これも珍しいキャンベルタウンのスコッチです。
でも本当にバランスが良く、
本当に手をかけたスコッチと言うイメージです。
フェノール値8ppmの麦芽を使い、
2.5回蒸留します。
2.5回というのはローワインの一部を3回、
蒸留する事になるそうです。
ローワインと言うのはポットスチル製法による、
第1回蒸溜でウォッシュ・スチルから、
得られた溜液の事を言うそうですが、
この辺はちょっと勉強不足で分かりません。
でも、スプリングバンクは、
やはり3回蒸留のオーヘントッシャンにも似た、
傾向を感じます。
その風味はフルーティで軽やかで、
潮の香とわずかな塩味を楽しみながら、
ピーティな香に心が躍るスコッチです。
キャンベルタウンもローランドと同じ様に、
最盛期には34もの蒸留所が存在し、
「世界のウイスキーの首都」と呼ばれる存在だったんです。
キャンベルタウンは大西洋に向かう、
船舶の寄港地として栄えました。
海上輸送を前提とした場合、北米からの航路の拠点である、
キャンベルタウンはウイスキーの生産地として好都合で、
「ローランド・ハイランド・アイラ島」に並ぶ、
四大ウイスキー名産地の一つとして栄えましたが、
ローランドと同じ様に効率をもとめる、
時代の波に押し流され現在は2件の蒸留所が残るのみです。
でも正直に本質を失わず作り続けて来た物は、
本当にみんな光っています。
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