陰暦と言えば台湾駐在のときを思い出すのですが、
台湾の正月は旧暦で、
毎年、その日にちが微妙に変わります。
僕たちは駐在組なので正確な正月の日付を、
予定を立てるためにも早く知りたいのですが、
なかなか正月の日付が決まらない事に、
驚くやら、飽きれたのを、覚えています。
陰暦と言うと、
現在も使われているイスラム暦と思ってしまいますが、
イスラムのヒジュラ暦と日本の天保暦のような太陰太陽暦は、
また違う物の様です。
なかなか奥が深いです。
日本の天保暦と言うの太陽の軌道も考慮に入れるそうです。
多くの太陰太陽暦は、春分、夏至、秋分、冬至を基本とし、
残りの月を間にうまく案配するそうです。
この辺が日本人らしいですね。
それぞれの間に3か月はいる場合もあるので、
この場合は閏月というものが発生するそうです。
太陰暦の一番の特徴は、
大潮(1日と16日)小潮(8日と23日)が明確になるため、
特に漁業では非常に有効です。
また、海面の高さに影響を及ぼすくらいの引力ですから、
体調や気候への影響も大きいと言われています。
「潮の満ち干」が月の引力であることは、
良く知られている事実ですが、
人の生死はこの満ち干に関係してると言われています。
人は満ち潮の時に生まれ、
引き潮の時に死ぬことが多いと言われています。
また満月には出産が多いとも言われています。
人間の体の80%は水です。
海の水面があれだけ影響を受ける月の引力が、
人間の生死を左右しても何の不思議もない様な気もします。
暦というのは、住んでいる土地柄を表しているといいます。
僕たちは自分達と月の関係をもっと意識した方が、
良いのかも知れませんね。
今年の十五夜は奇麗な満月が見れるのかな。
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