2011年7月12日火曜日

みんな理屈でなく昭和の風に泣いてくれ!



僕はこのCMが大好きです。
それは僕が生まれた昭和の日本や、
台湾に駐在した頃の台湾の人達の希望に満ちた表情や、
熱い眼差しを思い出させ、
僕の中で静かに眠っていた何かを、
強く揺さぶるからだと思います。

これより先ネタバレあり。
主人公のトーイ母さんは、
癌を患い余命2年を宣告されます。
でもトーイ母さんは言います。
「私は運が良い2年もあればいろんなことができる。
お金がなくたって、地位が無くたって、
人は誰かの為に役に立つことができる。」
良くある話と言えば、
良くある話なんですが、
キャステイングがとても素晴らしいのと、
映像の圧倒的なリアリティに驚きます。

僕も台湾の時に、侯 孝賢という「非情城市」を
撮った監督といっしょに仕事をする機会がありました。
侯 孝賢も、もの凄いフィルムを長が回しをしながら、
同じ様にリアリティのある映像を撮ります。
このCMは熱かった台湾の駐在の日々を思い出させてくれます。

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