読売新聞に掲載された、
福島以外の年間1ミリシーベルト以上の汚染地域も
国が責任を持って保証すると言う、
細野大臣の発言はとても力強く感じ希望が持てます。

出口が見えない原発問題に、
福島原発のメルトスルーの問題以外は、
少し光がさして来た様な気がします。

2011年10月10日月曜日

小出裕章氏が語る福島原発事故の核心。







小出裕章氏が今回の福島原発の、
状況をあらためて整理してくれました。

これを見ると、
あらためて僕たちが置かれている状況が良く分かります。

何故!放射能は危険なのか、から始まり。
福島原発の爆発の規模についても、
分かり易く説明してくれています。

今回の福島原発は驚く事に広島に落とされた、
原発の470発分で、
戦争でさえこんなに大量の爆弾は落ちてこないと思います。

そしていま僕たちが生活しているこの場所は、
本来の日本の法律で考えれば東京も含めた関東全域が、
既に放射線管理区域になっている所が沢山あります。
放射線管理区域とは本来人が、
そこで飲み食いをしては行けない汚染地域です。

いま日本は非常事態なのだと言う認識を、
ハッキリ持つべきです。

政府は福島原発に近い場所も、
除染して住み続けられる幻想を与え続けています。
小出裕章氏に言わせれば放棄せざる土地は、
琵琶湖の2倍だと言います。
この小出裕章氏話と、
最近の細野豪志環境大臣発言のギャップには、
愕然とします。

小出裕章氏のこの動画を見てあらためて痛感しました。
僕たちはこの汚染された場所の中で、
超法規的な状態で、
生活を続けていく事をただ受け止めるのではなく、
年間1ミリシーベルト越す生活圏こそ、
国や東電が、ただちに除染作業をすべきだと訴え、
同時に除染の対策を自治体が中心になり、
各住民に教育・指導するような政策を進めるべきだと言う事も、
あわせて訴え続けなければならないと思います。

と、書いていたらこのニュースを発見!
細野大臣がやりました。
年間1ミリシーベルト以上で国が除染費用を負担!

記事の内容は細野大臣をクリックして下さい。

2011年10月9日日曜日

Stay hungry, Stay foolish.





Stay hungry, Stay foolish.
「ハングリーであり続けろ、バカであり続けろ」
これはApple社の創業者でありCEOの、
スティーブ・ジョブス氏が、
2005年のスタンフォー ド大学の、
卒業式で行ったスピーチで、
歴史に名を残す素晴らしい演説です。

例によってスティーブ・ジョブス氏を、
クリックしてくれれば彼の人生遍歴が分かる、
レポートが読めます。

冒頭の「Stay hungry, Stay foolish.」は、
そのスピーチの結論部分で、
何度も繰り返した、
印象的なメッセージです。

この演説を聞くとスティーブ・ジョブス氏の、
人生も決して幸福な楽園の中で、
小鳥のさえずりを聞きながら、
今日のご飯のメニューを考えている様な、
そんなヤワな人生でなかった事が良く分かります。

スティーブ・ジョブス氏の様な偉大な成功者でも、
いくつもの苦難を乗り越え、
挫折の中から何かを学びとり、
あらかじめ用意されていたレゴを加える様に、
次から次へ新しいアイデアに組み上げていく。
その彼のスタンスが誰も成し遂げられなかった、
偉業を残す事の源泉になったことが、
このスピーチを聴きながらとても良く分かります。

スティーブ・ジョブスが語る「死は最大の発明である」
と言う部分がとても印象的です。
人間は「死」というものを概念ではなく、
自分の物として考えた時に始めて、
人生の中で本当に必要な物だけを、
選ぶことができるのかも知れません。

人生は短い。
だから僕たちは生きている間、
自分の直感に従う勇気を持って、
最後の瞬間まで、
思う存分生き続けたいと思います。(合掌)

「Stay hungry, Stay foolish.」

2011年10月5日水曜日

原発事故は国民の責任。


厳しいリストラなんて大嘘ー銀行や株主の責任は問わず、
賠償負担は国民にツケ回す
「東電調査委員会」最終報告のお手盛り

という長谷川幸洋「ニュースの深層」の記事です。
上のグレー表示の部分をクリックすれば記事が読めます。

この記事を読みながら、
支払いは全て国民と言う民主党政治の、
政治主導の嘘を示す象徴的な記事だと思います。

長谷川論説委員こう続けています。

賠償額は総計4兆5402億円と推計したが、
これは全額、
賠償支援機構が東電に資金を交付して賄う仕組みになっている。
東電は賠償額がいくらになろうと、
ぜんぶ機構が負担してくれるので腹は全然、痛まない。

この責任はどこにあるのかを、
長谷川論説委員は民主党と、
こういう調査委を「第三者委員会」などと呼んで、
あたかも政府や東電から独立した存在であるかのように
書いてきたメディアの責任もある。
この委員会は、まごうかたなき「政府の御用委員会」である。
と、結論付けています。

僕はこの記事を読みながら、
結局、いまの「決断できない日本」と言うのが根っこに、
あるんだろうなと感じてしまいます。
悲しいけど「一億総サラリーマン」見たいに、
誰も責任をとろうとしない。
そんな風に見えて仕方がありません。
僕も「サラリーマン時代」そうっだったと思います。

民主党が何故!東電を守ろうとしているのか。

それは自分達で責任を取る事が怖いからだと思います。
究極の「安全運転内閣」…。
東電が無くなれば、
原発事故の後始末も、電力供給の責任も、
責任を負わせる所が無くなってしまうから、
発・送電分離、などの根本的な方策が、
出てこないのではないかと考えてしまいます。

そもそも東電は自分で原発を作ったわけではなく、
田中角栄が日本列島改造論の中で、
夢のエネルギーとして位置づけ、
強力な政治主導から生まれた産物であり、
東電はその管理を任された、
「灯台守」にしか過ぎないわけです。

だから東電には東電を変えられる分けが無く、
責任、責任、と言っても、
東電に当事者意識を持てと言っても、
普通に「これは法律で決まっているんです」と、
言われそうです。

政治主導で始まった物は、
政治主導で解決するしかないと思います。

まさに「政治主導」が必要な局面に来ているのに、
国民の信託を得て「政治主導」というマニフエスト武器に、
政権に着いた民主党がどんどん「ヌエ」のような、
正体不明のモノに変化していっている姿が、
本当に恐ろしく感じます。

そうなると結局その時代、
その時代で政権を選んで来た、
自分達の責任と言う所にボールが戻って来てしまう自己矛盾。

原発事故も国民の責任。
財政赤字も国民の責任。

そんな言葉がヤマビコの様に聞こえます。

これは矛盾なのか、矛盾でさえないのか、
本当に答えが見えません。

2011年10月4日火曜日

限界聚落を60万円で蘇らせた役人


今回の「夢の扉+(プラス)」に登場したのは、
石川県羽咋市役所の職員 高野誠鮮 さん55歳、
この人が限界聚落をたった60万円で蘇らせた奇跡の人です。

夢の扉をクリックしてくれれば、
予告編が見られます。

その秘策とは神子原米(みこはらまい)というお米を、
ブランド化するためにイタリア・バチカン市国の「ローマ教皇」に、
現地のお米を食べてもらうと言うアイデアを断行しました。

高野さんは公務員でありながら、
既存のルールを打ち破るアイデアを次々と提案し、
農家ともぶつかりあいながら熱く行動する地元の宣伝マンです。
彼の持論は「人の役に立つから役人なのだ」。

石川県羽咋市を見事に蘇らました。

高野さんは役所では稟議書を回さずに企画の実現度を高め、
次々とアイデアを具現化しています。
最初は町おこしで宇宙をテーマにした本格的博物館
「コスモアイル羽咋」をオープンさせ、
人口2万5000人の町に年間10万人を集客しました。

そして石川米と呼ばれていた地元の米の名称を、
宇宙繋がりで神子原米(みこはらまい)に改め、
ブランド化するために、
「神の子」の米としてローマ教皇に献上したいと言うメールを出し、
その一通のメールがバチカン市国の職員の眼にとまり、
実際にローマ教皇に食べてもらうと言う奇跡を起こしました。

これによってローマ教皇にお墨付きを貰った、
神子原米はブランド化に成功し、
価格はこれまでの約3倍、
年収が2倍以上になった農家も出てきたそうです。

さらに高野さんは、
神子原米を通して農業に興味を持った若い人達の、
入植者を積極的に受け入れるため、
住人たちによる“厳しい”面接を行なわせ、
入植してから定着率を上げました。

更に、また新しい農法を取り入れた米作りで、
「腐らない米」にチャレンジしています。

たった一人の役人の力でも世界はがらりと変えることができる。

何故かとても勇気がもらえるすばらしい内容でした。

2011年10月2日日曜日

隠されている東京の放射能汚染!





これは上杉隆のニュースの深層で報道された、
なかなか報道されない首都圏の汚染状態ですが、
かなりひどい結果が出ています。
あくまでもホットスポットの値ですが、
東京巣鴨で1平方メートルあたり、
401万ベクレルの放射線が観測されています。
これは年間124ミリシーベルトに匹敵して、
チェルノブイリの基準では強制退去地区のレベルで、
日本の暫定基準値の年間20ミリシーベルトを遥かに上回ります。
この観測結果を発表したのは、
埼玉市の中学校教諭の川根眞也さんが独自に、
観測し公表されてものです。
川根先生の調査では江戸川区でも24万ベクレル、
松戸でも45万ベクレル、埼玉県三郷では、
学校の校門前で90万ベクレルという、
先日朝日新聞で報道された、
茨城、栃木、群馬、柏、松戸、我孫子、流山市の、
最低でもセシウム137が、
3万~6万ベクレル蓄積されていると書かれた報道を、
遥かに上回る物です。
計測された基準が違うので両者の数字を、
ダイレクトに比べる事はできませんが、
もっと正確な計測を国や都がする必要があるのは、
あきらかです。

現在、国の基準では、
首都圏や東京近郊は年間5ミリシーベルト以下の、
地域として認識されているために、
除染の計画は全くありません。

理由は2年後の空間放射線量が国試算では、
自然に40%減るというウェザリング効果という、
理論に基づいているそうなんですが、
これについてもかなりの疑問があります。
東京新聞ではかなり懐疑的だと書いています。
上の東京新聞をクリックすれば。
記事を見ることができます。

そして何度でも書きますが、
食品の基準にしてもベルラーシ・ウクライナ・ロシアは、
40~60ベクレルキログラムが基準ですが、
日本ではセシウムが500ベクレルキログラム、
ヨウ素が2000ベクレルキログラムと、
もの凄い差があります。

今回出演の内科医の土井里沙先生や
川根眞也先生も子供の健康被害を心配されています。

2011年10月1日土曜日

甘すぎる被ばく・除染・保証の基準。





このヒユマンライツ・ナウの伊東和子さんが、
日本政府に出した意見書を見ると、
旧ソ連との比較で日本の基準が、
いかに甘いかという事実に愕然とします。

伊東さんの話を要約すると。
旧ソ連(ベラルーシ ウクライナ ロシア)では、
年間5ミリシーベルトで移住地域、
年間1ミリシーベルトでも避難を受ける権利があるという、
基準になっていると言います。

群馬大学教育学部 早川由紀教授は、
09/26の時点で東京近郊でも
0.25マイクロ毎時で単純計算で年間2.2ミリシーベルトの、
被ばくなので特に妊婦や子供が生活するのには、
危険だと言う警鐘を鳴らしているのは、
この旧ソ連の基準を見ても、
決してオーバーな数字ではない事が分かります。

日本の放射線の法律では、
妊婦は年間2ミリシーベルト以上の場所で、
生活しては行けないと言う事になっているので、
非常時とはいえ、
この基準は既に守られていない事になります。

昨日新聞に掲載された、
茨城、栃木、群馬、柏、松戸、我孫子、流山市でも、
最低でもセシウム137が、
3万~6万ベクレル蓄積されていると書かれています。
この数値は僕が計算した物で、
目安にしかなりませんが、
年間で1.4~1.8ミリシーベルト被ばくする事になります。
セシウム137は半減期が30年と言われているので、
子供を産んだり、育てる家族の方は、
もっと情報を集める必要があるかも知れません。

食品の基準にしてもベルラーシ・ウクライナ・ロシアは、
40~60ベクレルキログラムが基準ですが、
日本ではセシウムが500ベクレルキログラム、
ヨウ素が2000ベクレルキログラムと、
もの凄い差があります。

そして除染についての、
日本の基準も発表されたそうですが、
年間20ミリシーベルトの地域に関しては、
国か除染をする。
年間5ミリシーベルトの地域に関しては、
国が支援はするけれども主体になるのは、
各地方自治体になるそうです。

そしてひどいのは年間5ミリシーベルト以下の
地域に対しては何もしないと言う結論です。

これでは東京近郊で子育てする事が、
非常にリスクを感じてしまう事になります。

政府はもっと国民と向き合って、
説明をするべきだと思います。