2010年6月5日土曜日

1Q84を読んで!

この小説はもう読まないかもしれないな。
僕は村上春樹の小説はほとんど、
3~4回以上読み返します。
でも1Q84は確かに面白かったたんだけど、
読み返すような気がしません。
「何故だろう?」

僕が村上春樹の小説が好きなのは、
自分の心の中を旅してるような気持ちに
なるからだろうと思う。
自分の中で自問自答してきた、
心の中をのぞいているような気がするんだと思う。

1Q84についてもやはり、
青豆や天悟の心の中をのぞいているのだけど、
青豆はあまりにもタフだし、
天悟にいたっては才能に恵まれすぎて、
この二人の心の中をのぞいても、
きっと他人事なんだろうな。

コピーライターくずれの13歳の女の子の養父や、
妻に捨てられ無職の中年男には自分を重ねやすい。
15歳の家出少年にも、
猫と話せる頭のネジが緩んだ老人でも、
中日ドラゴンズの帽子をかぶった、
トラックの運転手でさえ自分を重ねられる。
けれど類まれな格闘技系のインストラクターや、
理数系出身で柔道にも音楽にも、
おまけに小説までかけちゃう、
スーパーマルチクリエーターじゃ、
自分を重ねる事はできない。
天悟は実は今までの登場人物で一番、
村上春樹の実像に近いとか…、
この推論は結構腑に落ちるな。
レイモン・ドチャンドラーの翻訳をしてる、
村上春樹と天悟は確かにダブル。

1Q84を読みながらなんで村上春樹がこの小説を、
書こうとしたのか考えた。
オウムやカルト宗教の事を書きたかった。
NHKが個人的に嫌いだった。
空気さなぎとリトルピープルは、
何の比喩だったんだろう。
きっと神様だな。
7人の小人のようでもあるけど。
村上春樹の神様の化身は、いつも小人と決まってる。
カーネルサンダースも小人だったしな。
結局どれもわからないんだけど。
いつものことだな。やれやれ!

ところでbook4は出るんだろうか。
村上春樹はbook3も本当に書きたかったのかな。
だいたいスパゲッティを茹でずに、
ビールを飲まない村上春樹はそれだけで、
ちょっと寂しい。
笑点の木久扇が「いや~ん!ばか~ん!」
をやってくれないのと同じだな。
でもbook4もきっと出たら買う。
ロッキー4だって封切りを見に行った僕としては。

1 件のコメント:

  1. シニア・ナビ事務局と申します。

    ブログを拝見させていただきました。

    よろしければブログをシニア・ナビに登録しませんか?
    ブログ登録をして頂くとシニア・ナビ内で記事が紹介され
    ブログ読者さんやアクセスを増やす事ができます♪

    http://www.senior-navi.com/
    *シニア・ナビは1999年に日本で最初に開設されたアクティブシニア応援サイトです。
    *コメントはブログ内容を確認して行っておりますが誤ってシニア・ナビに
    合わないブログへコメントしてしまう場合が御座います。ご容赦ください。

    返信削除